サイドメンバーのダメージ

中古車のことならガリバー【公式】
お気に入り
お気に入り0件
現在、お気に入りに登録されているおクルマはございません。

お気に入りに登録すると、あなただけのお気に入りのクルマリストでいつでも簡単に比較ができるようになります。※「お気に入り」の登録を可能にするためにCookie機能を有効にしてください。

検索履歴
検索履歴

直近で閲覧されたクルマ

閲覧履歴がありません

クルマを探す

検索履歴

検索履歴がありません

クルマを探す
0120-22-1616

中古車探し・無料査定のご相談

重要部位のダメージ検査方法・サイドメンバー

更新日:
サイドメンバーはコアサポートより前に出ているものと、出ていないものがあります。構造上、ダメージを受けやすいものもありますので、取り付け方法や形状を確かめたうえで検査するようにします。

1.押され、曲がりの検査

< チェック項目 >

  1. メンバー先
  2. 牽引フック付け根
  3. 形状の急変部

< チェック項目 >

  1. メンバー先
  2. 牽引フック付け根
  3. 形状の急変部

1.メンバー先


コアサポートより前に出ている形状のものは、ダメージを受けやすいと言えます。車種によっては、メンバー先にバンパーを取り付けるためのステーが取り付けられています。バンパーが衝撃が受けた際に、ステーが押されてメンバー先も曲がることもありますのでボルトの取り付け部は注意します。曲がり等がある場合には、錆が出ていることが多いので「錆」に注意します。確認は真上からと、真下からの確認が必要です。バンパーの隙間等を利用し、見落としのないようにします。

2.牽引フック付け根

牽引フック付け根


メンバー下側に牽引フックが溶接されている車輌では下からの突き上げにより、衝撃がメンバーにまで及んでいることがあります。この場合の確認は、車体下に潜らなければ見ることはできませんが、必ず確認しなければならないポイントです。牽引フックの「曲がり」「削れ」に注意します。

3.形状の急変部


自動車の各部位には衝撃を受けた場合に、衝撃を吸収するための部位を設けられています。これは穴を開けたり、形状に変化を待たせ衝撃を吸収する構造となっており、検査の際は、この衝撃吸収部位を重点的に確認する必要があります。サイドメンバーの場合には、まず先端部に衝撃を集中させ、次にストラットタワー付け根付近で衝撃を集中させます。ここまでで吸収できなかった衝撃は、さらに奥へと入り、フロントピラー、フロア、ステップの3方向へ力を分散させ、客室へ衝撃が伝わらないように設定されています。

形状の急変部

このようなことから、検査の際に見るポイントは❶先端部、❷ストラットタワー下、❸トゥボード付け根になります。これらのポイントに衝撃が出ている場合には、「錆」「シーラントの割れ」「塗装割れ」等が見受けられることが多いので注意します。

2.補修歴の検査

< チェック項目 >

  1. 塗装肌
  2. シーラント
  3. 熱処理後
  4. 修正機跡

< チェック項目 >

  1. 塗装肌
  2. シーラント
  3. 熱処理後
  4. 修正機跡

1.塗装肌


エンジンルーム内の塗装は新車状態であっても雑なことが多く、サイドメンバーにも同様なことが言えます。また、サイドメンバーを修正している場合には、コアサポートやインナーパネルも修正していることが多く、その周囲を広範囲にわたってチェックする必要があります。左右インナーパネルの汚れ具合や塗装肌の違いから修正跡の発見をすることになります。

2.シーラント

シーラント


シーラントはインナーパネル等との接合部に塗られています。衝撃によってシーラントが割れた際に、部分的に塗り直すことがありますので、「硬さ」や「形状」に注意します。 図のマーキング部分のシーラントを左右比べることにより、修正されているかの判断をします。この部分は必ず見なければならないポイントですので、トゥボードからメンバー先端までを確認します。

3.熱処理後


大きく変形した場合に、熱を加えながら修理することがあります。加熱後は塗装することが殆どですが、希に未塗装のままの場合があります。また、塗装されていても先端部内側に「加熱による変色」や「錆」が残っていることがあります。


4.修正機跡


サイドメンバーに修正機を噛ませるのは、先端部が殆どです。外側の修正機跡は板金によって消してしまうことありますので、内側の確認も怠らないようにします。コアサポートには何もダメージは無く、メンバー先だけに修正機跡があることがありますので注意します。

ワンポイントアドバイス

前述のように自動車は、衝撃吸収部位を設け、大きな衝撃を受けた際に前部や後部を大破させ、客室の変形を少なくする設計となっています。この衝撃吸収部位は、自動車のいたる所に見られます。例えば正面衝突の時にボンネットが客室に飛び込まないように、くの字に曲げるのも、ボンネット自体がくの字に曲がるように衝撃を吸収させる部位を設けているからです。これらのことを理解し、衝撃の出るポイントを知った上で検査を臨むことは、ポイントを押さえることができ、検査時間の短縮や修復歴車の見落としを減らす意味でも大変役に立ちます。サイドメンバーの確認は、機能部品の密集した近年の自動車では確認することは困難ですが、骨格部の中心とも言える大変重要な部分ですので、可能な限り慎重な確認を行なう必要があります。

前述のように自動車は、衝撃吸収部位を設け、大きな衝撃を受けた際に前部や後部を大破させ、客室の変形を少なくする設計となっています。この衝撃吸収部位は、自動車のいたる所に見られます。例えば正面衝突の時にボンネットが客室に飛び込まないように、くの字に曲げるのも、ボンネット自体がくの字に曲がるように衝撃を吸収させる部位を設けているからです。これらのことを理解し、衝撃の出るポイントを知った上で検査を臨むことは、ポイントを押さえることができ、検査時間の短縮や修復歴車の見落としを減らす意味でも大変役に立ちます。サイドメンバーの確認は、機能部品の密集した近年の自動車では確認することは困難ですが、骨格部の中心とも言える大変重要な部分ですので、可能な限り慎重な確認を行なう必要があります。

TOP