- 今の新車はなぜ高い?
- 高望みしすぎ?車の購入額の目安
- お金がなくてもクルマを買う方法
- ローンを組みやすくする方法は?
- クルマを買わずに乗る方法も
- 中古車購入に抵抗がある方へ
- クルマ購入に関するおすすめ記事
今の新車はなぜ高い?
10年前に比べると、現在の新車価格は10~30%程度高いといわれます。これだけ新車価格が上がっているのは、物価の上昇以外に以下のような理由があるからです。
- 先進技術が搭載されるようになった
- 大量生産でのコスト削減がしにくくなった
最近のクルマは自動ブレーキなどの先進技術が多く投入され、必要部品が多くなっています。また人口減少や公共交通機関の発達でクルマ離れも進行し、昔ほどクルマを大量生産ができなくなったことも要因の一つです。
高望みしすぎ?車の購入額の目安
クルマを買えない理由は新車価格の高騰以外にも、「高すぎるクルマを選んでいる」「ローンの審査条件を満たしていない」といったことも考えられます。無理な条件でクルマを購入しようとしていないか、確認しましょう。
車両価格の目安は「年収の半分程度」
無理のないクルマの購入額は「年収の半分程度」が目安といわれています。例えば年収200万円の人なら100万円前後が目安です。欲しいと思っているクルマの価格がこの目安から外れている場合は、クルマ選びから見直すことをお勧めします。
ローンの借入額などにも上限がある
ローンの借入額や返済額にも目安があり、例えばローンの借入額は「住宅ローンなど他の借り入れも含めて年収の25~35%程度まで」といわれています。特に年収400万円未満の場合、借入額は年収の25%程度に抑えると審査を通過しやすくなります。
購入後も月数万円の維持費がかかるので注意
クルマを購入すると税金、燃料代、駐車場代、保険料などの維持費もかかります。一般に、維持費は月々2~3万円程度のことが多く、車両価格に比例するともいわれます。購入後も維持費で生活が苦しくならないか、特にローンを組む場合は返済とともにやりくりができるかを考えましょう。
お金がなくてもクルマを買う方法
お金がなくてもクルマを買いたい場合、クルマの購入予算を下げることが大前提です。購入価格を下げる方法はいくつもありますので、自分の中の「譲れない条件」が満たせるものを取り入れてみましょう。
方法①グレードやオプションを見直す
購入まであと一歩金額が足りない場合、同じ車種でもグレードを下げたり、オプションを取り除いたりすれば数万円~十数万円購入額を下げることができます。「ヒートシーターが欲しくて上のグレードを買おうと思ったけど、短時間しか乗らないからグレードを下げる」「ETCやドラレコを純正でなく社外品にする」といった工夫ができないかを考えましょう。
方法②登録済み未使用車を買う
登録済み未使用車とは、既に車両登録を済ませてナンバーが付いているものの、実際には使われていないクルマです。
一度ディーラー名義などで車両登録されているため「中古車」として扱われ、新車より10~20%程度安い価格で購入できるのが一般的です。
方法③軽自動車など低価格のクルマを買う
「予算を大幅に下げなければいけない」「でも、絶対に新車が良い!」という場合は、車種の見直しをしましょう。
例えば200万円台のクルマを買うのが難しい状況であれば、軽自動車から選ぶのがおすすめです。軽自動車であれば新車価格で100万円未満のクルマもあり、維持費も普通自動車より安いので購入後の負担も少なく済みます。
【関連記事】安い軽自動車ランキングTOP15|中古で手に入れたいコスパ優良車も
方法④中古車を買う
「絶対にこの車種が良い!」「格が低い車は乗りたくない」という場合、そして「予算が数十万円しかない」という場合は中古車をお勧めします。中古車であれば年式や走行距離を調整することで予算に見合ったクルマを選ぶことができます。
中古車販売店でもローンが組めることは多いので、お金の工面が難しい場合はローン購入も視野に入れましょう。
ローンを組みやすくする方法は?
クルマをローンで購入したい場合、以下のような工夫をすることで審査を通過しやすくなる可能性があります。
方法①借入額を減らす
借入上限額の目安(年収の25~35%)を超えないよう、少しでも事前に払えるお金があるなら頭金を増やして借入額を減らすことが望ましいです。またスマートフォンの分割払いなど他にも未払いのものがあれば、できるだけ払い終わっておきましょう。
方法②返済回数を増やす
返済回数を増やすほど支払う利息額は増えますが、毎月の返済額を少なくすることでローン会社から「これくらいなら返せるだろう」と判断してもらえる可能性があります。一般に、クルマのローンは月1~2万円程度で返済している人が多いので、月々の返済額が多いようであれば返済回数の調整を検討しましょう。
方法③保証人を付ける
クルマのローンは保証人を必要としないケースがほとんどです。しかし新社会人などでまだ充分な収入がない場合、保証人を付けることで審査を通過しやすくなることがあります。保証人も審査の対象となるため、充分な収入があり、借金などをしていない人物に保証人を依頼しましょう。
クルマを買わずに乗る方法も
「今の勤務先の間だけクルマが必要」「クルマは時々使えればよい」といった場合、カーシェアリングやサブスクサービスの利用も選択肢の一つです。
中古車購入に抵抗がある方へ
「安くクルマを買いたいけど中古車は心配」と思っている方もいるでしょう。昔に比べて古いというイメージは少なくなってきたものの、初めての購入は失敗したくないので不安になりますよね。以下の「インタビュー」のページでこれまで中古車購入をしてきた方の体験談を掲載しています。クルマ購入の判断軸の参考になるので是非参考にしてください。
クルマ購入に関するおすすめ記事
noricoでは、予算や目的に合わせたクルマ紹介の記事を多く扱っています。予算100万円台のクルマも多く紹介しているので、併せてお読みください。
- Supervised by norico編集長 村田創
-
中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!