1日の車移動は250-500kmが限度
1日に車で移動できる走行距離は一般道で250km、高速道路で500kmほどが限度だといわれています(一般社団法人日本自動車連盟による推奨距離目安)。ただし500kmという数字は、時速70kmで走って約7時間の距離です。
そのため「観光しながら」「1日中の運転はちょっと」となると、半分の125-250kmくらいを目安にすると良いでしょう。東京から250kmの距離というと、以下のような都市が挙げられます。
- 名古屋
- 富山
- 新潟
- 福島
日帰りなら更に半分の距離で
日帰りをしたいのなら、往復することを考える必要があります。一般道なら60-70kmくらい、高速なら125kmくらいまでの距離だと、行き帰りの運転も負担になりにくいでしょう。
東京から日帰り圏内にある、代表的な観光地と距離は以下の通りです。
- 東京から川越…約50km
- 東京から箱根…約75km、
- 東京からひたちなか市(ひたち海浜公園など)…約125km
年末年始に考慮すべきポイント
連休シーズンは道路も混雑しやすいですが、中でも年末年始は、レジャーと帰省の人が重なる時期。
年末年始休みは、12月30日から1月3日までという人が多いようで、この期間は道路も渋滞することが予想されます。
年明けが最も混雑
中でも渋滞が起こりやすいのが、年明けの1月2日~3日。レジャーで出掛ける人とUターンラッシュが重なり、毎年多くの場所で渋滞が起こっています。
新型コロナの影響で予想しにくい側面も
新型コロナの影響で、渋滞予想が当てにならないことも考慮しておくと良いでしょう。
感染予防の観点から車移動を選ぶ人が増えたり、我慢していた旅行に出掛ける人が増えたりと行動パターンが変わりつつあります。「どのくらい混雑するのか」「いつが渋滞のピークなのか」が分かりにくく、「思いがけないところで渋滞にはまってしまった」となる可能性も否定できません。
車中泊という選択肢
最近では「他の人との接触を最低限にできる」「今までと違うところに行ける」「移動そのものがレジャーになる」といった理由で車中泊を検討する人も増えています。車中泊には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
【メリット】
- 柔軟に予定を変更することができる
- 宿泊施設がないところでも泊まることができる
- ホテルや旅館に泊まるより安く済む
【デメリット】
- ホテルのような快適さはない
- 大人数で寝るにはやや狭い
- 泊まる場所によっては安全性に不安がある
設備が整った車中泊用スペースも
「お風呂には入りたい」「誰もいないところで停まるのはちょっと不安」という人のために、最近では車中泊する人のための設備も増えてきています。施設によって差はあるものの、以下のような特徴を備えているので、安心して車中泊をすることができます。
- 500~2000円程度の利用料がかかるが管理されたスペース
- トイレや電源などが用意されている
- 近くに入浴施設もあることも多い
- 発電機などが借りられることも
車中泊用のスポットは近年のキャンピングカーブームもあって専用サイトで検索して探すこともできます。
年末年始なら寒さ対策は万全に
年末年始に車中泊をするのであれば、寒さ対策は欠かさないようにしましょう。以下のようなものを用意しておくと安心です。
- 外気を遮り、また目隠しにもなるカーテン
- 寝袋や毛布などの寝具
- カイロ、湯たんぽなどの保温グッズ
軽自動車でも車中泊は可能
「キャンピングカーでないと車中泊は難しい」というイメージを持たれがちですが、軽自動車、コンパクトミニバンなどでも車中泊をすることはできます。
例えば軽自動車なら、ホンダ「N-BOX」やダイハツ「ウェイク」など背が高い車だと車中泊しやすいでしょう。
「フリード」や「シエンタ」といったコンパクトミニバンは、それぞれ「フリード+」「シエンタ FUNBASE」といった車中泊を意識したグレードも用意されており、荷物スペースもしっかり確保しています。
以下の記事では具体的な画像や車種を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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- Supervised by norico編集長 村田創
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中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!