子育てにクルマは必要?不要?ママたちのクルマ事情【前編】

 

子育てにクルマは必要?不要?ママたちのクルマ事情【前編】

ちょっとした車の話、特にお子さんのいる家庭はどうなのか、聞いてみたい、知りたいなと思うことってありませんか?たとえば…

「他の家はどんな車をどんな理由で選んだの?」
「車にどれくらいのお金をかけてるの?節約法はあるの?」

「車に乗せるとすぐ飽きてしまう子ども、静かにさせる方法は?」
「カーシェアリングやレンタカー利用しているファミリーの話を聞きたい!」

今回はお子さんのいる家庭を代表して、4人のママたちに集まってもらい、車についてさまざまな質問に答えていただきました。

意外と知らない「お隣さん家のクルマ事情」ぜひ最後までご覧ください。

 

座談会参加者

小橋さん:夫、3歳の子どもと3人家族。車は持っているがあまり運転しない。

松浦さん:夫、1歳、4歳の子どもと4人家族。車は日常的に利用。

岡本さん:夫、6歳、小4の4人家族。車の利用は週末がメイン。

松尾さん:夫、4歳、6歳、小3の5人家族。カーシェアリングを利用。

どんな理由で今の車を選んだの?車を持たない理由はなに?

どんな理由で今の車を選んだの?車を持たない理由はなに?

——最初に、いつ、どんな車を、どんな理由で購入したか、教えていただけますか?

 

小橋「うちは日産のティーダです。夫が独身の頃に、交通の便が悪い場所に住んでいたので購入したようです。小さめですが、子どももひとりですし、旅行やたまの週末くらいしか車を利用しないのでそのまま乗っている感じですね。」

 

岡本「スバルのXV、いわゆるSUVですね。冬にスキーをしに行くので、ある程度荷物がのる車ということ、夫がそれなりに車に対するこだわりがあって、ワンボックスは嫌だとか、ファミリーカーっぽいのは嫌だとかアレコレと(笑)結局、夫の好みと、わたしでも運転しやすいサイズということで選びました。」

 

松浦「日産のセレナです。買い替えるときに、ちょうど二人目を妊娠していたので、チャイルドシートとジュニアシート2つが必要になる、後部座席にふたつ並べたら、もう誰も乗せられないし、ということもあって3列シートを選びました。子どもがふたりとも幼いので、スライドドアがいいなというのもありましたね」

 

——松尾さんは車を持たずにカーシェアリングを利用していらっしゃるんですよね。

 

松尾「そもそも、わたし自身が免許をもっていなくて運転ができません。平日は夫がいないわけですから、たとえ車があったとしても使えない。以前、家族で遠出する際に車が必要になり、たまたまマンションの目の前にあったカーシェアリングを利用してみたところ「これで十分だね」となり、今のところ車を購入する予定はありません。」

 

日産 ティーダの口コミ・評価を見る

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「子どものいる家庭」が車を持つメリット・デメリット

「子どものいる家庭」が車を持つメリット・デメリット

——車を利用するメリット、特にお子さんがいらっしゃって便利だなと思うことを教えていただけますか?

 

小橋「うちはサッカーファンでスタジアムに行きがてら旅行することが多いんです。小さいスタジアムは電車だと行きづらい場所にあったりして、車だから気軽に行けるという面はあります。あとは雨の日です。小さい子を連れて悪天候のなか外出するのは大変ですが、車があるとラクだなと思います。」

 

岡本「週末のまとめ買いで車を利用しますが、たくさんの荷物を運べるのがメリットかな。小橋さんと同じで、雨の日に子どもを送り迎えするときも、やはり車だとラクですよね。」

 

松浦「うちは車のない生活は考えられないです。圧倒的に便利だなと思うのは、子ども関係の外出、特に雨の日。それから子どもの具合が急に悪くなったときなんかも助かります。」

 

——では逆に車を所有するデメリット、負担に思うことはありますか?

 

小橋「車検をはじめとする点検とかですね。お金もかかるし、何かと面倒に感じます。」

 

岡本「お金はかかりますよね。実は今まで夫任せであまり気にしていなかったのですが、この座談会があるので昨日聞いてみました。駐車場代にガソリン代、保険料もかかるし、6ヶ月点検だ1年点検だ、税金だと、聞いているうちに、えええ、こんなに維持費がかかってるんだとちょっと驚きました。」

 

松浦「たしかに維持費は負担になりますね。でも、うちはちょっと違うことで困っていまして…」

 

——違うことですか?

 

松浦「普段からどこへでも車で移動するので、子どもが歩かないんですよ!電車で行けるところでも車がいい、すぐ近くなのに歩きたくないと言うんです。」

 

——ママが普段から車を運転して出かける家には実は多い悩み事かも!

 

松浦「どこへでも車で出かけるとなると、行った先で駐車場を探す負担もあるし、駐車場料金もばかにならないんです。たとえばショッピングセンターだといくら以上買い物すると3時間無料などの条件があるので、必要ないものを買い足す羽目に…。」

 

——3,000円以上お買い上げで駐車場代無料となっていると、ついつい計算しますよね。主婦的な感覚かもしれませんが、とてもよくわかります。

 

車にかかる費用、月・年間どれくらい?

車にかかる費用、月・年間どれくらい?

——今、維持費に関するお話がでましたが、だいたい年間でどれくらい車に関するお金を使っていますか?

 

小橋「駐車場代や車検用の費用も含めて考えると、毎月4万くらい。年間にすると50万くらいでしょうか。昨日ちょっと計算してみて気絶しそうになりました(笑)普段はガソリン代くらいしか思いつかないけど、いろいろお金がかかってるな、と。」

 

岡本「車検の費用や点検費用もあるので、月にならすとだいたい3万から4万くらいです。前の車は中古車買取店で売り、それを充当して購入しました。新車よりも値段が安い新古車を購入したのでローンはありません。郊外なので駐車場代も安くて助かっています。保険代は年間で4万くらい、あとは税金です。」

 

松浦「うちは車庫があるので、自動車税、ガソリン代、保険代で月々にすると14,000円くらいでした。これに車検を入れて、月にならすと2万円くらいです。」

 

松尾「利用しているカーシェアリングは月会費が1,000円、あとは時間とかプランによりますが、必要な時しか使わないので、乗らない月は1,000円です。」

 

小橋「ガソリンはどうするんですか?」

 

松尾「ガソリン代込みなんです。」

 

小橋「知らなかった!」

 

松尾「ガソリンが足りなくなって給油したらその分延長になったりします。カーシェアリングのプランはいろいろあるのと、会社によっても違うみたいですけどね。維持費込みで毎月定額のサブスクリプションで車を持つ方法もあるみたいですし、これだと追加費用がかからないので、家計管理はラクなのかなと思います。」

 

——車にかかる維持費、費用を抑える、節約する工夫はしていますか?松浦さんはファイナンシャルプランナーと伺いましたが、いかがでしょう?

 

松浦「保険は人によって金額が違うので、上手に選ぶのがポイントです。あとは岡本さんみたいに、ローンを組まないで車を買うことも、家計に響かない良い方法だと思います。」

 

小橋「わたし、実はガソリンをいれるときにドルコスト平均法っていう考えを応用しています。」

 

——ドルコスト平均?

 

小橋「うちではガソリンは必ず1回につき5,000円と決めています。ガソリンは値上がりや値下がりがあるじゃないですか。値上がりするらしいと聞くとあわてて満タンにしたり、値下がりすると並んででもガソリンいれたりしませんか?」

 

——値上がりには敏感に反応しますよね。

 

小橋「でも、ガソリンは1回きりでなくて、車に乗る限りずっと使うものですよね。つまり長い期間でみると、最終的には平均値に落ち着く。値上がりしそうだからとわざわざ車でガソリンを入れに行ったり、ガソリンスタンドの列に並んだり、そういう手間や時間もコスト化して考えると、常に一定してガソリンを入れるのが一番いいのでは、という考え方です。」

 

——なるほどー!

 

小橋「株なんかで使う言葉なんです。ドルコスト平均法とか言うと大げさですけどね(笑)」

 

岡本「そういうのもあるんですね!うちは節約というか、事故をしない、車を傷つけないことが一番よけいなお金を使わないで済むという考えかな。」

 

——忘れがちですが、修理費用はとても高いですし、安全運転で事故をせず、車を大事にすることが、よけいなお金を使わずにすむことにつながりますね。

 

岡本「車検も車があまりに古くなってくると費用がかさむじゃないですか、だからそれほど車検費用が高くならないうちに買い替えるということもしていますね。」

 

松浦「節約というのなら、やはり松尾さんのようにカーシェアリングが一番なのかもしれません。ただ、うちの近くにはまずカーシェアリングがない。だから利用したくてもできません。一軒家で車庫があるので、駐車場代がかからないということも車の維持費を安く抑えている面があると思います。」

 

岡本「たしかに使う頻度と維持費のバランスを考えるとカーシェアリングもいいのかなとは思うものの、踏み切れないんですよね…。」

 

車の維持費について詳しく知りたい方はこちらもチェック!

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車購入派?レンタカー、カーシェアリング派?

車購入派?レンタカー、カーシェアリング派?

——松尾さんのところはお子さんが3人いらっしゃいますが、カーシェアリングを利用しています。たとえば帰省ともなると、新幹線や飛行機代も高くなりますよね?
車のほうが安く済むということで、子どもが増えたり成長したりして車を再び購入するというケースも多いようです。

 

松尾「夫は佐賀県、わたしは鳥取県の出身ですからかなり遠い。車で移動するとなると、とても時間がかかります。我が家は”時は金なり”と考えていて、労力を考慮すれば、たとえ費用が高くても早く到着する飛行機のほうがいいと思っています。」

 

——なるほど。

 

松尾「現実的な問題としては、子どもが車酔いもするので、そんな長時間の運転は耐えられないだろうというのもありますが(笑)我が家の使用頻度では、今のところカーシェアリングで十分です。」

 

——他の皆さんはいかがですか?カーシェアリングやレンタカーというのは検討したことはありますか?

 

岡本「カーシェアリングも考えましたが、近くにないので…。旅行や連休のときに予約取れるかな、と思って登録寸前までいきましたが、結局やめたんですよね。」

 

松浦「うちも近くにないです。毎日のように車に乗るので、レンタカーという選択肢はないかな。」

 

小橋「わたしは費用面からいいなと思っています。ただ夫が、愛称で呼ぶほど今の車を愛してるんです(笑)その気持ちを無視してまで、愛車を手放し、レンタカーやカーシェアリングを利用するかっていうとちょっと…。夫が今の車とお別れしてもよいと思ったら(笑)検討するかもしれませんね。」

 

ガソリンを入れるときに「ドルコスト平均法」という考え方をしたことがなかったので、びっくり!他のご家庭でどうやって車にかかる維持費の節約をしているかって意外と知らないものですね。

また、カーシェアリングのように必要なときに必要な時間だけ車を使えるサービスが普及したからこそ、マイカーがないと不便と感じることは少なくなりました。

後編では、子供を車に乗せていて困ったことや車内を汚さないための掃除方法について話した内容を紹介します!

後編はこちらからチェック!

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Supervised by norico編集長 村田創

norico編集長_村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!