子育てにクルマは必要?不要?ママたちのクルマ事情【後編】

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子どもを車に乗せていて困ることと対処法

子育てにクルマは必要?不要?ママたちのクルマ事情【後編】

座談会参加者

小橋さん:夫、3歳の子どもと3人家族。車は持っているがあまり運転しない。

松浦さん:夫、1歳、4歳の子どもと4人家族。車は日常的に利用。

岡本さん:夫、6歳、小4の4人家族。車の利用は週末がメイン。

松尾さん:夫、4歳、6歳、小3の5人家族。カーシェアリングを利用。

——ところで、皆さんお子さんがいらっしゃって車を利用しているわけですが、子どもを車に乗せていて困ることはありますか?

 

岡本「子どもの車酔いです。急にだまりこみ、顔色も悪くなります。いつ車酔いするかわからないので困ります。」

 

松浦「うちは親子で車のある生活に慣れてしまっているので、困っていることはないのですが。ただ、3列シートって、3列目と会話ができないんですよ、声が届かないんです。それで子どもが何か言ってるのにわからずお互いにイラッとしたりすることはありますね。」

 

——3列シートって二人以上のお子さんがいる家庭にはピッタリというイメージですが、なるほど、実体験ならではのお話ですね。

 

岡本「思い出したんですけど、まだ子どもが小さいとき、機械式の立体駐車場を利用していました。後ろのドア付近には柱のようなものがあり、後部座席のドアが開けられません。まず車を出さないと、後ろに設置したチャイルドシートに子どもを乗せられないんです。降りるときも駐車場にいれてしまうと、後ろのドアが開かないので、先に子どもをおろさなくてはならない。夫とふたりなら、どちらかが子どもと車庫外で待っていればいいのですが、ひとりだとどうにもならず…。」

 

——機械式の駐車場で古いタイプだと、小さい子がいると、ほんと大変らしいですね。

 

岡本「駐車場では子どもをベビーカーに乗せて待たせて、大急ぎで車を出して、それから車に乗せたり…。スライドドアだったらなぁと思ったものです。あまりに面倒で一時期、ほかの駐車場を借りてました。」

 

小橋「うちはあまり困ったっていうことはないですけど、ただ、一時期少し、車に乗っている時間が退屈だと言って嫌がることはありました。」

 

——お子さんが車に飽きないように工夫していることはあります?

 

岡本「最近は遠出だと、ついスマホ渡しちゃったりします。でも、スマホを見てると酔う…。それで、とにかくずっと子どもが『あと何分で着く?あと何分?』と聞いてくる。皆さん、どうしていらっしゃるんですか?」

 

小橋「車酔いをしないせいか、本を読んで過ごしてます。あとは好きな歌のCDをかけます。」

 

松浦「わたしは、もう自分がCDかのように大声で歌います、3列目にも聞こえるように(笑)」

 

——歌をうたうっていうのはよく聞きますよね。

 

松浦「とにかく車に乗る頻度が多いので、特に遠出の場合にはわたしが子どもに言い聞かせます。車は移動手段だ、乗ったら寝るものだ、と(笑)」

 

——え、それで寝ますか?

 

松浦:「寝ます。小さいときから言いきかせているので。」

子どもが車を汚す!?ママたちのお掃除アイデア

子どもが車を汚す!?ママたちのお掃除アイデア

——お子さん連れのドライブでは、いろいろ小さな困りごとがありますよね。お菓子やジュースをこぼすなど、車が汚れやすくないですか?皆さん、お掃除はどうしているのでしょう?

 

松浦「わたしは汚くさせないようにしています。たとえば車内ではお菓子などを持たせません。小さいホウキを用意してあるのと、あとはたまにハンディクリーナーで掃除するくらいです。」

 

小橋「ほとんど掃除はしないですね、長距離ドライブのあと、気になったら次の日にゴミを回収するくらい。たまにチャイルドシート移動させると、その下がスゴイことになってますけど(笑)砂とかもけっこう落ちてますよね。」

 

岡本「子どもが車酔いするので、長距離の移動の際は汚れ防御対策をしています。ビニールシートをガムテープでとめて、座席全体をカバーする方法ですね。それと、服が汚れたままだとつらいので、クルマに自分と子どもの着替えを1セット、常に置いています。わたしも酔った子どものお世話をするときに、服を汚してしまうこともあるので…。」

 

松浦「公園に行って遊んだりすると、靴も汚れてクルマに泥や砂がつきますよね。背もたれにかけるキックガードや防水のシートカバーがいいってママ友から聞いて購入しました。手頃な値段ですし、子どもが靴のまま前の席を蹴ったり触れたりしても、座席は汚れないので便利ですよ。」

 

——掃除する方法を考えるより、汚さないようにする、予防するのが一番いいような感じがしますね。

 

ガリバースタッフおすすめのカンタン車内清掃術はこちら!

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ライフステージに合わせて車を選ぶのが賢いファミリー! 

ライフステージに合わせて車を選ぶのが賢いファミリー!

——最近は家もライフステージにあわせて買い替え前提で購入する人も増えているそうですが、車はどうでしょうか。一般的に車は何度か買い替えると思うのですが、たとえば次はファミリーカーがいいなとか、希望はありますか?

 

松尾「もし車を購入するなら、エコカーを考えますね。」

 

岡本「今の車にアイサイトと、前を走っている車に追従するシステムがついていて、遠距離ドライブのときは本当にラクで便利なんです。スキーや長距離の旅行が多いので、運転がラクなのはとても助かります。だから買い替えても、同じシステムは欲しいですね。あと駐車するときにサポートしてくれるシステムとか。」

 

松浦「ドライブレコーダーはつけるべきだなと思っています。煽り運転だけでなく、何かあったときにも安心ですから。それに今後はドライブレコーダーがついていると保険も少し安くなるかもしれません。維持費は家計を握る主婦には大きな問題なので(笑)ドライブレコーダーについては、本当にすぐにでもつけたいですね。」

 

松尾「安全サポートがしっかりしているものがいいですよね。さらに電気自動車もいいなと思います。」

 

松浦「電気自動車はまだまだ高いなあと感じましたが、もうちょっと安くなってくるでしょうし、これからは検討するかもしれないですね。」

 

——車を購入するときは、ディーラーに行きますか?たとえばネット上での購入や、人を介さずに買うということはどうでしょう?

 

松尾「わたしは車を買うときは人に対応してもらいたいです。高いものを買うときにシステムというか、ネットで見るだけで決断というのはちょっと…。」

 

岡本「うちはいつも新古車を買うので、事前にネットで調べて、これだというのがあったらその店にすぐ行き、購入します。」

 

——車ありき、なんですね。

 

岡本「そうなんです、営業とか担当の人を選んでるわけじゃないので、小さなトラブルからストレスはありますね。そういうことが続くと、よけいにどこのお店でも同じみたいに感じて、システムで完結してもそれほど違和感ないと思います。」

 

小橋「家を買うときには、営業マンと信頼関係を築いて、その上で納得して購入しますけど、同じようなイメージで本来は車も購入したいです。だけど、車の販売店ってなんか入りづらいんですよね。営業マンが怖いというか(笑)。」

 

——怖い?話しづらいですか?

 

小橋「自分には車の知識もないし、何か聞かれてもわからないからだと思います。圧倒的に知識がないものを買うときにはコンサルティングしてほしいんです。」

 

——皆さんはどうでしょう。

 

岡本「わたしはディーラーに行っても最後に色を決めるくらいで、営業マンとのやりとりはほとんどないんですよね。車の交渉はすべて夫が行います。」

 

松浦「わたしは、お金のことも車のことも、夫に何も言わせませんね(笑)わたしがファイナンシャルプランナーということもありますが、車選びからディーラーの交渉まですべて自分が行っています。」

 

——営業マンとのやりとりも全部ですか?

 

松浦「そうです。いくつもディーラーをまわり、知識があり、きちんと話を聞いてくれる人を見つけます。ムダなものを売りつけないとか、やりとりの中で営業マンの資質を見極めて、最終的に車の購入を判断しますね。」

 

——車を購入するとなると、コミュニケーションの中で信頼関係を築き上げ、納得して購入するというパターンが好まれるのかもしれません。そろそろお時間ですが、今回はいろいろなお話が聞けました。

 

小橋「車購入か、カーシェアリングか、サブスクリプションもありますし、もっと言えば車も中古、新古車、新車とかあって、家族というか、家庭によって何がいいのかは違うんだなぁって感じました。」

 

松浦「車と不動産って似てるのかも。不動産もそうですが、子どもの成長や自分の年齢とともに必要なものが変わってきますよね。」

 

——なるほど、たしかにそうですね。

 

松浦「子どもが増えれば大きな家に庭つきがいいとか、やがて子どもが独立したら利便性のよいマンションがいいと思うかもしれないし。家も車も大きな買い物ですが、車は家よりももっと、そのときのライフステージにあったものを、その時々に選んで乗るのが一番いいのかもしれないです。」

 

——となりの家の車事情も気になりますが(笑)結局、我が家なりに必要な車を選ぶ。車の使い方も、所有するだけでなくシェアする、あるいはサブスクリプションを活用する、ますます「自分たちにあった選び方」が重要になってくると感じました。

皆さん、今日はありがとうございました。

 

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皆さん、今日はありがとうございました。

Supervised by norico編集長 村田創

norico編集長_村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!