スイフトRSとは?スポーツとの違いや中古車相場、おすすめを解説

この記事では、スイフトRSの概要やスイフトスポーツとの違い、スイフトRSならではの魅力・メリット、中古車相場やおすすめの選択肢、購入で後悔しないための注意点を解説します。

スイフトRSとは?

スイフトRSとは?スポーツとの違いや中古車相場、おすすめを解説

スイフトRSは、スイフト標準車をベースに欧州仕様の専用サスペンションを装備したスポーティグレードです。

走りを楽しめるだけでなく、扱いやすいサイズ感や優れた燃費性能を備え、日常使いにも適しています。

スイフトRSとスイフトスポーツの違い

スイフトRSはスイフトの中の1グレードですが、スイフトスポーツは走行性能を高めた本格スポーツコンパクトであり、スイフトとは別車種として扱われます。
両者では、以下のように搭載エンジンや使用燃料、サイズが異なり、乗り心地や使い勝手にも差があります。

項目 スイフトRS系 スイフトスポーツ
エンジン 1.2L NA / 1.0Lターボ 1.4L直噴ターボ
使用燃料 レギュラー ハイオク
サイズ 5ナンバーサイズ 3ナンバーサイズ
特徴 走りと実用性のバランス重視 走行性能重視

以下で、両者の違いの詳細を解説します。

※スイフトスポーツの生産は、2025年で終了しています。また、スイフトRSも現行モデルのスイフト(2023年登場)には設定がありません。

違い①エンジンと走り

スイフトRSはスイフトの標準車をベースとしており、搭載エンジンは主に標準車と共通です。一方、スイフトスポーツは専用の1.4L直噴ターボエンジンを搭載(ZC33S型の場合)し、RSよりもパワフルに走ります。
ここでは、RS(ZC83S型)とスイフトスポーツ(ZC33S型)のMT車のエンジン性能を比較します。

モデル スイフト RS
( ZC83S / FF, 5MT)
スイフトスポーツ
(ZC33S / FF, 6MT)
エンジン 1.2L NA 1.4L 直噴ターボ
最高出力 91PS 140PS
最大トルク 118N・m 230N・m

なお、スイフトスポーツは専用チューニングのサスペンションに加え、ボディ補強などが施されています。より高い速度域でのコーナリングやスポーツ走行を意識した設計です。

違い②使用燃料と燃費

使用燃料は、スイフトRSはレギュラーガソリンで、スイフトスポーツはハイオクガソリンです。搭載エンジンが異なることもあり、燃費性能はRSのほうが優れています。
ここでは、RS(ZC83S型)とスイフトスポーツ(ZC33S型)のMT車の燃費性能を比較します。

モデル スイフト RS
( ZC83S / FF, 5MT)
スイフトスポーツ
(ZC33S / FF, 6MT)
使用燃料 レギュラー ハイオク
WLTC燃費 21.8km/L 17.6km/L

ハイオクガソリンはレギュラーガソリンより1Lあたり10円前後高く、さらにスイフトスポーツはRSより燃費性能も劣ります。そのため、燃料代を重視する場合はRSのほうが有利です。
なお、上記はMT車同士の比較であり、CVT車やAT車では数値が異なります。

違い③サイズ

スイフトRSとスイフトスポーツでは、サイズも異なります。どちらもコンパクトで運転しやすいですが、スイフトスポーツのほうが全長・全幅がわずかに大きいです。
ここでは、RS(ZC83S型)とスイフトスポーツ(ZC33S型)のMT車のサイズを比較します。

モデル スイフト RS
( ZC83S / FF, 5MT)
スイフトスポーツ
(ZC33S / FF, 6MT)
全長 3,855mm 3,890mm
全幅 1,695mm 1,735mm
全高 1,500mm 1,500mm
ナンバー 5ナンバー 3ナンバー

スイフトスポーツは、専用フロント・リアバンパーの採用により、RSより全長が35mmほど長くなっています。また、走行安定性の向上を目的にトレッドを拡大し、フェンダーもワイド化されているため、全幅は40mm広いです。

違い④乗り心地とドライブフィール

スイフトRSは、標準車をベースに欧州仕様の専用サスペンションを装備したグレードで、標準車と比べるとフラットな乗り心地です。しかし、普段使いを意識して「スポーティながらも安定した乗り心地」を実現しています。

一方、スイフトスポーツはハイパフォーマンスモデルのため、足回りはRSよりも硬めにセッティングされています。1.4Lターボエンジンによる力強い加速、高いコーナリング性能もあって、レーシングカーのような走りを楽しめる一台です。

違い⑤中古車価格

スイフトスポーツの中古車は、スイフトRSよりも数十万円高い価格で流通していることが多いです。

これは、スイフトスポーツが新車時から高価格帯のモデルであったことに加え、1.4Lターボエンジンや専用チューニングの足回りなど、高い走行性能を備えているためです。MT車を求めるユーザーからの人気も高く、中古車市場でも需要が安定しています。

反対に言えば、RSのほうが車両価格も維持費も抑えやすく、コストパフォーマンスを重視する人に向いています。

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スイフトRSの魅力・メリット

スイフトRSの後から見た車両の画像

スイフトRSは、スイフトスポーツほど本格的なスポーツモデルではありませんが、趣味用にも普段使いにも使いやすい一台です。

①スポーティな走りを楽しめる

他のスイフト標準車と異なり、スイフトRSには欧州仕様の専用サスペンションが装備されています。そのため、標準車よりも硬めでしっかりした乗り心地を実現しています。特に高速道路では車体のふらつきが少なく、安定した走行を楽しめる点が魅力です。

また、スイフト自体が軽量でハンドリング性能も優れた車なので、ステアリング操作に対する一体感も感じられます。

②見た目もスポーティでかっこいい

スイフトRSは標準車をベースにした1グレードですが、専用デザインのフロントグリルやバンパー、スポイラー、アルミホイールなどを装備しています。そのため、デザイン性を重視する人にもおすすめです。

③スイフトスポーツよりコストを抑えやすい

前章でご紹介したように、スイフトRSはスイフトスポーツに比べて中古車価格が安い傾向があります。また、燃費性能も優れており、使用燃料の点でもガソリン代を抑えやすいです。

このように、購入費から維持費まで含めた総コストを抑えやすい点は、RSの大きな魅力といえます。

④普段使いもしやすい

スイフトRSは専用サスペンションを装備していますが、スイフトスポーツほど硬い乗り味ではありません。また、レギュラーガソリン仕様で燃費性能も優れているため、通勤や買い物、長距離ドライブなど幅広いシーンで活躍します。

趣味性と実用性のバランスが取れていることは、RSならではの魅力です。

スイフトRSの中古車相場

スイフトのRSグレードは、2023年12月登場の4代目(DS系)に設定がなく、現在は中古車でのみ購入できます。ここでは、2026年8月現在の中古車相場について解説します。

3代目RSの中古車相場

スイフトRSの中でも、中古車市場で流通量が多いのは3代目(2017年1月~2023年12月)です。以下に、2026年8月現在の中古車相場をまとめました。

年式 中古車相場
※支払総額
2017年式 約80万円~135万円
2020年式 約100万円~170万円
2023年式 約130万円~220万円

2017年式~2020年式であれば、予算100万円前後でも購入できる車両が見つかりやすいです。また、2020年5月以前の前期モデルではターボモデルも設定されています。

一方で、おすすめなのは2020年5月以降の後期モデルです。運転支援機能が充実し、特にAT車では後退時ブレーキサポートや後方誤発進抑制機能、全車速追従機能付きACCなどが標準装備されています。
※MT車では、一部の運転支援機能が非装備です。

2代目RSの中古車相場

2代目スイフトでは、2011年11月から特別仕様車としてRSグレードが投入され、2017年1月まで販売されました。

2代目スイフトRSの中古車相場は支払総額で約35万円~85万円ほどで、予算50万円でも購入できます。

中古スイフトRSのおすすめ選択肢

スイフトRSの内装:インパネデザインの画像

ここでは、スイフトRSを購入する際のおすすめモデルを用途・目的別に紹介します。

スイフトRSのモデル展開

スイフトRSのモデル展開は、世代や販売時期によって異なりますが、3代目(2017年1月~2023年12月)では以下の3モデルがありました。

モデル エンジン 変速機 特徴
RS 1.2L NA CVT / 5MT 軽快な走り
HYBRID RS 1.2Lマイルドハイブリッド CVT 静かな走りと優れた燃費性能
RSt 1.0L直噴ターボ 6AT ターボの力強い加速

なお、ターボ搭載のRStが販売されていたのは3代目前期のみで、マイナーチェンジ(2020年5月)で廃止されました。そのため、中古車市場でもRStは比較的流通量が限られています。

総合的なおすすめはHYBRID RS

中古車市場では、マイルドハイブリッド搭載のHYBRID RSが多く流通しています。
純ガソリン車のRSよりわずかながら燃費性能に優れ、かつ中古車相場はRSと大きく変わらない傾向があります。静かでスムーズな発進・加速も魅力です。

走りを楽しみたいならRSt

RStは、1.0L直噴ターボエンジンを搭載したモデルです。最高出力102PS / 最大トルク150N・mで、1.2L N/Aエンジン搭載のRSやHYBRID RSよりパワフルです。力強く、存在感のある走りを楽しみたい人に適しています。

ただし、3代目前期モデルのみの設定なので低年式車が中心で、後期モデルと比べて運転支援機能も充実していません。

マニュアル好きならRS 5MT

純ガソリン車のRSには、5MT車の設定があります。現在はMT車を設定するコンパクトカーが少なくなっているため、RSの5MTは貴重な存在です。

また、RSは欧州仕様の専用サスペンションを装備しているため、軽快なハンドリングとMTならではの操る楽しさを味わえます。AT/CVT車より燃費がよい点も魅力です。

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スイフトRSで後悔しないための注意点

スイフトRSは、現在中古車でしか手に入りませんが、購入の際にはメンテナンス履歴や車両状態のチェックが欠かせません。ここでは、後悔しないために特に注意すべきポイントを解説します。

①修復歴の有無

修復歴とは、車両の骨格部分であるフレームの修理・交換履歴のことです。

フレームにダメージを受けた車は、たとえ修理・交換をしていても、本来の走行性能や安全性能を十分に発揮できなくなる可能性があります。必ず事前に修復歴の有無を確認し、修復歴があれば購入を避けましょう。

②走行距離

スイフトは車好きに人気の車種であり、特にRSははスポーティな走りを楽しめるグレードのため、長距離ドライブに使用されている車両も少なくありません。

走行距離が長いとパーツが劣化していることも多いので、「1年あたり1万km前後」を目安に車両を選ぶとよいでしょう。

③メンテナンス履歴と足回りの状態

多少走行距離が長くても、きちんと整備をしている車両であれば、故障リスクは低い傾向があります。

定期点検をきちんと受けているか、また、スイフトRSは専用サスペンションを装備したスポーティグレードだからこそ、足回りの状態を重点的に確認してください。劣化しているパーツがあれば、交換などの対応が可能かどうかも聞いてみましょう。

④乗り心地

スイフトRSは、標準車よりも足回りが硬めにセッティングされています。中古車で試乗ができるケースは多くありませんが、可能であれば試乗を行い、自分に合った乗り心地か確認しましょう。

試乗ができない場合も、少なくともシートに座って座り心地を確認してください。

流通量が少ないRSは早めに在庫検索を

スイフトは、他のコンパクトカーと比べて流通量が多くありません。特にRSやRSt、5MT車はさらに流通量が少なく、状態のよい車両は早く売れてしまう傾向があります。

だからこそ、RSの購入を検討し始めたら早めに在庫をチェックし、希望条件に合うものを見逃さないようにしましょう。

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スイフトRSに関するQ&A

Q. スイフトRSの最高出力・最大トルクは?

スイフトRSの最高出力・最大トルクは世代やモデルによって異なりますが、3代目の場合は以下の通りです。

  • RS:最高出力91PS / 最大トルク118N・m
  • HYBRID RS:最高出力91PS / 最大トルク118N・m(モーター 3.1PS / 50N・m)
  • RSt:最高出力102PS / 最大トルク150N・m

Q. スイフトRSは新型モデルにない?

2023年12月に登場した4代目スイフト(DS系)には、RSの設定がありません。
※2026年8月現在

Q. スイフトRSは全車ターボ付き?

RSの多くは、ターボ非搭載です。3代目の前期モデル(2017年1月~2020年5月)にターボ搭載モデル「RSt」が存在しました。

Q. スイフトRSとRStは何が違う?

RSは1.2L自然吸気エンジン、RStは1.0L直噴ターボエンジンを搭載しています。また、RStは6ATのみの設定で、RSよりも力強い加速を楽しめます。

Q. スイフトRSの加速は速い?

スイフトRSは、サスペンションこそ欧州仕様の専用チューニングを施していますが、エンジン性能はスイフトの標準車と変わりません。そのため、標準車と比べて加速が速いということはありません。

ただし、欧州仕様の専用サスペンションを装備しているため、走行安定性やコーナリング時の一体感は標準車より優れています。

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221616 編集部

世の中の自動車ニュースとは一味違う視点でスローニュースを発信。編集部員はクルマ初心者からクルマをこよなく愛するマニアまで幅広いメンバーで構成。全国のガリバーで売れている中古車や車のスタッフレポートなど、生の情報をお届け中。