アルファードの8人乗りは、現行モデルの40系、先代の30系ともに廉価グレードや下位グレードに設定されています。
ここでは、アルファード8人乗りの新車価格と中古車相場、内装・外装、シートアレンジ等の特徴を解説します。
※本記事の情報は2026年1月13日時点のものです。価格は1,000円未満四捨五入としています。
アルファード8人乗りのグレードと価格
アルファードは、現行モデル(40系)と先代モデル(30系)の双方で8人乗りを選べるグレードが設定されています。
現行モデルは「X」グレードのみ
| グレード | 乗車定員 | パワートレイン | 新車時価格 |
|---|---|---|---|
| X | 8人 | ハイブリッド | 510万円~532万円 |
| Z | 7人 | ガソリン | 555万円~574.8万円 |
| ハイブリッド | 635万円~657万円 | ||
| Executive Lounge | 7人 | ハイブリッド | 860万円~882万円 |
現行モデルの40系アルファードで8人乗りを選択できるのは、廉価グレードの「X」のみです。発売当初(2023年6月)から設定されていたわけではなく、2025年1月の改良時に追加されました。
選択できるパワートレインはハイブリッド車のみで、新車時価格は510万円~(オプション等除く)。中間グレード「Z」のハイブリッド車と比べると、125万円安いです。
先代モデルは「X」と「S」の2種類
| グレード (最終モデル) |
乗車定員 | パワートレイン等 |
|---|---|---|
| X | 8人 | ガソリン |
| 7人/8人 | ハイブリッド | |
| G | 7人 | ガソリン |
| ハイブリッド | ||
| GF | 7人 | ガソリン |
| G"F Package" | 7人 | ハイブリッド |
| Executive Lounge | 7人 | ガソリン |
| ハイブリッド | ||
| S | 7人/8人 | ガソリン/エアロ |
| 7人 | ハイブリッド/エアロ | |
| S"C Package" | 7人 | ガソリン/エアロ |
| SC | 7人 | ガソリン/エアロ |
| SR"C Package" | 7人 | ハイブリッド/エアロ |
| Executive Lounge S | 7人 | ガソリン/エアロ |
| ハイブリッド/エアロ |
先代モデルの30系でも、8人乗りが展開されているのは下位グレードの「X」「S」のみです(最終モデルの場合)。
Xグレードはガソリン・ハイブリッド車の双方で8人乗りを選択できます。一方、エアロ仕様のSグレードはガソリン車のみ選択可能です。
30系アルファード・8人乗りの中古車相場は以下の通りで、ガソリン車の方が多く流通しています。
- ガソリン車:約160万円~400万円
- ハイブリッド車:約200万円~450万円
現行アルファード8人乗りの特徴
ここでは、現行アルファード(40系)で唯一の8人乗りであるXグレードの特徴を解説します。
外装の特徴
Xグレードの外装は、ぱっと見は上位グレードと大きく変わりません。ただし、以下の点で違いがあります。(以下は一部抜粋)
- 17インチタイヤを装着(他グレードは17-19インチ)
- ホイールはシルバーメタリック塗装
- フォグランプ非搭載
- フロントドアガラスがUVカット&IRカット
- LEDヘッドランプがマニュアルレベリング
違いが分かりやすいのは、タイヤサイズとホイールデザイン、フォグランプの有無です。タイヤやホイールは、オプションで履き替える人が少なくありません。
フロントドアガラスは、上位グレードではスーパーUVカット&IRカットで、かつ撥水機能付きです。また、上位グレードのLEDヘッドランプはオートレベリング機能付きです。
内装の特徴
内装は、以下のように上位グレードと大きく異なる点が複数あります。(以下は一部抜粋)
- ディスプレイオーディオが9.8インチ(他グレードは14インチ)
- インパネに合成皮革不採用
- シート素材はファブリック
- 2列目がベンチシートでオットマンなし
- 左右独立ムーンルーフ搭載不可
- スピーカーの数が8つ
Xグレードの内装は、よく見ると上位グレードと比べて安価な素材が使われています。また、ディスプレイオーディオの大きさの違いは歴然です。
最大の違いは2列目シートで、7人乗りにはスーパーリクライニング+オットマン付きのキャプテンシートが搭載されています。
快適装備などの特徴
見た目を中心とする内外装の違い以外に、Xグレードは快適装備も簡素化されています。(以下は一部抜粋)
- カラーヘッドアップディスプレイ搭載不可
- ステアリングヒーター搭載不可
- シート調整はマニュアル式
- 全席シートヒーター+ベンチレーション機能搭載不可
- おくだけ充電搭載不可
- 後席のエアコンは左右セット(独立でない)
- パワーバックドア搭載不可
- 予約ドアロック機能搭載不可
- 後席用サイドサンシェード搭載不可
ステアリングヒーターやシートヒーター+ベンチレーション機能、シートのポジション調整機能などは基本的に装備されていません。また、前述の通りXグレードの2列目はベンチシートで、オットマン等もなく、エアコンも左右独立とはなりません。
この他に、大型のミニバンでありながらバックドアが手動になる点も注意が必要です。
アルファード8人乗りのシートアレンジ

8人乗りモデルは7人乗りとは異なるシートアレンジができ、現行モデルでは以下の8パターンが可能です。
- ①通常モード
- ②5人乗車+荷室
- ③リラックス+荷室
- ④スーパーリラックスモード
- ⑤リヤシートフルリクライニングモード
- ⑥フロント・セカンドフルフラットモード
- ⑦最大積載モード
- ⑧トライアングルモード
8人乗りでは、2列目中央も埋まった状態でフルリクライニングできたり、7人乗り以上に広い荷室スペースを確保できたりします。
アルファード8人乗りは後悔しない?
アルファードの8人乗りは上位グレードと比べて装備が簡易的であるものの、外装を中心に上質感があり、シートの座り心地や全体的な乗り心地も優れています。また、新車・中古車ともに7人乗りよりも安いのが一般的です。
ただし、8人乗りのメリット/デメリットを理解して選ばなければ、後悔する可能性もあります。
アルファード8人乗りのメリット
アルファードの8人乗りには、以下のようなメリットがあります。
- 7人乗りと比べて車両価格が安い傾向
- ベンチシートで子どもの世話をしやすい
- 広いフルフラット空間を実現できる
- 7人乗りよりも広い荷室空間を作れる
現行モデルの場合、8人乗りのXグレードは7人乗りのハイブリッドZ(同じ駆動方式)と比べて車両価格が125万円ほど安いです。
また、8人乗りであれば2列目にチャイルドシートを2つ置いて中央に親が座ったり、ベンチシートを使って子どものおむつ交換ができたりします。さらに、車中泊やその他のアウトドアでも、8人乗りのシートアレンジが役立ちます。
アルファード8人乗りのデメリット
アルファードの8人乗りには、以下のようなデメリットがあります。
- 内外装の上質感が少し下がる
- 2列目の快適性は大きく下がる
- 1列目の快適性も下がる
- バックドアの利用も不便
- 3列目へのアクセスが悪い
8人乗りは下位グレードのみの設定なので、7人乗りと比べて上質感や快適性が下がります。他の車種では味わえない、アルファードならではの高級感と居住性の高さを求めるのであれば、7人乗りの方が良いでしょう。
また、「子どもが3列目に座りたがる」というケースも少なくありません。こうした時に、3列目へのアクセスが悪いのはデメリットになります。
アルファード8人乗りの口コミ
アルファードの8人乗りを選んだ人の口コミを見ると、基本的には好評です。
乗った感想は、車内が広く、とにかく乗り心地が良いです。シートがソファのようにふわふわで長時間乗っていても疲れませんし、座席と座席の距離も足を伸ばせるほど広くとれるので、快適に乗ってられます。8人乗りですが、8人乗っても圧迫感や狭い感じはしませんし、一番後ろの座席もとても広いです。(30代女性)
予算と目的に応じて車両の選択を
ここまでご紹介したように、アルファードの8人乗りは7人乗りモデルと比べて低価格な傾向がありますが、グレードが低い分だけ装備も簡易的で、アルファードだからこその高級感を味わいきれないデメリットもあります。
コストと利用目的、装備などを総合判断し、8人乗りと7人乗り、新車・中古車のどちらにするかを検討しましょう。