ここでは、ドイツ車の代表メーカーや車種の一覧、各社の特徴や人気車種をご紹介します。
- ドイツ車の代表メーカー一覧
- 代表メーカー①メルセデス・ベンツ
- 代表メーカー②BMW
- 代表メーカー③アウディ
- 代表メーカー④フォルクスワーゲン
- 代表メーカー⑤ポルシェ
- 代表メーカー⑥スマート
- 【番外編】MINI
- ドイツ車はどれが人気?
- ドイツ車を買うなら中古もチェック
ドイツ車の代表メーカー一覧
ドイツは自動車大国で、数多くのメーカーが存在します。日本でも知名度の高い代表メーカーは、以下の6社です。
- メルセデス・ベンツ
- BMW
- アウディ
- フォルクスワーゲン
- ポルシェ
- スマート
次章以降で各社の特徴や車種一覧、人気車種をご紹介します。
ドイツ車の特徴
一般に、ドイツ車は「走行性能が高く、造りも頑丈」といわれています。
ドイツの高速道路(アウトバーン)は5割以上が速度無制限区間であり、速度制限のある区間でも最高速度は時速100~130kmと日本より速いです。このような環境でも安定して走行できるよう、ドイツ車は走行性能重視で造られています。
また、高速走行の多い環境やドイツ人の「一台に長く乗る」といった傾向から、ドイツ車はボディ剛性も高められています。
代表メーカー①メルセデス・ベンツ
- 創業年:1926年
- 車両価格帯:約500万円~2000万円以上
高級車ブランドの代表格として知られるメルセデス・ベンツ。創業は1926年ですが、1886年には世界初のガソリン自動車を開発しており、その歴史は非常に古いです。
車種名は「Aクラス」のようにアルファベットを基準に付けられており、Gクラス以外はアルファベットが進むほどサイズが大きく、車両価格も高くなります。
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メルセデス・ベンツ車の特徴
ベンツ車は「総合力が高い」といわれ、自動車ブランドとして世界から高く評価・信頼されています。
車種にもよりますが、BMW車などに比べると乗り心地が柔らかく、重厚感のある走りをする傾向があります。高級車ブランドの代表なだけあって、内外装はエントリーモデルのAクラスでも上質です。また、安全性能の高さにも定評があり、「安心して乗れる」といった評価も多く聞かれます。
人気車種 Cクラス
Cクラスは、ベンツ車の中でも王道の一台です。現在はGLCやGLBといったSUVシリーズのほうが人気ですが、それ以前はCクラスが最も売れ筋のモデルでした。
現行モデルのCクラス(2021年発売)は世界トップレベルの予防安全装備を備え、縦型の大型コックピットディスプレイを備えるなど先進性も抜群。そして、ベンツらしい上質な空間を味わえます。
人気車種 GLC
GLCは、Cクラスをベースに造られたSUVです。全長4700mm強×全幅1900mm弱と日本の一般的なSUVより大きめですが、2024年の輸入車販売台数はMINI(全車種)に次いで2位でした。
SUVでありながら「乗り心地はまるでセダン」といわれ、こうした点にもベンツ車ならではの上質感がにじみ出ています。なお、ベンツ車のSUVでは7人乗りのGLBや超高級SUVのGクラスも人気です。
代表メーカー②BMW
- 創業年:1916年
- 車両価格帯:約500万円~2000万円以上
BMWは、幅広い年代で人気の高い自動車メーカーです。もとは航空機用エンジンのメーカーでした。
車種名は「1シリーズ」のように番号を基準に付けられており、数が大きくなるほどサイズが大きく、車両価格も高くなります。
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BMW車の特徴
BMWのスローガンは「駆けぬける歓び」。前身が航空機用エンジンのメーカーだったこともあり、BMW車は高性能エンジンとそれを活かしたスポーティな走りが特徴です。
ベンツなどに比べると乗り心地は硬め。しかし、ハンドリングのキレが良く「思いのままに動く」ような感覚が車好きを虜にします。
人気車種 3シリーズ
BMW車のユーザーは総じて車好きが多く、走行性能の高さを重視する傾向があります。この点において、3シリーズはセダンやステーションワゴンで走行安定性が高く、かつハンドリングのキレが抜群です。
また、適度な大きさで高級車ブランドらしい上質感も備えています。特に、発進時から優れた加速力を発揮するディーゼル車が人気です。
人気車種 X1
2023-2024年インポート・カー・オブ・ザ・イヤーに輝いたのが、SUVのエントリーモデルであるX1です。現在はガソリン車・マイルドハイブリッド(ディーゼル)車・電気自動車の3つのパワートレインが存在し、いずれも優れた加速力、アクセルレスポンスやハンドリングのキレを感じられます。
全長が4500mmと比較的小さめで、扱いやすいサイズ感も魅力といえます。
代表メーカー③アウディ
- 創業年:1909年
- 車両価格帯:約350万円~2000万円以上
ベンツ、BMWと並んで「ドイツ御三家」に数えられるアウディ。現在はフォルクスワーゲングループの傘下ですが、プレミアムモデルを扱うブランドとして位置づけられています。
車種名は、「A1」「Q3」のようにアルファベットと数字の組み合わせになっています。アルファベットはボディタイプやパワートレインを示します。数字は、BMWと同様にサイズや車両価格と相関関係にあります。
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アウディ車の特徴
アウディ車の特徴は、都会的で洗練されたデザインと先進装備の豊富さです。
デザインに関しては、同じ御三家のベンツやBMWと比べて滑らかなボディラインを描くモデルが多く、上品ながらも若々しさがあります。また、アウディは先進技術を積極的に取り入れるメーカーであり、特にインフォテイメントシステムが使いやすいと評判です。
人気車種 A3
A3は全長4350mm前後とコンパクトなセダン/ハッチバックで、都会でも扱いやすいサイズ感が魅力です。コンパクトではありますが、ワイド&ローに仕上げられたボディからは力強さも感じられます。
現行モデルの内装には水平基調が多く取り込まれており、インパネのボタンの数も最小限に抑えられています。まさに、機能美を追求した空間です。また、搭載エンジンは1.0Lターボと小型ですが、マイルドハイブリッドの力を使ってスムーズに走ります。
人気車種 Q3
Q3は全長4500mm弱のコンパクトSUVで、2024年において日本で最も多く売れたアウディ車です。使い勝手の良いサイズ感、スポーティながらも上品さを感じられるデザインが人気のポイントと考えられます。
パワートレインは1.5Lガソリン×マイルドハイブリッドと2.0Lディーゼル(4WD)の選択肢があり、長距離運転や雪道走行があるならディーゼル車がおすすめです。車内の静粛性も高く、快適なドライブを楽しめます。
代表メーカー④フォルクスワーゲン
- 創業年:1937年
- 車両価格帯:約290万円~約1000万円
"フォルクス"はドイツ語で「大衆・国民」、"ワーゲン"は「車」を意味します。つまり、フォルクスワーゲンとは「大衆・国民のための車」という意味で、まさにドイツの大衆車ブランドです。
ドイツ車らしい質実剛健な造りと実用性の高さを備えながら、他のドイツ車と比べて価格はリーズナブル。そのため、日本でも販売台数が比較的多いメーカーといえます。
フォルクスワーゲン車の特徴
フォルクスワーゲン車は、ドイツ御三家のような豪華さや高級感はないものの、総じてコストパフォーマンスに優れています。実用性が高く、また日本でも使いやすいコンパクトなモデルも多いです。
また、先進技術の搭載にも積極的で、デザイン性の高い車も多く存在します。国産車に近い信頼性がありながら、輸入車ならではのオシャレさも感じられるブランドです。
人気車種 ゴルフ
フォルクスワーゲンの代表車種といえるゴルフ。初代モデルは1974年に登場しており、非常に歴史の長い車種です。
デザインはシンプルで、誰もが使いやすい印象です。車内には最大12.9インチのタッチスクリーンディスプレイが設置され、スマートフォンのように直感的に操作ができます。コンパクトながらも高速安定性に優れ、またボディ剛性が高いからこそ振動も伝わりにくいです。
人気車種 T-Cross
T-Crossは輸入車のSUVの中でかなり安価で、現在の新車時価格は340万円弱~です。コンパクトなサイズ感と正確なハンドリングで、初心者でも運転しやすい車といえます。
1L直列3気筒DOHCターボエンジンを搭載し、長距離運転では少々パワーの非力さを感じるかもしれません。しかし、街乗りには充分で静粛性も高く、排気量を抑えているからこそ自動車税も安く抑えられます。
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代表メーカー⑤ポルシェ
- 創業年:1931年
- 車両価格帯:約870万円~2000万円以上
ポルシェは「911」「パナメーラ」など主に高級スポーツカーを生産しているドイツ車メーカーです。0-100km/h加速に要する時間がわずか2秒台のモデルも存在します。
スポーツカーはどれも新車時価格が1000万円を超えるような高級車ばかり。また、世界的なSUV人気を受けて2002年からカイエン、その後マカンも販売しています。
ポルシェ車の特徴
ポルシェ車の外観上の特徴は、大きな丸目のヘッドライトです。このヘッドライトを見れば、すぐにポルシェ車だと分かります。ただし、現行モデルのカイエンなどはやや四角形のヘッドライトとなっています。
もう一つは、スポーツ車メーカーならではの走行性能の高さとドライバーとの一体感です。加速力は抜群、パワーもずば抜けていますが、その中でもドライバーの操作に忠実に動くよう設計されています。
人気車種 911
ポルシェの代表車種といえる911シリーズ。初代モデルは1963年にデビューしており、当時から基本的なボディフォルムは変わっていません。また、大きな丸目のヘッドライトも、形こそ若干変わっていますが守られ続けています。
リアエンジン×後輪駆動の組み合わせにより、ドライバーの操作に忠実に動き、高い走行性能を見せてくれます。新車時価格は約1800万円~と非常に高価ですが、大の車好きたちが憧れる一台です。
人気車種 マカン
マカンは2014年に登場したSUVで、ポルシェが初めて発売したカイエンの成功を受けて開発されました。全長4730mm弱、全幅1920mm強と大きめで車幅も広い車ですが、現在ではポルシェのけん引役となっている車種です。
ポルシェが手掛ける車なだけあって、SUVでも走行性能は非常に高いです。また、同じSUVのカイエンと比べて車重が軽い分だけ動きも軽快で、よりスポーティな走りをします。
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代表メーカー⑥スマート
- 創業年:1994年
- 車両価格帯:約220万円~約340万円
スマートは、スイスの時計会社スウォッチとダイムラー・ベンツ(当時)が協業して立ち上げられたブランドです。2人乗りのマイクロカーの開発を手掛け、その後4人乗りのコンパクトカーも発売しました。
現在、スマートはダイムラーと中国の自動車メーカーであるジーリーの合弁会社によって開発を手掛けられています。日本では2024年に販売が終了し、現在は中古車でしか手に入りません。
スマート車の特徴
スマートの特徴は、ユニークで愛らしいデザインと、外車とは思えないほどのコンパクトなサイズ感です。ビビッドな2トーンカラーの外観が象徴的で、人々の目を惹きつけます(モノトーンもあります)。
サイズは、スマートフォーツーに関しては軽自動車以上に小さいです。一方で、排気量は軽自動車より大きく、小さいながらも一定の走行性能とパワーを備えています。
人気車種 スマートフォーフォー
スマートの4人乗りモデルで、初代モデルは2004年に発売されました。2代目は2015年10月~2023年12月まで販売され、サイズは軽自動車より少しばかり大きいです。
ヨーロッパの小型車は3ドアになっていることも少なくありませんが、スマートフォーフォーは5ドア。メルセデスの傘下だったこともあって安全装備も充実しています。
【番外編】MINI
- 創業年:1959年(1994年~BMW傘下)
- 車両価格帯:約400万円~約750万円
MINIは、もともとイギリスの自動車メーカーでしたが、1994年にMINIの傘下となりました。それ以降は、伝統あるデザインなどを残しながらもBMWの技術を組み込んだモデルが販売されています。
クラシカルなデザインと「ゴーカートフィーリング」と称される乗り味が大きな特徴で、これらはMINIがBMW傘下に入ってからも守られています。
ドイツ車はどれが人気?
ドイツ車は世界的に人気が高く、日本においても輸入車販売台数の7割ほどがドイツ車を占めています。ここまでにご紹介したメーカーは、どれもそれぞれに人気が高いです。
メーカー別の日本での販売台数
2024年度における、ドイツ車の代表メーカーの販売台数(日本国内)は以下の通りです。
- メルセデス・ベンツ: 5万2761台
- BMW:3万6551台
- アウディ:2万375台
- フォルクスワーゲン:2万5653台
- ポルシェ:1万20台
上記を見ると、販売台数はベンツが最も多く、次いでBMW、フォルクスワーゲンが多いです。
※出典:日本自動車輸入組合「輸入車新規登録台数発表資料(2024年度)」
メーカーでの格付けはあるのか
ドイツ御三家に関しては「ベンツ>BMW>アウディの順に格が高い」といわれることもありますが、3つのメーカーはそれぞれ特徴が異なり、格の違いが明確にある訳ではありません。
また、ポルシェは総じて車両価格が高いですが、その一方でベンツやBMW、アウディも2000万円以上のモデルが複数存在し、価格で見ても格付けは難しいです。
ドイツ車を買うなら中古もチェック
ドイツ車は頑丈な造りで実用性が高く、日本人との相性も良いと考えられます。しかし、多くの車種は新車時価格が高く、500万円~1000万円以上のくるまも少なくありません。
輸入車は、中古車市場での値下げ幅が大きい傾向があります。そのため、ドイツ車が欲しくなったらぜひ中古車もチェックしてみましょう。