ここでは、ルーミーとトールについて新車時価格や中古車相場、内外装、ボディカラー、装備などを比較。買うならどちらが良いのか、おすすめの選択肢について解説しています。
- ルーミーとトールは「ほぼ同じ車」
- ルーミーとトールの比較①価格
- ルーミーとトールの比較②内外装
- ルーミーとトールの比較③装備
- ルーミーとトールの比較④人気度
- 結局どちらのほうがいい?
- モデル末期なので中古車も検討を
ルーミーとトールは「ほぼ同じ車」

ルーミーとトールは異なるメーカーから販売されている車ですが、ルーミーはトールのOEM車であり、実質的に中身は殆ど同じ車です。
OEMとは、あるブランドの商品を、別のブランドが委託を受けて製造することです。車の場合は、ただ受託側が委託元に車を提供するのではなく、受託側でも同じ車を販売します。つまり、ルーミーとトールはどちらもダイハツが製造している同じ車で、トヨタとダイハツで車種名を変えて販売しているのです。
スペックやグレード展開は全く同じ
名前こそ違えど、ルーミーとトールは基本的に同じ車なので、サイズや燃費、搭載エンジンといった基本スペックは全く変わりません。また、以下のようにグレード展開も同じです。
※[ ]内は4WD車の場合
| ルーミー/トール | WLTC燃費 | サイズ |
|---|---|---|
| X(共通名) | 18.4[16.8]km/L | 全長:3,700mm 全幅:1,670mm 全高:1,735mm |
| G(共通名) | 18.4[16.8]km/L | |
| G-T/Gターボ | 16.8km/L | |
| カスタムG(共通名) | 18.4[16.8]km/L | 全長:3,705mm 全幅:1,670mm 全高:1,735mm |
| カスタムG-T/カスタムGターボ | 16.8km/L |
ボディカラーや装備に若干の違い
ルーミーとトールは見た目もよく似ていますが、ボディカラーや人気度などでは若干の違いがあります。以下では両者の違いを表や画像で解説していますので、参考にしてください。
ルーミーとトールの比較①価格
ここでは、ルーミーとトールの新車時価格と中古車側を比較します。
新車時価格は同じ
2025年7月末現在、ルーミーとトールの新車時価格は以下の通りです。グレード名は若干異なるものの、新車時価格は両者で全く同じです。
| ルーミー/トール | 駆動方式 | 新車時価格 |
|---|---|---|
| X(共通名) | 2WD/4WD | 174.2万円~191.8万円 |
| G(共通名) | 2WD/4WD | 193.9万円~211.5万円 |
| G-T/Gターボ | 2WD | 206.6万円 |
| カスタムG(共通名) | 2WD/4WD | 211.9万円~229.5万円 |
| カスタムG-T/カスタムGターボ | 2WD | 225.7万円 |
中古車相場も大きな差はない
2025年7月末時点のルーミーとトールの中古車相場は以下の通りです(ガリバー調べ)。
- ルーミー:32万円〜301.8万円
- トール:38万円〜263万円
両者基本が同じ車なので、中古車相場の差も大きな開きはありません。しかし、全く同じグレード・車両状態の場合はルーミーのほうが若干高い可能性があります。
ルーミーは、トールより中古での流通量が圧倒的に多いです。流通量が多い分だけ車両状態にもばらつきがあり、安いモデルも多く存在すると考えられます。他方で人気自体はルーミーのほうが高く、状態の良い車両なら特に高値が付きやすいです。
ルーミーとトールの比較②内外装
ベースとなっている車とOEM車では、デザインが大きく変更される場合もあります。しかし、ルーミーとトールはデザインも殆ど変わりません。以下で、画像付きで解説します。
エクステリアの違い
ルーミーとトールには、それぞれ標準車とカスタムモデルがあります。標準車はメッシュ状のフロントグリルを多めに施したデザインです。
メーカーのエンブレムが異なる以外、エクステリアに大きな違いはありません。ホイールもエンブレム以外は同じデザインです。
カスタムモデルについても、ルーミーとトールで違いが見られません。カスタムモデルには、迫力系のメッキグリルが装備されています。
インテリアの違い
インテリアも、ステアリング部分のメーカーエンブレムを除いて基本的な違いはありません。
ボディカラーの選択肢
ルーミーとトールの見た目で最も差別化できるのは、ボディカラーです。
- ルーミー:モノトーン8色(全車)、ツートーン2色(カスタムのみ)
- トール:モノトーン7色(全車)、ツートーン4色(カスタムのみ)
価格もデザインも変わらないからこそ、色でどちらにするかを選んでも良いでしょう。
ルーミーとトールの比較③装備
装備についても、ルーミーとトールでは殆ど違いがありません。オプションも、パッケージの内容や価格を含めてほとんど共通です。
ただし、トールでは標準車のG系グレードで「ACC(アダプティブクルーズコントロール)・電動パーキングブレーキ・オートブレーキホールド」を装備できるオプションがあります(ルーミー・トールともにカスタムG系で標準装備)。一方、ルーミーにはこのオプションがありません。
ルーミーとトールの比較④人気度
ここでは、人気度と関わる新車販売台数やリセールバリューを比較します。
新車販売台数
2024年4月~9月のルーミーとトールの新車販売台数は、以下の通りです。
- ルーミー:42,891台
- トール:3,689台
もとは同じ車でもルーミーのほうが販売台数が圧倒的に高く、トールの10倍近くとなっています。これは、トヨタのブランド力や店舗数の多さが影響していると考えられます。
※出典:一般社団法人 日本自動車販売協会連合会「乗用車ブランド通称名別順位(2024年)」
リセールバリュー
ルーミーとトールのリセールバリューは、大きくは変わりません。ただし、車両状態が似たような状況である場合、一般にはルーミーのほうが若干ながらリセールバリューが高い傾向があります。
ルーミーは中古車市場での流通台数が多いものの、トールに比べて認知度や人気が高く、需要・供給バランスとしてルーミーのほうが中古車相場が上がりやすいからです。
結局どちらのほうがいい?
ここまでご紹介したように、ルーミーとトールには殆ど違いがありません。迷うのであれば、以下の選び方を一つの参考にしてください。
- 好きな色がある:そのボディカラーがある方
- 乗り換え予定がある:ルーミー
- 中古車でコスト重視で選ぶ:トール
乗り換え予定がある場合は、リセールバリューの高いルーミーを選ぶと良いでしょう。また、コスト重視で中古車から選ぶなら、トールのほうが同じような状態でもより安い可能性があります。
なお、標準車のG系グレードでACCや電動パーキングブレーキが欲しいならトールを選びましょう。
モデル末期なので中古車も検討を
ルーミーとトールの現行モデルは発売からすでに9年経過しており、モデル末期です。
現在販売中のモデルは、2020年9月のマイナーチェンジから見た目が変わっていません。秋以降の新型モデルにこだわらないのであれば、ぜひ中古で希望条件に合う車両がないか確認してみてください。