ここでは、ハスラーの各グレードの価格・燃費・装備の違いを表と画像で分かりやすく解説。おすすめグレードもご紹介しています。
※車種情報は2025年4月25日時点のガリバー「車カタログ」より引用
ハスラーのグレード
- ハスラーのグレードは3展開
- 全グレードで2WD/4WD、ターボの有無を選択可
- 全車マイルドハイブリッド搭載
- グレード間で内外装の違いが多い
- コスパ重視ならハイブリッドGで充分
中古車情報
ハスラーのグレード一覧(価格・燃費)
ハスラーのグレードは「ハイブリッドG」「ハイブリッドX」「タフワイルド」の3展開です。
全車マイルドハイブリッド搭載で、全グレードにおいて2WD/4WD、ノーマル/ターボエンジンの選択が可能です。
グレード | エンジン/駆動方式 | 新車時価格 | WLTC燃費 |
---|---|---|---|
ハイブリッド G (4モデル) |
ノーマル/2WD | 151.8万円 | 25.0km/L |
ノーマル/4WD | 165.2万円 | 23.4km/L | |
ターボ/2WD | 159.6万円 | 22.6km/L | |
ターボ/4WD | 173万円 | 20.8km/L | |
ハイブリッド X (4モデル) |
ノーマル/2WD | 167.2万円 | 25.0km/L |
ノーマル/4WD | 180.6万円 | 23.4km/L | |
ターボ/2WD | 175万円 | 22.6km/L | |
ターボ/4WD | 188.4万円 | 20.8km/L | |
タフワイルド (4モデル) |
ノーマル/2WD | 176万円 | 25.0km/L |
ノーマル/4WD | 189.4万円 | 23.4km/L | |
ターボ/2WD | 183.8万円 | 22.6km/L | |
ターボ/4WD | 197.2万円 | 20.8km/L |
グレードによる燃費性能の違いはなく、燃費は駆動方式とエンジンで決まります。
同じ駆動方式・エンジンの場合、ハイブリッドGとハイブリッドXの価格差は15.4万円、ハイブリッドXとタフワイルドの価格差は8.8万円です。
【関連記事】ハスラーの燃費チェック!4WD車やターボの燃費が悪いって本当?
Q. ハスラーのグレード設定の特徴は?
ハスラーは、グレードによる安全装備や快適装備の差が殆どありません。主な違いはデザインです。以下に、各グレードの特徴を簡単にまとめました。
- ハイブリッドG:加飾は少なめだが、内装に挿し色を多く使用
- ハイブリッドX:内外装の加飾が増える。快適装備がより充実
- タフワイルド:よりアウトドア向きなデザインと機能性を備える
各グレードの詳細は、次章でご紹介します。
ハスラーのグレードごとの違い
ここからは、各グレードの細かな特徴や装備の違いについて解説します。
①ハイブリッドG(151.8万円~)
エントリーグレードのハイブリッドGは、安価ながらも装備が充実。また、内装に挿し色が多く入っており、人気のあるグレーです。
- 内外装はシンプルで、素材が安価
- スチールホイール採用
- ボディカラーは全11色(ハイブリッドXと同じ)
- インパネアッパーボックスがオープン型
- インパネのカラーガーニッシュはカーキorオフブルー
- シートにも挿し色が入っている
- 安全装備や運転支援機能は他グレードと変わらない
- プレミアムUV&IRカットガラスは非装備
- スピーカーはフロント側に2つ
ハイブリッドGの魅力は、安全装備や運転支援機能で上位グレードとの差がないこと。また、内装の挿し色も他グレードより目立ち「デザインもこちらが良い」という人もいます。
ただし、UV&IRカットガラスは非装備。紫外線が気になる場合は上位グレードにしましょう。
②ハイブリッドX(167.2万円~)
ハイブリッドXは、ハイブリッドGより内外装に上質感があり、実用性にも優れています。
- 外装に車種エンブレムなど加飾が増える
- 切削デザインのアルミホイール装着
- プレミアムUV&IRカットガラス装備
- エアコンにナノイーX搭載
- 内装では一部レザー調素材や本革を使用
- カラーガーニッシュはブラックパール
- インパネアッパーボックスはリッド(蓋)あり
- 中央にコンソールトレー装備
- USB電源装備
- 2列目にシートバックポケットを多く装備
- 2列目にテーブルも装備
助手席側のインパネアッパーボックスのリッドは、簡易テーブルとしても使用可能です。家族での利用や遠出が多い場合には、ハイブリッドX以上をお勧めします。
内装にはブラックパールを多く採用。上質感がある一方で「ハスラーらしいアクティブさがない」と考える人もいるでしょう。
③タフワイルド(176万円~)
タフワイルドは、2024年5月下旬に登場したハスラーの新グレードです。他のグレードと比べてワイド感があり、よりアウトドア志向な一台に仕上がっています。
- 基本装備はハイブリッドXと変わらない
- ボディカラーは全6色(2トーン3種類)
- 外観に専用加飾やブラック塗装を多く採用
- ルーフレールを装備
- 内装ではカーキ塗装を多く採用
- シートは撥水加工
タフワイルドは、他のグレードよりデザインが凝っており、撥水加工シートを装備している点がポイントです。
一方で、ボディカラーの選択肢は他グレードの半分程度。やや落ち着きのある色に絞られています。
ハスラーのグレード別の違いを画像で確認
ここからは、3つのグレードの外観の違いを画像で分かりやすく比べます。
①フロント
フロントフェイスを見ると、ハイブリッドGのシンプルさが際立ちます。また、タフワイルドは専用の加飾が多く採用され、他グレードと見た目が大きく異なっています。
②サイド
ドアハンドルは、全グレードで色が異なります。また、ハイブリッドGに関してはホイールがスチール製で「安っぽい」と感じる人もいるでしょう。
タフワイルドのみ、ルーフレールが装備されています。
③リヤ
ハイブリッドGとハイブリッドXでは、リヤデザインの違いがありません。一方、タフワイルドはリヤにも加飾が施されています。
④インパネ部分とシート
細かな違いが多いのが、内装です。
ハイブリッドGはインパネアッパーボックスがオープン式。一方、ハイブリッドX以上はリッド付きです。
また、ハイブリッドGは全体的に素材が安価で加飾も殆どありませんが、ハイブリッドX以上ではエアコンルーバーやシフトノブ、ハンドル、ドア回りが上質になっていたり、加飾が施されたりしています。
⑤2列目
2列目の実用性の違いも、ハイブリッドGとそれ以外のグレードで異なります。
ハイブリッドX以上であれば、運転席・助手席側の双方にシートバックアッパーポケットやテーブルが付いています。
Q. 画像で見えない違いは何がある?
ハイブリッドGとハイブリッドX以上では、見えない部分に以下のような違いがあります。
- UV&IRカットガラスの有無
- ナノイーX搭載の有無
- スピーカーの数(ハイブリッドGは2つ、ハイブリッドX以上は6つ)
反対に、これ以外の違いは殆どありません。
ハスラーはハイブリッドGでもACC(アダプティブクルーズコントロール)やヒートシーターといった装備を備え、一般的な軽自動車の廉価グレードと比べて装備が充実しています。
ハスラーのおすすめグレード
一般に、おすすめグレードは中間グレード以上になりがちです。しかし、ハスラーならエントリーグレードでも充分といえます。
1~2人利用なら「ハイブリッドG」
あまり後部座席を使わないのであれば、ハイブリッドGで充分に満足できるでしょう。安全装備や快適装備がしっかり整っています。
ただし、冒頭でお伝えした通り、日焼けなどを気にするのであればUV&IRカットガラス装備のハイブリッドX以上がおすすめです。
家族利用なら「ハイブリッドX」以上も
後部座席に子どもを乗せるなど、後部座席も使うことが多いならハイブリッドXやタフワイルドを選ぶと良いでしょう。
シートバックポケットやシートバックテーブルは、特にお子様連れに役立つでしょう。
Q. ハスラーの人気グレードは?
ハスラーの最人気グレードは、ハイブリッドGのようです。
シートバックポケットやシートバックテーブルはカー用品店で購入することができますし、「装備の違いで15万円分の価値を感じない」と考える人が多いのかもしれません。
ハスラーは中古も狙い目
人気車種だからこそ、ハスラー中古車市場での流通量も非常に多いです。初代と2代目で走行性能などは異なりますが、デザイン重視で敢えて初代モデルを選ぶ人もいます。
また、タフワイルドの前に販売されていた「Jスタイル」シリーズも人気です。予算と好みに合う一台がないか、まずは中古車在庫を確認してみてください。
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