ジープ全6車種一覧|新車時価格・中古車相場や各車種の違い、人気SUVは?

ジープでは現在、5種類のSUVと1種類のピックアップトラックを販売しています。ここでは各車種の価格情報や特徴をご紹介します。

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ジープ全6車種一覧

ジープが現在販売しているのは以下の6車種。このうちグラディエーターを除く5種類がSUVです。
番号 車種名 新車価格 全長 ボディタイプ
レネゲード 435万円~ 4255mm SUV
コンパス 545万円~ 4420mm SUV
コマンダー 634万円~ 4770mm SUV
ラングラー 799万円~ 4870mm SUV
グランドチェロキー 830万円~ 4,900mm~ SUV
グラディエーター 960万円~ 5600mm トラック

※価格情報等は2024年5月27日時点のガリバー「車カタログ」より引用。また全体寸法や最高燃費は代表モデルの数値です。

ここからは、各車種の中古車相場や全体寸法などの特徴をサイズの小さい順にご紹介します。

①レネゲード

ジープの車種例:レネゲードの車両画像

  • 新車時価格:435万円~
  • 中古車相場:77.9万円〜467.7万円
  • 全体寸法:全長4255mm×全幅1805mm×全高1695mm
  • 乗車定員:5人
  • 最高燃費:14.3km/L(WLTC)

レネゲードは、SUV人気が高まるなか2015年に誕生したコンパクトSUVです。全長はトヨタのヤリスクロスや日産キックス、ホンダWR-V及びヴェゼルと大差ありません。

小さなボディでも、ジープが誇る走行性の高さをきちんと確保しています。外観はスズキのハスラーやクロスビーにも似ていますが、走れば全くの別物です。使いやすいサイズと愛らしいデザイン、そして走行性能の高さから女性にも人気があります。ただし乗り心地は硬めです。

②コンパス

ジープの車種例:コンパスの車両画像

  • 新車時価格:545万円~
  • 中古車相場:38.8万円〜519万円
  • 全体寸法:全長4420mm×全幅1810mm×全高1640mm
  • 乗車定員:5人
  • 最高燃費:11.5km/L(WLTC)

コンパスも都市型のコンパクトSUVで、国産車で言えばカローラクロスよりわずかに小さいサイズです。グランドチェロキーの下位モデルとして開発され、デザインもよく似ています。

日本でも運転しやすいサイズ感で車内の広さも確保できており、特に子持ちのファミリーにおすすめです。2WD車と4WD車を選べますが、市街地走行が中心なら2WD車で充分でしょう。フラットで安定した乗り心地です。

③コマンダー

ジープの車種例:コマンダーの車両画像

  • 新車時価格:634万円~
  • 中古車相場:65万円〜598万円
  • 全体寸法:全長4770mm×全幅1860mm×全高1730mm
  • 乗車定員:7人
  • 最高燃費:13.9km/L(WLTC)

コマンダーは7人乗りのミドルサイズSUVです。ディーゼルエンジン採用で燃費は良いですが、ややディーゼル音が大きい点が欠点と言えます。

3列目は緊急用・子ども用でしか使えないものの、2列目シートが跳ね上げ式のため乗り降りしやすいです。また2-3列目を倒せばフルフラットにできるので、車中泊にも適しています。コンパスをベースとした車両なので乗り味はフラットです。

④ラングラー

ジープの車種例:ラングラーの車両画像

  • 新車時価格:799万円~
  • 中古車相場:109万円〜1005万円
  • 全体寸法:全長4870mm×全幅1895mm×全高1845mm
  • 乗車定員:5人
  • 最高燃費:10.0km/L(WLTC)

ジープの代名詞ともいえる、クロスカントリーSUVのラングラー。アメリカの軍用車両だった「MB」をベースに開発され、その伝統あるデザインと高い悪路走破性を受け継いでいます。

屋根やドアは簡単に取り外すことができ、上部をフルオープンにしての走行が可能です。また最高出力272PS、最大トルク400Nmを誇り、力強く加速します。同じく軍用車両を出発点とするベンツGクラスより価格はかなり抑えられています。

【関連記事】ベンツ「ゲレンデヴァーゲン」とは?新車価格と中古車相場、納期

⑤グランドチェロキー

ジープの車種例:グランドチェロキーの車両画像

  • 新車時価格:830万円~
  • 中古車相場:30万円〜832.3万円
  • 全体寸法:全長4900mm×全幅1980mm×全高1810mm
  • 乗車定員:5~7人
  • 最高燃費:未発表(PHEVで10.4km/L)

グランドチェロキーは、ジープのフラッグシップSUVです。上位モデルはV6エンジンを搭載し、最高出力286PSを誇ります。 全長と全幅はランドクルーザー以上の大きさです。

3列目は足元こそあまり広くありませんが、170cmの大人でも頭上に余裕があり、エアコン吹き出し口もついています。各種先進装備を備えており、使い心地も良いです。乗り心地はフラッグシップモデルらしくフラットで、安定感があります。

⑥グラディエーター

ジープの車種例:グラディエーターの車両画像

  • 新車時価格:960万円~
  • 中古車相場:659万円〜1060万円
  • 全体寸法:全長5600mm×全幅1930mm×全高1850mm
  • 乗車定員:5人
  • 最高燃費:未発表

グラディエーターは、キャビンの後ろに屋根のない荷台を備えたピックアップトラックです。小型貨物自動車に分類されます。

アメリカにおいて、ピックアップトラックは大衆車の一つです。そして近年は日本でも、存在感ある一台を求める20~30代男性などに人気があります。グラディエーターはホイールベースが長いからこそ乗り心地が安定しており、カメラ等も搭載しているのでサイズ感の割に運転しやすいです。

そもそもジープとはどんなブランド?

ジープの車両画像

ジープは戦時下のアメリカで誕生した自動車ブランドです。1941年にアメリカ軍の軍用車両の開発要請を受け、現在のラングラーの祖となるMBを開発したことからスタートしました。そこから現在に至るまで、4WD車のSUVを中心に開発・販売を行っています。

悪路走破性の高さは随一

ジープの魅力の一つが、軍用車両時代からの技術を活かした悪路走破性の高さです。クロスカントリーSUVのラングラーはもちろんのこと、街乗り向きのコンパスやグランドチェロキーといったクロスオーバーSUVでも、未舗装の道など悪路を難なく走ります。

迫力系のデザインも人気

ジープのもう一つ魅力が、迫力系のデザインです。特に軍用車両の面影を強く残したラングラーは、世界中で高い人気を誇ります。また小型SUVのレネゲードも、どっしり構えたフロントフェイスで人気を集めています。

コンパスなどの他のモデルでも、ジープならではのセブンスロットグリルを搭載し、迫力と重厚感を兼ね備えています。

ジープで特に人気のSUVは?

ジープの人気車種ランキングの画像

ガリバーにおける2024年5月27日現在の人気ランキング

ジープで最も人気なのは、やはりブランドの出発点ともいえる存在のラングラーです。サイズが大きく乗り心地も硬いですが、購入者の多くはデザインと悪路走破性を求めて購入しています。次に人気が高いのは、小型SUVでデザイン性の高いレネゲードです。

ただしラングラーとレネゲードの人気ぶりは肉薄しています。

中古ジープのおすすめ車種と国産のライバル

ここでは、中古での購入をお勧めするジープ車と、併せて検討すべき国産車のライバルをご紹介します。

①愛らしいデザインのレネゲード

レネゲードとジムニーシエラの比較画像

デザイン性の高さから女性にも人気のレネゲード。1~3年落ちの高年式モデルで中古車相場は300万円前後、安い車両であれば250万円程度で購入できることもあります。

近しいサイズ感でレネゲードと同様に悪路走破性を求めるのであれば、おすすめはスズキのジムニーやジムニーシエラです。特にジムニーシエラは走行安定性も高いです。新車の納期が長期化しているので、こちらも中古での検討をお勧めします。

レネゲードの中古車を探してみる

②日本でも使いやすいコンパス

コンパスとハリアーの比較画像

ジープ車でも乗り心地と使い勝手を重視するのであれば、コンパスがおすすめです。3年落ちの中古車相場は概ね350~400万円程度、マイナーチェンジ前の2020年式以前であれば250万円前後で購入できる車両も多くあります。

予算300~400万円で新車の国産SUVを検討するなら、ミドルサイズSUVのハリアーやCX-60も高級感があり、おすすめです。

【関連記事】トヨタ ハリアーvsマツダCX-60 XD-ハイブリッド人気SUV車を比較

コンパスの中古車を探してみる

③不動の人気車種ラングラー

ラングラーとランドクルーザーの比較画像

ジープの代名詞と言えるラングラー。新車で購入すれば800万円は超える車両ですが、中古なら3年落ちでも500万円前後で購入できるモデルがあります。

国産車と比較するのであれば、ライバルはやはりトヨタのランドクルーザーです。大きさはラングラーが一回り大きい程度。デザイン性も悪路走破性もラングラーに軍配が上がりますが、街乗りを意識するのであればランドクルーザーの方が乗り心地は良いです。なおランドクルーザーは新車の納期が長く、中古車価格も高騰しています。

ラングラーの中古車を探してみる

Q. 輸入車の中古車は安いって本当?

国産車に比べると、輸入車の中古車は値下がりが大きい傾向があります。これは、元々国産車の方がニーズが高く、さらに輸入車では「故障や不具合が多そう」というイメージを持たれがちだからです。

しかし輸入車であっても現在のクルマは丈夫で、きちんと整備されていた車両であれば大きな問題はありません。特に輸入車では、元値が高価だからこそ大切に扱われていた車両も多いです。不安な場合は半年~1年以上の保証を付けると良いでしょう。

気になったらプロに相談

ジープはデザイン性と悪路走破性の高さから、若い世代にも人気のブランドです。予算オーバーの場合は中古も検討してみましょう。

「中古車の見極め方が分からない」「一台ずつ条件が違って比較が難しい」といった場合は、プロに相談するのも一つです。ガリバーでは、お客さまの予算や希望条件を伺った上で条件に合う車両をご提案しています。

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221616 編集部

世の中の自動車ニュースとは一味違う視点でスローニュースを発信。編集部員はクルマ初心者からクルマをこよなく愛するマニアまで幅広いメンバーで構成。全国のガリバーで売れている中古車や車のスタッフレポートなど、生の情報をお届け中。