水中走行中の眺め。切り立ったフロントウィンドウと高めのアイポイントのおかげで視界抜群。悪路走行時には役に立つのだ。

ラングラーのメーター周り。必要にして最小限のメーターしかないのも機能を優先してのことだろう。

写真はオプションのシートカバーが掛けられているが、ラングラーは撥水シートとなっているのだ。

ラングラーのリアシートは可倒式。簡単に折りたたむことができるのがグッド。しかし、荷室容量はフル乗車だとミニマムだ。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

機能に特化した質実剛健なインテリア

 ラングラーの車内を一言で表せば、スパルタン。もちろん、エアバックなどの安全装置や、エアコン、CDステレオ、革巻ステアリングホイール・・・という快適アイテムは装備されている。
 その辺のことをさしてスパルタンだといっているのではない。
 ラングラーがスパルタンである証拠。それはすべてのラングラーに耐水シート、耐候性のあるエレクトロニクスが装着されている。さらに、床には排水栓までついている本気の入れようなのだから。おまけにいえば一体形成されたドアトリムパネルには、水抜き用の溝が付いたマップポケットが用意され、万が一、水に濡れても大丈夫なようになっているのだ。
 ラングラーのリアシートは可倒式。片手で簡単に操作可能。荷物の量と乗員数にあわせてシートアレンジを決めることができるのはいいのだが、4人乗車だとほとんどラゲッジスペースがないのが痛いところ。

代表グレード
スポーツ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3915×1740×1800
車両重量[kg]
1610
総排気量[cc]
3959
最高出力[ps(kw)/rpm]
175(129)/4600
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
29.6(290)/3600
ミッション
4AT
10・15モード燃焼[km/l]
6.2
定員[人]
4
税込価格[万円]
291.9
発売日
2004.12.9
レポート
神田卓哉(221616.com編集部)
写真
和田清志
取材協力
ダイムラー・クライスラー日本
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