完全フルオープンになるのがラングラーのよいところ。その気になればドアもはずせるし、フロントウィンドウも倒せる。

ラングラーもサハラにはハードトップモデルが用意されている。このハードトップははずすこともできる。

フックだけでとまっているラングラーのボンネット。完全に機能に割り切った美しさが、このクルマにはある。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

ジープのDNAを色濃く受け継ぐラングラー

 約60年前、第二次世界大戦中に軍用車両として生まれ、初の民間用ジープCI-2Aを元祖に持つラングラー。先代モデル(通称YJ)では角形ヘッドライトを採用していたが、現行モデル(通称TJ型)より、ジープのアイデンティティともいる丸形ヘッドライトに戻った。これ以外、7本の縦型スリットもジープの個性を表すアイコンだ。
 ボディスタイルはソフトトップとハードトップの2種類。05年モデルであってもこれに変更はない。ただし、ボディカラーはサハラにブライトシルバーメタリックとディープベリルグリーンが、スポーツにはライトカーキメタリックが追加された。
 元祖の元祖というか、本家の本家の大本流ともいるラングラー。ジープ伝統のエッセンスを凝縮させたデザインは誰が見ても「ジープだ!」とわかるものになっているのが凄いところだ。

代表グレード
スポーツ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3915×1740×1800
車両重量[kg]
1610
総排気量[cc]
3959
最高出力[ps(kw)/rpm]
175(129)/4600
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
29.6(290)/3600
ミッション
4AT
10・15モード燃焼[km/l]
6.2
定員[人]
4
税込価格[万円]
291.9
発売日
2004.12.9
レポート
神田卓哉(221616.com編集部)
写真
和田清志
取材協力
ダイムラー・クライスラー日本
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