この記事の目次 CONTENTS
そもそも初売りの値引き幅は小さい
特に2022年はあまり期待できない
値引き交渉の3つのポイント
ポイント①値引き相場を確認しておく 
ポイント②「ここで決めれば」に騙されない
ポイント③買取価格の相場も調べておく

ライター紹介

221616 編集部

世の中の自動車ニュースとは一味違う視点でスローニュースを発信。編集部員はクルマ初心者からクルマをこよなく愛するマニアまで幅広いメンバーで構成。全国のガリバーで売れている中古車や車のスタッフレポートなど、生の情報をお届け中。

そもそも初売りの値引き幅は小さい

「安く車が買える」と思われがちな初売りですが、新車の初売りでは車両の値引きが期待できません。
というのも新車の初売りは「10万円分のオプション無料」「高級グルメギフト進呈」など、プラスアルファの何かが「貰える」という売り方が主流だからです。

車両価格の値引きが期待できるのは、決算期である2~3月。そのため「車両価格の安さが大事」という人は決算期を狙うと良いでしょう。

他方で、一部のブランドや人気車種など「一切値引きをしない」というケースもあります。そのような場合は、初売りの機会に購入した方がお得でしょう。

特に2022年はあまり期待できない

特に2022年は、初売りでの値引きはあまり期待できないでしょう。昨今の半導体不足によって新車の生産量は下がっており、「売る車がない」という状態が続いているからです。

値引きの原資は、メーカーがディーラーに提供する「販売奨励金(インセンティブ)」だと言われていますが、この販売奨励金が減っているという話も出ており、ディーラーとしても値引きが難しい状態のようです。

その中で狙い目は在庫車や未使用車

あまり値引きが期待できない中で、注目したいのが「在庫車」や「登録済み未使用車」です。どちらも既に在庫がある車ですから納車が早いのはもちろん、ディーラーにとって在庫を抱え込んでおくのはリスクでもあります。そのためある程度の値引きが期待できます。

特に「登録済み未使用車」は未使用ではあっても、新車登録を済ませているため「中古車」という扱い。1月1日を迎えると年式が古くなり、価値が下がるのです。
グレードや色の選択肢が限られているというデメリットがありますが、新車よりリーズナブルに購入できることが多いので、見つけたら早めに決断することをお勧めします。

こうした登録済み未使用車は、新車ディーラーだけでなく中古車販売店でも扱っています。「年が明けると年式が古くなる」というのは他の中古車も同じですので、未使用車を探すついでに、中古車販売店で掘り出し物を探してみるのも良いでしょう。
ガリバーでも登録済み未使用車を扱っていますので、ぜひチェックしてみてください。

値引き交渉の3つのポイント

新車の価格相場は、一般に5~15%程度といわれています。ブランドや車種によって差はあるものの、できるだけ多くの値引きを引き出すために3つのポイントを押さえておきましょう。

ポイント①値引き相場を確認しておく 

値引き相場は、車種や時期によって大きく変わります。人気車種やモデルチェンジ直後の場合には値引きは、メーカーやディーラーの方針で一切値引きできないという場合もあるのです。

「限界というのはポーズで未だ値引きできるはず」「これ以上は時間のムダ」といった判断をするためにも、事前に値引き相場を確認しておくと良いでしょう。
ただしインターネットに載っている値引き相場の中には、強引な交渉をした場合など非現実的な金額も見られます。最初から無理な値引き額を要求すると営業マンも本気にしてくれませんので、注意してください。

ポイント②「ここで決めれば」に騙されない

新車を買う時によく聞くのが「今日ここで決めたら、追加の特典が」「この値段で案内できるのは今日だけ」といった売り文句。そう言われると、つい焦ってしまうものです。

しかし登録済み未使用車など在庫が限られている車を除けば、後日だから値引きができないということは殆どないでしょう。
初売りは一般に1月10日前後まで行っていますし、2月からは決算セールもあります。焦ることなく、まずは他のディーラーでの見積もりや下取り価格を確認してください。

ポイント③買取価格の相場も調べておく

車を購入する時に、手薄になるのが「今の車」の下取り額。ついつい新しい車に目が行き、下取り額は交渉しないという人も多いようです。

しかし今の車の下取り額が安ければ、その分だけ新しい車に払う総額は増えてしまいます。逆に今の車を高く引き取ってもらえれば、それは新しい車の値引きを引き出したのと同じような価値なのです。

だからこそ、今の車の買取相場を確認してからディーラーに行くことをお勧めします。相場が分かっていれば、下取り価格を引き上げてもらうように交渉もできますし、あまりに下取りが安ければ買取店に引き取ってもらっても良いでしょう。

ガリバーでは車種別の買取相場と買取実績を公開しています。ディーラーに行く前に、ぜひご利用ください。