この記事の目次 CONTENTS
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スタッドレスタイヤの寿命は4年!
プラットフォームが現れているかはどこを見ればわかる?
スタッドレスタイヤを夏に使うと消耗が早くなるって本当?
スタッドレスタイヤを入れ替えるタイミングは?
スタッドレスタイヤをなるべく傷つけない保管方法のコツをご紹介!
まとめ

スタッドレスタイヤの寿命は4年!

スタッドレスタイヤの寿命は一般的に、4年前後といわれています。
理由は紫外線などでゴムが硬化し、スタッドレスとしての機能が著しく低下するため。
溝の残り具合を知らせてくれるプラットフォームが現れた場合も、スタッドレスタイヤとしては寿命です。

スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの違い

そもそも、冬の季節用に開発されたスタッドレスタイヤと、夏場に使用するノーマルタイヤでは何が違うのでしょうか。
大きな違いは以下の3点になります。

  • タイヤの柔らかさ
  • トレッドパターン(路面に接する部分)
  • タイヤの溝の深さ

スタッドレスタイヤはノーマルタイヤに比べ、柔らかいのが特徴です。
これは、タイヤ自体が柔らかいことで、凍った道に密着する面積を増やすため。

また、溝が深くて、特にスポーツシューズのソールにあたる部分の溝のパターンが細かいことも特徴なのですが、これは氷の上にできた水の膜を弾き飛ばして滑らないようにするためです。

ノーマルタイヤで凍った道を走ると、タイヤが接触している箇所の水を弾き飛ばせずに、水の膜の上を走るため滑ってしまいます。

スタッドレスタイヤの寿命が4年前後である理由

スタッドレスタイヤの寿命が4年前後といわれるのは、ゴムでできたタイヤが紫外線などの影響で徐々に硬化、劣化するからです。

輪ゴムを想像すると分かりやすいと思いますが、古く硬くなった輪ゴムは、少し引っ張っただけでも切れますよね。
これは、ゴムの弾力性が失われているからなのです。
タイヤも、輪ゴムと同じように劣化するのです。

もちろん輪ゴムとは厚さや強度などが違うため、簡単に破裂することはありません。
しかし古くなれば、ひび割れが発生し、最悪の場合はバーストと呼ばれる破裂現象を起こしてしまうため、危険です。

なお、スタッドレスタイヤは溝が浅くなってしまうと、排水と密着の機能が期待できません。4年経過していなくても、極端に溝の残りが少ない場合は、交換したほうがよいでしょう。

おすすめの交換頻度とは?製造年月日の確認方法

スタッドレスタイヤの交換頻度は、製造年月日から4年、もしくはプラットフォームが出ているかどうかで判断します。

長距離を走行することが多いのであれば、4年が経つ前にプラットフォームが出てくるでしょう。プラットフォームが出てきたら、交換をおすすめします。

一方、休みの日にしかクルマを乗らなかったり、あまり遠出をしなかったりする方は、4年経っても十分な溝が残っている場合もあります。
しかしそのような場合も、4年経っていれば、タイヤ交換をしたほうがよいでしょう。

なお、「4年」といっても使用開始からの4年ではなく、製造年月日からの4年なので注意が必要です。
自動車ディーラーやタイヤ専門店、カーショップなどは、できるだけ製造年月日の新しいタイヤを在庫として置いているので問題ありません。
ただ、ネットなどで流通する格安タイヤの場合は、製造年月日から1年以上経っているものも珍しくありません。
そのようなタイヤを購入した場合は、タイヤに記載されている製造年月日を元に4年を計算しましょう。

タイヤの製造年月日は、側面に記載されている4桁の数字からわかります。
数字の横にアルファベットが記載されていますが、アルファベットは無視して、4桁の数字を前2つと後ろ2つに分けます。
例えば数字が「4420」の場合、2020年の44週目に製造されたタイヤだということになります。
2月を除き1ヶ月は約4週間です。44÷4=11となり、このタイヤは2020年の11月初めか、あるいは10月後半に作られたということが分かります。

プラットフォームが現れているかはどこを見ればわかる?

プラットフォームは、スタッドレスタイヤとしての機能が低下する溝の高さを表す目印です。
普通のタイヤにもある、保安基準で定められた1.6㎜の高さを示す目印であるスリップサインと似ています。
しかし、プラットフォームはスタッドレスタイヤ溝の約半分の箇所にあります。
もし、この目印が現れている状態で凍った道を走ると、スリップしやすく危険です。

冬の凍った道を安全に走るために購入したスタッドレスタイヤなのに、スタッドレスの機能がなければ意味がありません。
機能が低下していた場合は、交換しましょう。

ただし、プラットフォームが露出しても、冬用としては使えなくても夏用のタイヤとしてそのまま使用することは可能です。

スタッドレスタイヤを夏に使うと消耗が早くなるって本当?

スタッドレスタイヤを履き替えず、1年中使用している方も中にはいます。
しかしこれは、とてももったいない使い方です。

スタッドレスタイヤはノーマルタイヤよりも柔らかいので、高温となる夏場の路面で使用すると、溝が早く減ったり、熱いアスファルトの影響で劣化が加速したりします。
ノーマルタイヤが凍った道を苦手とするように、スタッドレスタイヤは夏場の路面と相性はあまりよくないのです。

また、劣化したタイヤを夏場に使っていると事故を起こしてしまう可能性もあります。
タイヤは劣化してくると、ひび割れが起こります。
劣化した状態のスタッドレスタイヤを夏場に使用すれば、熱に弱いスタッドレスタイヤがバーストしてしまう可能性があるのです。

さらに、雨の日も要注意です。
雨の日はノーマルタイヤよりも、スタッドレスタイヤの方がスリップの危険性は高くなります。
なぜなら、スタッドレスタイヤの柔らかさと溝の深さが災いし、路面の水を多く含んでしまってうまく弾き飛ばせず、タイヤが回転してしまうからです。

このように、スタッドレスタイヤは使用する時期を間違えると、劣化が進んだり、事故の危険性が高まったりします。
安全に走行するためにも、できるだけタイヤに合った場面での使用を心がけましょう。

スタッドレスタイヤを入れ替えるタイミングは?

タイヤの交換頻度をご紹介しましたが、夏用と冬用のタイヤはどのタイミングで入れ替えたらよいのでしょうか。
「この月に必ず入れ替えなければいけない」という時期はなく、地域によって時期の差もあります。

目安としては

  • ノーマル→スタッドレス:10月~11月頃
  • スタッドレス→ノーマル:3月~4月頃

です。

ただし、東北や日本海側などの冬の寒い地域に住んでいれば、スタッドレスタイヤを使用する時期は長くなります。
いつも通っている道が凍りはじめそうなタイミングで、入れ替えを行うというのも一つの方法です。

なかには、雪が降るまで入れ替えないという方もいるかもしれません。
しかし、凍った道をノーマルタイヤで走行するのは、どんなに慎重に運転しても滑るので危険です。
ぜひ、早めにタイヤの履き替えを行いましょう。

スタッドレスタイヤをなるべく傷つけない保管方法のコツをご紹介!

日陰で風通しの良い場所で保管しよう

スタッドレスタイヤは冬しか使わないため、夏は家に保管している方が多いのではないでしょうか。
タイヤはゴムでできているため、使用していなくても劣化は進みます。
そこで、タイヤをなるべく傷つけずに保管する方法をご紹介します。

タイヤの寿命を伸ばすためには、まずゴムの特徴を知り、ゴムに悪い環境で保管しないことが大切です。

使用しないタイヤを保管する場所選びのポイントは2つ。

  • 日陰
  • 風通しの良さ

です。

スタッドレスタイヤに限らず、ゴムでできているタイヤは紫外線に弱く、ゴムが硬化してひび割れが起こります。
日の当たる場所に保管していると、劣化が早まり、使用できる期間が減ってしまうのです。

そのため、タイヤを保管する際は日陰を選びましょう。
また、湿度が高すぎてもタイヤへのダメージが大きくなるため、風通しの良い場所を選ぶことも大切です。

店舗でタイヤの入れ替えを行っている方は多いと思いますが、タイヤの入れ替え時に、車内を汚さないようタイヤ専用のビニール袋に入れてくれる店舗があります。
それをそのまま保管してしまうと、袋の中の湿度が高くなってしまうので注意が必要です。
家に帰ったらタイヤを袋から出しておきましょう。
そうすることで湿度の上昇を抑え、劣化を防ぐことができます。

タイヤ保管サービスを利用するという方法も?

1人暮らしの方や、家が狭くてタイヤを保管する場所がない方はタイヤ保管サービスを利用するという方法もあります。

タイヤ入れ替えのためにクルマにタイヤを積むのは重労働ですし、交換して帰ってきた後もクルマから降ろす作業も待っています。
ミニバンなどのタイヤのサイズが大きなクルマであれば、特に大変な作業になるでしょう。

タイヤ保管サービスの場合、タイヤに傷がつかないよう、1本1本ホイール専用のクッションに入れて屋内に保管してくれます。
店舗で入れ替えを行い、帰る際も交換したタイヤをそのまま預けられるので便利です。

ディーラーやカーショップなどで利用できるタイヤ保管サービスですが、使用料金は1年間で約1万~1万5,000円程度が相場。
料金は発生しますが、とても便利なサービスなので一度利用してみてはどうでしょうか。

まとめ

スタッドレスタイヤとは、凍った路面でもスリップしないように作られているタイヤです。
その特徴は柔らかいゴムと溝の深さ、トレッドパターン。

ノーマルタイヤよりも溝の深いスタッドレスタイヤですが、使用できる寿命はプラットフォームが現れるまで、もしくは4年前後です。
ずっと効果が期待できるわけではありません。

劣化したスタッドレスタイヤを冬に使うとスリップする危険性が高まるため、できれば交換を行いましょう。

スタッドレスタイヤを夏場に保管する場合、日陰で風通しの良い場所がオススメです。
タイヤはゴム製品であることから、いつまでも使用できるものではありません。
劣化がひどくなれば交換が必要となります。

正しく保管し、正しく使うことで、安全なカーライフを楽しみましょう。