- この記事の目次 CONTENTS
- 2019年登録車販売台数ランキングで38位になったリーフ
- コネクティビティとプロパイロットを進化させたマイナーチェンジ
- 予防安全装備も進化しているが、まだ少々物足りない
- 画面が9インチに拡大&グーグルの検索機能が使えるようになったナビ
- マイナーチェンジと同時に専用カラーを追加したリーフ オーテックもデビュー
- 日産 リーフ価格
2019年登録車販売台数ランキングで38位になったリーフ
日産はEV(電気自動車)であるリーフをマイナーチェンジし発売を開始した。
現行リーフは2代目で、2017年10月に登場。
フルモデルチェンジといっても、大幅マイナーチェンジに近い状態で、基本骨格部分など多くの部分が初代と同じだった。
ただし、EVとして重要なバッテリーなど各部が大幅に進化。出力は150ps、トルクは320Nmと向上した。
そして、航続距離に大きな影響を与えるリチウムイオンバッテリーは40kWhという大容量タイプへと変更されている。
その結果、2代目リーフの航続距離は400㎞(JC08モード)となった。
400㎞も走れれば十分だと思うのだが、日産は航続距離に不安を感じている顧客向けに、バッテリー容量を62kWhに増やしたリーフe+を2019年1月に投入した。
リーフe+は、単に航続距離を伸ばすだけでなく、218ps&340Nmと出力&トルクもアップ。さらに、パワフルにした。
リーフe+は、62kWhというバッテリーを手に入れたことで、航続距離を570㎞(JC08モード)と飛躍的に伸ばしている。
2019年登録車販売台数ランキングでは、約2万台を売り38位になった。
EVで孤軍奮闘している日産ながら、まずまずの結果といえる。
この順位の前後には、CX-8が36位、カムリが39位、オデッセイが41位になっている。
コネクティビティとプロパイロットを進化させたマイナーチェンジ
今回のマイナーチェンジでは、主にコネクティビティとプロパイロット関連機能が進化した。
プロパイロットは使いやすさを向上させ、より緻密な制御となった。詳細は以下の通り。
プロパイロットの進化ポイント
・ブレーキ制御技術を向上させて、下り坂でも設定車速を保持
・ 自然で滑らかな減速を実現
・トラック等、大型車を追い越す際の走行位置を調整
・新東名高速の制限速度が 120km/h に引き上げられるのに対応。設定車速の上限を 135km/hに変更
・ドライバーがウィンカーを作動させステアリングを操作すると、追い越ししようとしていると認識、設定速度内で加速することによりスムースな追い越しを実現
・車間距離設定をパワースイッチOFFするまで保持
・これまで間欠時のみに限定されていたワイパー使用時の作動を、Lo/Hi 時にも作動するよう進化(一 部機能を除く)、雨天時のプロパイロット利用が大幅に拡大
プロパイロット パーキングの進化ポイント
・駐車時の発進や切り返しの際の待ち時間を短縮、据え切り(停車状態のままでの操舵) を減らして制御を最適化
・車庫入れは約 20%、前向き駐車は約 21%の時間短縮を実現
予防安全装備も進化しているが、まだ少々物足りない
クルマの安全装備は最近非常に重要視されており、より充実させる必要がある機能だ。
そこで、リーフのマイナーチェンジでは、安全装備面もやや向上させている。
車線変更時など、後側方から接近する車両を検知し警報・回避支援を行う「インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)」を新採用。
主に車線変更時などで頼りになる装備で、頻繁に確認したい機能をもつ。
とくに、暗い場所や視界の悪いときに有効だ。視界が狭く、暗いところが見にくくなっている高齢者、運転に不慣れなドライバーなどにとって、安全確認をサポートしてくれるので、うっかり衝突のリスクを軽減してくれる。
技術・コスト的ハードルは低く、積極的に標準装備されるべき機能だ。
しかし、残念ながら一部オプション設定。もしくは装着不可になっている。
マツダのコンパクトカーであるマツダ2には標準装備されてきる機能。リーフは高額車で先進性をアピールするクルマだ。
これくらいの装備は、標準装備化してほしいものだ。
画面が9インチに拡大&グーグルの検索機能が使えるようになったナビ
何かと話題のコネクティビティだが、リーフではまず、とにかく小さかったナビモニターが7インチから9インチへ拡大された。拡大されたが、今時の平均的サイズといったところだ。ただ、従来のモニターと比べると大幅に改善している。
同時に、使い勝手面で利便性が向上したのが検索機能だ。グーグルとの連携し、 ナビ画面上からキーワードを入力。グーグル サーバに接続し、リアルタイムに目的地周辺の検索結果を得ることができるようになった。曖昧な検索でも望んでいる結果が出やすくなるのはうれしい。また、グーグルの検索、その他の機能も使用可能だ。
そして、クルマに乗る前の現在地から最終目的地までのシームレスな道案内を可能にする「ドアtoドアナビ」に、目的地に合わせて途中の充電プランを提示する日産初のEV専用機能も追加され、EVユーザーの充電不安を解消している。
その充電不安解消ツールとして、充電スポットの満空情報も用意された。充電に向かったら、他のクルマが充電中。長時間待つか、再び近くの充電スポット探し、という手間が省けるので便利だ。
マイナーチェンジと同時に専用カラーを追加したリーフ オーテックもデビュー
マイナーチェンジと同時に、より個性的な内外装デザインにしたリーフ オーテックもデビューした。
オーテックのマイナーチェンジでは、ボディカラーにオーロラフレアブルーパールのボディに、スーパーブラックのルーフの2トーンカラーを「AUTECH」専用色として追加し、全7色とした。
主な装備
・AUTECH専用エクステリア】
-フロントグリル
-フロントバンパー(バンパー下部メタル調フィニッシュ)
-サイドシルフィニッシャー(メタル調フィニッシュ)
-リヤバンパーフィニッシャー(メタル調フィニッシュ)
-AUTECHエンブレム<フロント・リヤ>
・AUTECH専用シグネチャーLED
・AUTECH専用サイドターンランプ付電動格納式リモコンドアミラー(メタル調フィニッシュ)
・AUTECH専用17インチアルミホイール&215/50R17 91Vタイヤ
・AUTECH専用インテリア
-クリスタルスエード&ブルーレザレットコンビシート「AUTECH」刺繍(ブルーステッチ)
-ブルーレザレットドアトリム<フロント・リヤ>(ブルー ダブルステッチ)
-ブルーレザレットセンターコンソールリッド(ブルーステッチ)
-ダークウッド調インストパネル
・AUTECH専用本革巻ステアリング(ブラック/ブルーコンビ&ブルーステッチ)(ステアリングヒーター付)
・AUTECH専用エンブレム(センタークラスター)
日産 リーフ価格
■40kWh車
・S:3,326,400円
・X:3,819,200円
・X V セレクション:4,056,800円
・G:4,189,900円
・AUTECH:4,094,200円
■62kWh車
・e+ X:4,411,000円
・e+ G:4,998,400円
・e+ AUTECH:4,686,000円
リーフのカタログ情報
- 現行モデル
- 平成29年10月(2017年10月)〜現在
- 新車時価格
- 315.0万円〜583.4万円
リーフの在庫が現在22件あります
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