ここでは、7人乗りでも車両価格や中古車相場が抑えられている車種や、コスパに優れた車種を厳選してご紹介しています。
失敗しない選び方も分かりやすく解説していますので、参考にしてください。
※車両情報は、2025年1月15日時点のガリバー「車カタログ」より引用しています。価格、サイズ、装備、相場は記事の加筆修正時の情報で、今後モデルチェンジなどの理由で変更される可能性があります。
7人乗りの安い車おすすめ13選
今回は、7人乗りの安い車として新車3車種と中古車10車種を厳選しました。
7人乗りの安い新車おすすめ3車種
車種名 | 新車時価格 | WLTC燃費 | ボディタイプ | |
---|---|---|---|---|
① | トヨタ「シエンタ」 | 199.5万円~ | 18.3~28.8km/L | ミニバン(小) |
② | ホンダ「フリード」 | 250.8万円~ | 14.4~25.6km/L | ミニバン(小) |
③ | トヨタ「ノア」 | 267万円~ | 14.3~23.4km/L | ミニバン(中) |
新車で車両価格と維持費を抑えやすいのは、コンパクトミニバンのシエンタとフリード、そしてMクラスミニバンのノアです。
これら3車種の詳細は、 こちらから確認できます。
7人乗りの安い中古車おすすめ10車種
車種名 | 中古車相場 | ボディタイプ | |
---|---|---|---|
① | トヨタ「シエンタ」 | 120万円~200万円(2017年式) | ミニバン(小) |
② | ホンダ「フリード」 | 120万円~210万円(2017年式) | ミニバン(小) |
③ | 日産「セレナ」 | 130万円~270万円(2017年式) | ミニバン(中) |
④ | ホンダ「ステップワゴン」 | 210万円~320万円(2018年式) | ミニバン(中) |
⑤ | トヨタ「エスクァイア」 | 250万円~310万円(2019年式) | ミニバン(中) |
⑥ | BMW「2シリーズ グランツアラー」 | 150万円~200万円(2018年式) | ミニバン(中) |
⑦ | 日産「エクストレイル」 | 170万円~210万円(2018年式) | SUV |
⑧ | 三菱「アウトランダーPHEV」 | 380万円~460万円(2022年式) | SUV |
⑨ | マツダ「CX-8」 | 250万円~340万円(2019年式) | SUV |
⑩ | トヨタ「プリウスα」 | 200~240万円(2019年式) | ステーションワゴン |
中古車では、ミニバン以外にSUVとステーションワゴンからもおすすめ車種を選びました。新車時価格からの値下げ幅が大きい、或いはコスパに優れた車種を厳選しています。
これら10車種の詳細は、 こちらから確認できます。
失敗しない!7人乗りの安い車の選び方
7人乗りの安い車を選ぶ際は、以下でご紹介する3つのポイントに着目しましょう。
ポイント①新車か中古車か
新車と中古車のどちらを選ぶかは、乗せる人や使用目的、使用年数を考えて判断しましょう。
たとえば小さな子どもを乗せる場合は、車内が汚れることも多いです。汚れを気にするのであれば、中古車のほうが気楽でしょう。また、使用年数が短い場合も中古車をお勧めします。
一方、汚れなどの心配がなく、新しさや装備にこだわりたいのであれば新車がおすすめです。
新車の場合は、買い替えを意識してリセールバリューの高い車を選びましょう。また、コスパを考えて車両価格や燃費、税金にも注目してください。
一方、中古車では年式と走行距離のバランスを見て選びましょう。100万円前後の安い車両を購入しても良いですが、修復歴車や水没車でないか確認してください。また、一定の予防安全装備が整った車を選ぶのがおすすめです。
ポイント②ボディタイプとサイズ
ミニバン | SUV | ステーションワゴン | |
---|---|---|---|
乗車定員 |
7~8名 |
5~7名 | 5~7名 |
スライドドア | あり ※外車はない場合も |
なし | なし |
3列目の広さ | ◎~△ | △ | △ |
悪路走破性 | △ | ◎ | 〇 |
走行安定性 | 〇 | 〇 | ◎ |
おすすめ | 居住性重視 常に6~7人乗る |
デザイン重視 アウトドア目的 |
バランス重視 ドライブ目的 |
7人乗りがあるボディタイプは、ミニバン、SUV、ステーションワゴンの3種類です。
広さや乗降性を考えると、おすすめなのはミニバンです。ただし、シエンタやフリードのようなコンパクトミニバンは3列目が狭いです。
「普段は5人乗り」「3列目は子どもが乗る」といった場合はSUVやステーションワゴンでも良いでしょう。アウトドアに使うなら悪路に強いSUV、長距離ドライブ中心なら走行安定性の高いワゴンがおすすめです。
ポイント③シートアレンジ
車中泊や長距離移動のために7人乗りを選ぶ人は少なくありません。「シートはフルフラットになるか」「前後のスライド幅は大きいか」といった点を確認しましょう。
また、シートアレンジとは異なりますが、車内での休憩を想定する場合は座席のリクライニング角度もチェックしておくと良いでしょう。
Q. 安い車を選ぶポイントは?
安い車を選びたいのであれば、たとえば廉価グレードを選んだり、中古車でも低年式車を選んだりする方法があります。ただし、グレードや年式を妥協すれば装備が物足りなくなっていきます。最低限ほしい装備を事前に考えることが大切です。
この他に、人気の低い車種や色を選んで値下げ交渉するといった方法もあります。
7人乗りの安い新車おすすめ3車種
シエンタとフリードは小型で、都市部でも運転しやすいです。サイズは似ていますが強味は全く異なる車なので、違いを把握しましょう。
また、3列目を含めた広さ、快適性を追求するならノアをお勧めします。
①トヨタ「シエンタ」
- 新車時価格:199.5万円~
- WLTC燃費:18.3~28.8km/L
- 代表サイズ:全長4260mm×全幅1695mm×全高1695mm
現行モデルのシエンタは2022年8月に登場。愛らしいデザイン、高い安全性能、充実した装備と総合力の高い一台です。3列目を使わない場合は、座席を床下に収納できます。
シエンタで特に魅力的なのが、コストの安さです。ハイブリッド車でも約250万円から購入でき、燃費性能はミニバントップの数値。また、3グレード全てに7人乗りの選択肢があります。
②ホンダ「フリード」
- 新車時価格:250.8万円~
- WLTC燃費:14.4~25.6km/L
- 代表サイズ:全長4310mm×全幅1695mm×全高1780mm
フリードは2024年6月にフルモデルチェンジ。2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。居住性の高さに加えて走行性能が大幅に向上。また、ハイブリッド車には高性能のe:HEVシステムを初搭載しています。
フリードの魅力は実用性の高さです。シエンタより車内が広く、シートも柔らかいです。また、ペダルの反応が良く、安定感もあるので長距離運転に向いています。ただし、7人乗りは1グレード(AIR EX)でしか選択できません。
③トヨタ「ノア」
- 新車時価格:267万円~
- WLTC燃費:14.3~23.4km/L
- 代表サイズ:全長4695mm×全幅1730mm×全高1895mm
ノアは、Mクラスミニバンの中で車両価格と維持費を抑えやすい車です。姉妹車のヴォクシーはエアロ仕様のみですが、ノアは標準仕様を選択できます。また、ノアにはヴォクシーにない下位グレードが存在します。
安全装備も充実しており、燃費もMクラスミニバンでは最も良い数値です。ゆとりある7人乗りでコストを重視したいなら、ノアを選びましょう。
7人乗りの安い中古車おすすめ10車種
中古車では、新車時価格からの値下げ幅が大きい、或いはコスパに優れた車種を厳選しました。おすすめ年式や中古車相場もチェックしてください。
①トヨタ「シエンタ」
- 中古車相場:120万円~200万円(2017年式)
- 代表サイズ:全長4260mm×全幅1695mm×全高1675mm
シエンタを中古で購入する場合、狙い目は型落ちした2代目(170系)です。総合力では現行3代目の圧勝ですが、2代目は現行モデルと車の大きさや車内の広さが殆ど変わりません。また、人気モデルで流通台数も多く、100万円前後の車両も多数あります。
2代目にもハイブリッド車があり、最終モデルの最高燃費は22.8km/L(WLTCモード)です。装備の充実したGグレード以上の車両をお勧めします。
【関連記事】シエンタ170系とは?特徴や魅力、前期・後期の違いを紹介
②ホンダ「フリード」
- 中古車相場:120万円~210万円(2017年式)
- 代表サイズ:全長4265mm×全幅1695mm×全高1710mm
フリードも、中古車で購入するなら型落ちした2代目がおすすめです。モデルチェンジにより、今後相場価格の下落が予想されます。
2代目フリードも居住性の高さが魅力です。2017年式でも半分程度のグレードに予防安全パッケージ「ホンダセンシング」が標準装備されているので、装備車を選びましょう。燃費が気になる場合は、ハイブリッド車(最終モデルの最高燃費20.9km/L、WLTCモード)も選択可能です。
③日産「セレナ」
- 中古車相場:130万円~270万円(2017年式)
- 代表サイズ:全長4770mm×全幅1740mm×全高1865mm
※サイズはハイウェイスターシリーズより
セレナは5代目(C27型、2016年8月~2022年11月)モデルが狙い目です。流通量の多さもあって、他のMクラスミニバンに比べて高年式でも低価格な車両が多く存在します。
年式は、重視する機能・性能に応じて検討しましょう。5代目は初期モデルからプロパイロット、2018年3月以降のモデルでe-POWER搭載車を選ぶことができます。
なお、リセールを考えるとハイウェイスター系モデルがおすすめですが、標準仕様車と比べてボディサイズが大きい点に注意が必要です。
④ホンダ「ステップワゴン」
- 中古車相場:210万円~320万円(2018年式)
- 代表サイズ:全長4760mm×全幅1695mm×全高1840mm
※サイズはステップワゴンスパーダより
ステップワゴンのおすすめは、先代(5代目、2015年4月~2022年5月)モデルです。セレナに比べて中古車相場は高めですが、装備の充実したモデルを購入できます。
おすすめ年式は、ビッグマイナーチェンジを経た2018年以降。ホンダの充実した予防安全装備「ホンダセンシング」を全車標準装備にしている点が魅力です。また、2018年式以降であればハイブリッド車も選択できます。
観音開きのバックドアや床下収納できる3列目シートなど、ライバル車にない魅力を備えた一台です。
⑤トヨタ「エスクァイア」
- 中古車相場:250万円~310万円(2019年式)
- 代表サイズ:全長4695mm×全幅1695mm×全高1825mm
エスクァイアはノア/ヴォクシーの姉妹車で、2021年12月に生産を終了しました。高級感を備えた一台で「アルファードが欲しいけど高すぎる」「アルファードは大きすぎる」という人にお勧めします。
性能は先代ノア/ヴォクシーと同様で、ハイブリッド車の燃費性能も現行モデルのセレナやステップワゴンとほぼ同レベルです(最終モデルの最高燃費は19.8km/L、WLTCモード)。
【関連記事】エスクァイアの生産終了の理由は?中古なら狙い目はどれ?
⑥BMW「2シリーズ グランツアラー」
- 中古車相場:150万円~200万円(2018年式)
- 代表サイズ:全長4585mm×全幅1800mm×全高1640mm
2シリーズグランツアラーは、3列シートを備えた「海外版ミニバン(MPV)」です。
国産ミニバンと異なり、スライドドアは備えていません。また、Mクラスミニバンと比べればサイズも小ぶりで全高も低いので、やや窮屈感を覚える人も多いでしょう。
しかし、7人乗りながらBMWならではの走行性能を楽しめる点は大きな魅力です。アクティブにロングドライブへ出かけたい人にお勧めします。
⑦日産「エクストレイル」
- 中古車相場:170万円~210万円(2018年式)
- 代表サイズ:全長4690mm×全幅1820mm×全高1730mm
エクストレイルは、先代の3代目(T32型)から7人乗りモデルが設定されました。ミドルサイズSUVのなかで長年高い人気を誇る一台であり、アウトドアユースにおすすめです。
3代目の場合、中古車相場は多くのMクラスミニバンと概ね同程度ですが、3列目はかなり狭いです。また、エクストレイルは7人乗りモデルの設定が1グレードのみで、中古での流通量も少ないです。
⑧三菱「アウトランダーPHEV」
- 中古車相場:380万円~460万円(2022年式)
- 代表サイズ:全長4720mm×全幅1860mm×全高1750mm
アウトランダーPHEVは、2021年登場の現行モデルから7人乗りモデルを設定。まだ高年式車しか選べないため、中古車相場もやや高いです。
ただし、現行モデルは非常に高い走行性能を誇ります。また、約80kmもの距離をEV走行できるので、ガソリン代は殆どかかりません。
2024年10月のビッグマイナーチェンジで今後値下がりが期待できること、7人乗りを選択できるグレードの新車時価格が今や600万円前後になった点からも、中古車をお勧めします。
⑨マツダ「CX-8」
- 中古車相場:250万円~340万円(2019年式)
- 代表サイズ:全長4900mm×全幅1840mm×全高1730mm
常時7人乗りできるSUVを買いたいのであれば、CX-8をお勧めします。販売当時は国産SUVで唯一の全車3列シートSUVであり、3列目は身長170cmの人が無理なく座れる設計となっています。
2024年秋に後継モデルCX-80が登場したため、今後中古車相場は下落すると予想されます。おすすめはマツダならではのディーゼル車。特にXD Lパッケージがイチオシです。発進時からのびやかに加速し、坂道も楽に登れます。
⑩トヨタ「プリウスα」
- 中古車相場:200~240万円(2019年式)
- 代表サイズ:全長4645mm×全幅1775mm×全高1575mm
最後にご紹介するのは、プリウスをベースに誕生した3列シートワゴンのプリウスαです。「プリウス」の名を冠するだけあって、燃費性能に優れています。最終モデルの最高燃費は20.7km/L(WLTCモード)です。
2シリーズグランツアラーと同様に、高さが抑えられているからこそ低重心で走行安定性が高いです。それでいて、他のミニバンやグランツアラーと比べて燃費が優れている点は大きな魅力といえます。3列目の広さは充分ではないものの、ロングドライブに便利な一台です。
【番外】アルファードも低年式なら安い
アルファードでも、10年落ち以上の車であれば、200万円以下で購入できます。また、予算を250万円~300万円程度に上げれば、先代モデルの2015年式~2017年式あたりが購入できます。
車選びに迷ったらプロに相談
7人乗りの車は車両価格が高い傾向があるため、維持費も計算しながら車選びを進めましょう。予算を抑えるなら、中古もおすすめです。
どれにするか迷った場合は、プロに相談しましょう。特に、中古車販売店ならメーカー横断でアドバイスをしてもらえることも多いです。