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ルノーは、キャプチャーに2タイプの特別仕様車を設定し発売を開始した。特別仕様車は「キャプチャー プレミアム」と「キャプチャー エクスプレッション」となる。
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ルノーのコンパクトSUV「キャプチャー」ってどんなクルマ?
ルノー キャプチャーは、2014年に登場した。BセグメントのコンパクトSUVに属し、全長4,125×全幅1,780×全高1,585mmというコンパクトなボディサイズをもつ。このクラスには、プジョー2008やアウディQ2などがあり、国産車ではマツダCX-3やホンダ ヴェゼルなどがある。国産コンパクトSUVの多くは4,200㎜超の全長を持っているので、キャプチャーはやや小さめのサイズとなる。
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小さいのに小回りは意外と苦手
キャプチャーは、小さいボディサイズなので日本でも使いやすいサイズといえるのだが、少々微妙な部分もある。それは、全高。全高は1,585㎜と1,550㎜をわずかに超えている。日本の都市部に多い立体駐車場の多くは、全高の制限でが1,550㎜なのだ。そのため、入庫することができない。マンションなど立体駐車場を使う人にとっては、車庫証明が取れないクルマになってしまうのだ。これは、販売面で不利になる。同じクラスのアウディQ2の全高は1,530㎜。日産ジュークは、車高を下げ全高1,550㎜にしたグレードを新たに追加したほどだ。
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圧倒的な存在感が魅力のデザイン
そんなキャプチャーだが、誰もが分かるようにデザインは、とてもユニーク。さすが、ルノーといったデザイン力を魅せつける。小さなボディサイズながら、この優れたデザインの恩恵で圧倒的な存在感がある。クルマの群れの中でも、ひと際目立つ存在だ。ボディカラーもなかなか絶妙。ルーフとボディカラーを2色に分けた2トーンカラーが良く似合うコンパクトSUVだ。搭載されるエンジンは、1.2Lターボで118ps&205Nmを発揮する。1280㎏という車重には十分なもので、力強く軽快に走ることができる。
ただし、先進予防安全装備はやや遅れている。エアバッグ類の装備は充実しているものの、歩行者検知式自動ブレーキなどの安全装備は用意されていない。
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ややお買い得感がある設定とした特別仕様車
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キャプチャー プレミアムの専用装備は、専用アプリ「R&Go」でスマートフォンを接続できるR&Go対応ラジオを装備。さらに、レザーシート(前席シートヒーター付)、専用レザーハンドル、レザーパーキングブレーキレバー、クロームハブキャップが装備された。価格は2,660,000円。
エクスプレッションの専用装備は、R&Go対応ラジオとクロームハブキャップとなり、価格は2,540,000円となった。
特別仕様車:キャプチャー プレミアム
ファブリックシートのインテンスの価格が2,672,000円なので、レザーシート(前席シートヒーター付)などがプラス装備され価格の安いプレミアムは、お買い得な印象が強い。ただ、装備が微妙に異なっており、悩ましい選択となりそうだ。それは、キャプチャーの魅力であるシート表皮が取り外し可能となるジップシートクロスは、レザーシートに対応していないので、この機能が欲しい人はプレミアムは選べない。とにかくレザーシートが必要というのであれば、プレミアムはお買い得感のある特別仕様車といえるだろう。特別仕様車:キャプチャー エクスプレッション
そして、エクスプレッションはエントリーグレードとしての役割を果たす特別仕様車として設定された印象が強い。既存グレードのインテンスより、やや装備は簡素化されている。そのため、約13万円価格が下がっている。 予算重視でシンプルな仕様でも十分というのであればエクスプレッションという選択になるだろう。
ルノー キャプチャーの買い方
ルノー キャプチャーは、人気のコンパクトSUVということもあり、また流通量も少ないのでリセールバリューは高めとなっている。短期の乗り換えでも、リスクの少ない車種と言えるだろう。
ただし、新車でキャプチャーを買う場合、下取り車の価格はシッカリとチェックしたほうがいい。ルノーのお店では、下取り車を高値で売る再販能力が高いところが少ないため、あまり高額で買い取ることができない可能性がある。そのため、必ず下取り車は事前に買取店で査定してもらったほうがよい。そこで、下取り価格と比べ、より高いところで売るようにしたい。
ルノー キャプチャー特別仕様車価格
車両販売価格は以下の通り。
・キャプチャー プレミアム 2,660,000円
・キャプチャー エクスプレッション 2,540,000円
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執筆者プロフィール
クルマ評論家 CORISM代表 大岡 智彦 氏CORISM(http://www.corism.com/)編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員。
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キャプチャーのカタログ情報
- 現行モデル
- 令和3年2月(2021年2月)〜現在
- 新車時価格
- 299.0万円〜439.0万円
キャプチャーの在庫が現在7件あります
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