izuru_endo_title101

今月のふせん絵 第15回 トヨタ コロナ マークII

copyright_izuru_endo_2016_02_corona_mk2_1280_1957

◆ワンランク上のお父さんカーの象徴はコロナから派生


現在はマークXという車名に発展したが、かつてはクラウン、コロナ、カローラとともにトヨタを代表するセダンだったマークII。そのはじまりは1968年、コロナの上位車種として登場した「コロナ マークII」だった。排気量は1.6リットルと1.9リットルでコロナとは差別化。外観もまったく異なるものとされた。上級ファミリーカーとしてだけではなく、日産のローレルなどと並び、クラウンやセドリックなどの下のクラスを担う「ハイオーナーカー」という性格も与えられていた。

>> 過去のイラスト記事一覧はコチラをクリック

ボディバリエーションには、4ドアセダンと2ドアハードトップが存在した。1969年にはDOHCエンジンを積んだGSSも追加され、スポーティさもアピールした。1972年に2代目となった際に、コロナのネーミングが外れて「トヨタ マークII」となっている。


【イラスト/文 遠藤イヅル】
フリーのカーイラストレーター/ライター。東京都出身。自動車雑誌、WEBサイトにクルマをテーマにしたイラストや記事を多数提供。世界各国の生活感があるクルマを好み、20年間で18台のクルマを乗り継ぐ。クレイジーなほど深くて混沌としたクルマ知識を持つ元自動車系デザイナー。自身のクルマ体験をもと、独創的な視点で切り込むイラストやインプレッション記事は、他にないユニークなテイストとして定評がある。2015年7月現在の愛車はプジョー309SI。最新の掲載誌は遠藤イヅルのfacebookで確認!

>> 過去のイラスト記事一覧はコチラをクリック