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今月のふせん絵 第7回 ジャガー・Mk X(マーク10)
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◆Tusk of a jaguar
1950年代からすでに北米市場で好評だったジャガーは、1950年に発売した大型サルーンMk IX(マーク9)よりもさらに大きなMk X(マーク10)を1961年に送り出した。モノコックを採用した車体は全長5130mm、全幅1940mmという巨躯を誇り、ノーズにはEタイプですでに評判を得ていたトリプルキャブの3.8ℓ直6DOHCユニット(269ps)を与えられていた。個別に並んだ丸目4灯、前傾したフロントは、その後長期間にわたってジャガーらしさの象徴となった。当時では随一の高性能サルーンであったが、1964年には排気量が4.2ℓとなり、1966年には420Gと改称され、1970年まで製造された。
【イラスト/文 遠藤イヅル】
フリーのカーイラストレーター/ライター。東京都出身。自動車雑誌、WEBサイトにクルマをテーマにしたイラストや記事を多数提供。世界各国の生活感があるクルマを好み、20年間で18台のクルマを乗り継ぐ。クレイジーなほど深くて混沌としたクルマ知識を持つ元自動車系デザイナー。自身のクルマ体験をもと、独創的な視点で切り込むイラストやインプレッション記事は、他にないユニークなテイストとして定評がある。2015年7月現在の愛車はプジョー309SI。最新の掲載誌は遠藤イヅルのfacebookで確認!