イアン・カラム ジャガーカーズ デザインディレクターと新型「ジャガー XJ」
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伝統の奴隷ではなく、モダンな方法で「XJ」の精神を解釈し直す
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは9月30日、ジャガーの代表的なフラッグシップモデルである「XJ」の新型モデルを報道陣に公開した。会場には英国・ジャガーカーズのデザインディレクターであるイアン・カラム氏が来日し、お披露目を祝った。7月にイギリスでワールドプレミアを果たし、既に8月17日より日本での予約が開始しているNEW XJだが、国内での披露はこれが初めてとなる。なお正式な発売開始については2010年3月を予定する。
ジャガー XJシリーズのフルモデルチェンジは6年ぶり。ただし1968年以来続くXJシリーズにおいて、初代モデルより代々受け継がれてきた伝統のデザインテイストを一新。極めて現代的で流麗なフォルムを手にした。これについてイアン・カラム氏は『伝統の奴隷になることなくモダンな方法で、初代XJの大胆な精神をそのままに現代風に解釈した』と説明する。今でこそ「伝統的」と説明されるジャガーXJのデザインだが、初代が登場した時には極めて革新的なものだった。ジャガーの象徴とされるXJのデザインを再構築することは、並大抵のことではなかったと想像されるが、イアン氏は『私たちは21世紀を象徴するジャガーを創った』と胸を張った。
メーターは12インチ高解像度バーチャルインストルメントパネルを採用
新型では先代モデルに続きアルミニウムボディを採用。ライバル車に比べおよそ150kg程度の軽量化を実現させた。このアルミのうち約50%はリサイクル原料を使用するという。ボディはSWB(スタンダードホイールベース)とLWB(ロングホイールベース)車の2種類を用意。エンジンは、日本仕様ではV8 5.0リッター DOHC(385ps)と同 DOHCスーパーチャージャー(470ps)、同ハイパフォーマンス版(510ps)の3種類をラインナップする。
インテリアでは、ジャガーらしいレザーとウッドを贅沢にあしらいながらも、極めてモダンな印象だ。XFに続き「ジャガードライブセレクター」が採用され、インテリアに独特のムードを放つ。中でも象徴的なのが計器類に初採用された「iTech」。メーターに12インチ液晶の高解像度バーチャルインストルメントパネルを採用するほか、8インチフルカラータッチスクリーンやメディアハブを搭載する。
新型「ジャガー XJ」シリーズの価格は、SWB版が「XJ Luxury」(385ps)1000.0万円から「XJ Supersport」(510ps)1655.0万円まで4グレード。LWB版が「XJ Portfolio」(470ps)1600.0万円と「XJ Supersport」(510ps)1755.0万円の2グレードとなる[※価格は消費税込み]。
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代表グレード
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XJ Portfolio LWB[ロングホイールベース]
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ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
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5247x1894x1448mm
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車両総重量[kg]
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2390kg
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総排気量[cc]
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4999cc
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エンジン種類
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V型8気筒DOHCスーパーチャージャー
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最高出力[ps(kw)/rpm]
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470ps(346kW)/6000-6500rpm
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最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
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575N・m/2500-5500rpm
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トランスミッション
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電子制御6速AT
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消費税込価格[万円]
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1600.0万円
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発売時期[日本]
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2010年3月予定
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XJのカタログ情報
- 平成22年5月(2010年5月)〜令和4年6月(2022年6月)
- 新車時価格
- 900.0万円〜2107.0万円
XJの在庫が現在2件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。