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今月のふせん絵 第11回 ジャガー XJR-12

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◆栄光のル・マン覇者


いまなお高い人気を誇るレースカテゴリー、グループC(Gr.C)。各メーカーがしのぎを削って戦っていたが、その中にジャガーがあった。ジャガーのG.CカーはTWR(トム・ウォーキング・レーシング)が製作を手がけており、1990年から1993年に活躍した「XJR-12」は1985年に登場したXJR-6から続く一連のジャガーGr.Cカーの発展型で、とくにル・マンなどの長丁場の耐久レースに焦点を合わせて開発されたため、V6ターボエンジンを採用していたスプリント仕様のXJR-10、11の改良版というよりは、1988年にル・マンを制したV12エンジンのXJR-9を進化させた。1990年、XJR-12はアメリカのIMSA(イムサ)と欧州主体で開催されるWSPCの2つのシリーズに投入され、デイトナ24時間では1-2フィニッシュ、そしてル・マンでも1位2位を独占した。


【イラスト/文 遠藤イヅル】
フリーのカーイラストレーター/ライター。東京都出身。自動車雑誌、WEBサイトにクルマをテーマにしたイラストや記事を多数提供。世界各国の生活感があるクルマを好み、20年間で18台のクルマを乗り継ぐ。クレイジーなほど深くて混沌としたクルマ知識を持つ元自動車系デザイナー。自身のクルマ体験をもと、独創的な視点で切り込むイラストやインプレッション記事は、他にないユニークなテイストとして定評がある。2015年7月現在の愛車はプジョー309SI。最新の掲載誌は遠藤イヅルのfacebookで確認!

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