「急いで買うな！？お買い得な特別仕様車ブラックエクストリーマーX」日産エクストレイル購入ガイド

春にはエクストレイルのハイブリッド車が投入！？ガソリン車で良いならお買い得！

エクストレイルは、安定してい売れているベストセラーモデルだ。このエクストレイルは、2013年にフルモデルチェンジし3代目になったばかりのモデル。初代、2代目は、四角いボディデザインでいかにもSUVであるというタフネスさをアピールしていた。ところが、3代目エクストレイルは、方向性を変えスタイリッシュな都会派デザインとなった。こうしたことで、旧型のエクストレイル顧客から不満がでないか懸念されていたものの、販売台数は順調に推移。日産のヒットモデルとなっている。また、2代目エクストレイルに搭載されていたクリーンディーゼルエンジンは、3代目エクストレイルには搭載されていない。2代目エクストレイルのクリーンディーゼル車が、そのまま継続販売されている。

この3代目エクストレイルは、生産面でも新たなチャレンジがなされたモデルだ。コモン・モジュール・ファミリー（CMF）と呼ばれるプラットフォームを初採用。開発・生産効率・コストなど、多くのメリットがあるというCMFを使うことで、より一層グローバルモデルとしての方向性を強く打ち出している。北米では、ローグとして発売されており、約190ヶ国で販売される予定だ。

このCMFは、我々にもメリットがある。コストが下がるということは、販売価格が下がるということだ。もし価格下がらないのなら、日産が儲けすぎということにもなるが、エクストレイルの価格は　2,313,360円から。それなりに価格競争力のあるものとなった。しかし、グローバル化という名のもとに、ボディサイズは全長4640×全幅1820×全高1715mm、最小回転半径は5.6mとなっており、全幅は拡大。最小回転半径も先代に比べ大きくなり、日本での使い勝手は悪い方向へ向かってしまっている。

エクストレイルは、コスト面だけではなく、機能面も大きく進化した。エクストレイル自慢のALL MODE 4×4-i は、世界初採用のシャシー制御技術を搭載し、高い走破性を誇る。安全面でも、日産車ではいち早く自動ブレーキ関連であるエマージェンシーブレーキを採用している。安全面では、かなり国内マーケットを意識した仕様になっている。こうした先進技術も評価されたこともあり、エクストレイルは売れているのだ。

そして、発売から約1年が経過し、さらに2-3月の繁忙期の目玉として投入されたのが特別仕様車「ブラックエクストリーマーX」だ。

ベースとなるエクストレイルエクストリーマーXは、フロントオーバーライダーやアンダーカバー、専用の大型フロントフォグランプやアルミホイールなどを装備。ノーマルのエクストレイルのデザインにタフネスさが足りないと感じている顧客も満足するようにワイルドでタフなイメージをより強調したグレードだ。

特別仕様車「ブラックエクストリーマーX」は、そんなエクストリーマーXのフロントオーバーライダーやアンダーカバー、フロントグリル、アルミホイールなどのエクステリアパーツの色をダークカラーに変更することで個性を際立たせ、より精悍で力強いスタイルとしている。さらに、人気の高い「LEDヘッドランプ」や「ルーフレール」を標準装備した。

価格面では、エクストレイルブラックエクストリーマーX エマージェンシーブレーキパッケージ3列車の価格は2,965,680円。対して、エクストリーマーX エマージェンシーブレーキパッケージ3列車の価格は　2,877,120円となっているので、約9万円のアップという設定。約9万円アップで、LEDヘッドランプとルーフレールが装備できるのであれば、ややお買い得な価格設定となっている。こうした人気オプションはぜひ装着したいので、ブラックエクストリーマーXがおすすめグレードとなる。

ただし、注意も必要。エクストレイルは、2015年春にハイブリッドモデルの投入が予定されている。そのため、ハイブリッド車に興味があるのなら、しばらく待った方がよい。予算重視でガソリン車希望というのであれば、ブラックエクストリーマーXは十分に満足度の高いグレードになる。

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価格

日産エクストレイルの価格は以下の通り。

20X ブラックエクストリーマーX

・2列 2,813,400円
・3列 2,885,760円

20X ブラックエクストリーマーX“エマージェンシーブレーキパッケージ”

・2列 2,893,320円
・3列 2,965,680円

エクストレイルを売りたい！買取相場は？

日々、車買取相場が変わる中古車。また、雪の多い冬には4WD、夏場にはオープンカーなど、季節や地域によってクルマの需要も変わるため、車種によっては“売り時”のタイミングがある場合も。年間買取台数約20万台のガリバーの過去6ヶ月間の中古車査定相場情報を公開しています。

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執筆者プロフィール
クルマ評論家 CORISM代表大岡智彦氏

CORISM（http://www.corism.com/）編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車＆中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員。