スズキは、ハイト系ワゴンの主力軽乗用車「ワゴンR」と「ワゴンRスティングレー」に新開発の低燃費化技術「S-エネチャージ」を搭載したグレードを設定し発売を開始した。- 目次
- 1 ワゴンR/ワゴンRスティングレーについて
- 1-1 ワゴンR FZグレードの変更点は？
- 1-2 ワゴンR FZ/ワゴンRスティングレー Xがオススメの理由は？
- 1-3 ワゴンR/ワゴンRスティングレーの価格
- 2 ワゴンRを売りたい！買取相場は？
- 3 ワゴンRの中古車情報
ワゴンR FZグレードの変更点は？ 軽ハイト系ワゴントップとなる実力！
この新技術であるS-エネチャージの採用により、ワゴンRの燃費は30.0㎞/Lから32.4km/Lへと大幅に進化。30.0㎞/Lでもクラストップだったので、いっきにライバルを大きく引き離したことになる。
新技術S-エネチャージは、いわゆるマイルドハイブリッドシステムと呼ばれるもの。ISG（モーター機能付発電機）を使用。このISGは、スターターモーター機能とモーターアシスト機能を併せ持つ。加速時には、モーターアシストを行い、減速時には発電機として使用される。ストロングハイブリッドのように、モーターのみでの走行はできないが、加速時にモーターがアシストすることで、エンジンの負荷を軽減することで低燃費化させている。同じような仕組みを日産セレナSハイブリッドが使用している。
このISGは、燃費性能を向上させるだけでなく、アイドリングストップ時からの再始動に起こる振動や騒音にも大きく貢献している。エンジンが始動するときに起きるクランキング音や振動が激減。スムースな再始動ができるようになった。このスムースな再始動は、高級車以上といえるレベルで、わずかに振動する程度。気にしていなければ、ほとんど分からないレベルだ。その静粛性も高く、前方に停止していた他社の軽自動車がアイドリングストップからの再始動した時の騒音の方が気になるくらいだ。
このISGの採用により、アイドリングストップ機能も進化した。よりアイドリングストップ機能が頻繁に作動できるようになった。さらに、ブレーキストロークセンサーを採用。意図しないエンジン再始動を抑制し、燃費向上に貢献している。S-エネチャージ搭載車は、外観デザインも若干変更されている。LEDイルミネーションランプ等の加飾を施して、先進性を表現している。燃費性能だけでなく、安全装備も向上している。ワゴンRスティングレーには、後退時に左右から車両後方に接近する移動物をお知らせする軽自動車初「後退時左右確認サポート機能」と「自動俯瞰機能」を採用したバックアイカメラを、スマートフォン連携ナビゲーションとセットでメーカーオプション設定。また、クルーズコントロールシステム（スティングレーT）を採用した。
ワゴンR FZ/ワゴンRスティングレー X がオススメの理由は？
S-エネチャージの搭載により、ワゴンRのグレードも若干変更されている。S-エネチャージ搭載車がFZというグレード名となり、上級グレードのFXリミテッドと置き換わったイメージだ。S-エネチャージを搭載したFZの価格は、1,372,680円（FF）。約4万円アップという計算になる。これだけの新技術を投入して約4万円という価格アップは、なかなかリーズナブルな価格設定といえる。ただし、燃費差で価格アップ分を取り戻すには、かなりの距離を走らなくてはならない。元を取るのは難しいが、それ以上に価値があるのがアイドリングストップ時からの再始動の振動の無さや静粛性だ。これだけでも、プラス4万円くらいの価値はあると思えるくらい。一度、試乗して体感してみることをお勧めする。
こうしたことを考えると、ワゴンRの選び方は、予算が許せば、やはりS-エネチャージを搭載したグレード FZを選ぶといい。ここまで来ると、燃費性能や静粛性などを含め、トータルバランスでもクラストップの実力だ。
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ワゴンR/ワゴンRスティングレーの価格
＜ワゴンR＞
・FZ（S-エネチャージ） 2WD CVT 1,372,680円
4WD CVT 1,493,640円
＜ワゴンRスティングレー＞
・X（S-エネチャージ） 2WD CVT 1,461,240円
4WD CVT 1,582,200円
ワゴンRを売りたい！買取相場は？
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