2013年後半から、2014年にかけてデビューした新型車に関しては、すでにもう
消費税5%で買える3月31日登録までに間に合わないモデルが続出している。
クルマは約3万点という部品から構成されている非常複雑なもの。この約3万点
の部品の内、1点でも足りなければ製品とならない。そのため、急に売れている
からといって、生産台数を急に増やすわけにはいかないのだ。
輸入車は、さらに厳しい。こちらも急に生産台数を増やせないばかりか、船で
運ばれて輸入されるまで約2か月以上の時間がかかる。そうなると、今買いに
行っても、在庫がなければ3か月以上先というのはよくある話だ。
そうはいっても、諦めてはいけない。
例えば2月10日ホンダは、フィットハイブリッドとヴェゼルハイブリッドを
リコールした。
リコールはどうしても欠陥車的な見方がされるため、注文しクルマが来るのを
待っていた顧客の中には、キャンセルするケースも多く出てくる。そうなると、
イッキに順番待ちが繰り上がり、納車が早まる可能性があったりる。
また、すでに生産されていて登録前のクルマに関しては、ディーラー在庫に
なったりする。そういったクルマが発生している可能性があるので、フィット
ハイブリッドやヴェゼルハイブリッドに関しては、そんなクルマがある可能性が
高いことからこまめに販売店から情報収集するといい。
リコールほどではないにせよ、発注後にキャンセルというのはたまにあること。
イレギュラーではあるものの、販売店から情報収集していれば、そんなキャン
セル車が3月末までに納車可能になることもある。ただ、自分の好みの色や装備
であるとは限らないので、妥協も必要だろう。
ここで難しいのは、多少妥協するくらいなら違う選択というのもある。
例えば、中古車。
現物でのビジネスなので、店頭などにならんでいるのなら、すぐに登録できて
5%で買える。どうしても新車というのなら、登録済み未使用車を中心に探してみるの
もいい。また、新車と同じ価格で中古車を考えると、年式さえ気にしなければ
ひとクラス上以上は当たり前で、憧れのクルマもターゲットになる。高年式を
中心に選べば、それほど新車と比べても遜色はないので、3月末の納車は無理と
言われたら中古車を見てみるのもいいだろう。