<贅沢なホワイトレザーを使った個性派特別仕様車がモード・ビアネロ >
日産ムラーノは、2004年に初代がデビュー。その後、2008年に2代目が登場している。基本的に、ムラーノは北米マーケットを主戦場として開発されたSUV。そのため全長4845mm、全幅は1885mmと、日本で使うには少々大型のボディサイズとなっている。また、エクステリアデザインも北米好みというべきなのか、かなり個性的。日本では、かなり好き嫌いのハッキリするスタイルとなっているのが特徴だ。
デビュー当時のムラーノは、3.5Lと2.5Lに4WDが設定されていた。ミッションは、このクラスでは珍しいCVTが採用されている。しかし、現在では急速に低燃費化が進む国内マーケットにおいて、ほとんど競争力が無い状態。最近では2.5Lがメインで発売され、3.5Lは4WDが1グレードのみ、2.5LはFFと4WDがあり計3グレードが用意されている。
ムラーノの販売状況は、モデル末期ということもあり、月平均の販売台数は300台を割る状態だ。国内マーケットにおいては、クリーンディーゼルやハイブリッドという最先端のパワーユニットが搭載されない限り、なかなか話題に上ることすらむずかしいだろう。北米では、次期ムラーノとも呼ばれるパスファインダーが登場し、日産車初のFFハイブリッドシステムが搭載されている。
ムラーノ モード ビアネロは、ゴールドのステッチが入ったホワイトとブラックの本革コンビシートを装備。ブラックのトリムとの組み合わせることで、プレミアムハイコントラストインテリアが特徴だ。ホワイトレザーは、汚れが気になりなかなか選択することが難しい素材。しかし、多くの超高級車には設定がある。超高級車のオーナーの多くは、汚れたらクルマそのものを乗り換えたり、シート表皮ごと交換するなど、ホワイトレザーはある意味贅沢な人用ともいえる。それだけに、その鮮やかさは特別感のあるものとして評価され、超高級車を象徴する装備といえる。
こういった贅沢な一面は、ムラーノの高級車としての価値をアップ。他人とは同じクルマに乗りたくない、同じムラーノであっても他とは違う特別なモノを求めるユーザーのハートを満たす仕様だ。販売台数から見れば、ムラーノはかなりマニアックな存在。そのマニアックなクルマの中で、さらに個性派となるわけだから、良くも悪くも注目度は高まることになる。
また、エクステリアでは、ダーククロムフロントグリルやLEDライト、グラファイトフィニッシュアルミホイールを採用され、ホワイトレザーシートに負けないキラキラ感を演出。全体的にゴージャスな雰囲気にまとめられている。
そんなムラーノ特別仕様車だが、おすすめかというと微妙。そもそも、ムラーノそのものがもはやモデル末期で、最新の低燃費技術が投入されているクルマと比べると、さすがに競争力はない状態。それでも、ムラーノのデザインに惚れた! と、いうのなら、ジックリと時間をかけて商談して大幅値引きを獲得したい。どうせ買うなら、超目立つモード ビアネロ狙いがいいだろう。
<ムラーノ モードビアネロ価格>
250XV モード・ビアネロ 4,108,650円
250XV FOUR モード・ビアネロ 4,287,150円
350XV FOUR モード・ビアネロ 4,858,350円
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