アトキンソンサイクルエンジン <ハイブリッド(HV)>

「アトキンソンサイクルエンジン」は、高膨張率サイクルとも呼ばれるとおり、圧縮比よりも膨張比を大きくすることで、通常のガソリンエンジンに採用されるオットーサイクルよりも熱効率を改善させたエンジンのこと。イギリスのジェームズ・アトキンソンによって提唱されたサイクルで、熱効率に優れ省燃費に貢献するのが最大の特徴だ。だが低速トルクと高回転域でのパワーが不足しがちなので、通常のガソリン車には使用しにくい。そのためモーターがエンジンをサポートするハイブリッドカー向きのエンジンであるともいえ、「トヨタ プリウス」もこのアトキンソンサイクルエンジンを採用している。