フィアロ P70tコーチ

未来の電気自動車像を提案する都市型パブリック ビークル

フィアロ P70Tコーチ(ランニングプロトタイプ) エンブレム

 創業70年を迎えるデザイン開発会社であるフィアログループが、東京コミュニケーションアート専門学校とコラボして開発した小型電気自動車が、このP70tコーチ(ランニングプロトタイプ)だ。全長2875mm×全幅1775mm×全高1860mmというボディサイズながら、大人3人がゆったりと座れるスペースが確保されている。ボディには軽量化のためCFRP(炭素繊維)を用い、ウインドーはガラスではなくポリカーボネート製とすることで、850kgという車重を達成した。モーターは73Kw&142N・mを発生する永久磁石式同期型モーターを採用、バッテリーはリチウムイオン電池を搭載する。
 インテリアはフロント1名、リヤ2名という変則的なレイアウトで、3人乗りとなっている。メーターまわりはLED表示を採用した斬新なもので、後席の天井には大型モニターも装備する。さらに個人の携帯端末と連動し、シートポジションなどの設定を呼び出せるカスタマイズ機構を備えているのにも注目だ。

フィアロ P70Tコーチ(ランニングプロトタイプ)

フィアロ P70Tコーチ(ランニングプロトタイプ) リヤビュー
フィアロ P70Tコーチ(ランニングプロトタイプ) インテリア
LEDを採用したメーターまわりなど、広々感のあるインテリア。デザインはかなり未来的な雰囲気だが実用性も高そう。フロントウインドーはとても大きく、運転しやすそうな印象だ。
フィアロ P70Tコーチ(ランニングプロトタイプ) シート
1+2という変則的なレイアウトを採用。フロントシートは乗り降りしやすいように回転するようになっている。後席はヘッドクリアランスも大きく、とてもゆったりとしている。
フィアロ P70Tコーチ(ランニングプロトタイプ) リヤモニター
後席の天井部分には大きな液晶モニターが装備されている。このほかにも近未来の都市型パブリック ビークルとして求められる、様々な先進装備が満載されているのに注目だ。

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