トヨタが提唱する、現時点でのベターな解答
トヨタは、9月15日から開催するドイツ・フランクフルトショーで、3代目「プリウス」をベースにリチウムイオン電池を搭載したプラグインハイブリッド車(PHV)『PRIUS PLUG-IN HYBRID Concept(プリウス プラグインハイブリッド コンセプト)』[コンセプトカー]を公開する。ハイブリッドカーの技術をベースに、外部充電可能なプラグインハイブリッドとした次世代環境技術である。
トヨタが現在発売しているハイブリッドカーでもEV走行(エンジンを作動せず電気モーターのみでの走行)は可能だが、プラグインハイブリッド車ではこの走行可能距離を伸ばすことで、CO2排出量をさらに抑制する効果が望める。今回の「プリウス プラグインハイブリッド コンセプト」では、満充電時のEV走行距離は約20km(ECモード)、CO2排出量は60g未満(ECモード)を目標としている。純粋な電気自動車(EV)が100km以上の航続距離を達成しているなかで、プラグインハイブリッドのEV走行距離20kmは短いと感じる方もいるだろうが、バッテリーの残存量や充電インフラの有無に関わらず使用できる点は、急速充電施設などのインフラ整備がまだまだ不十分な現状では、大きなメリットとなる。
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とはいえ、市販化はまだ未定・・・
さてこの「PRIUS PLUG-IN HYBRID Concept(プリウス プラグインハイブリッド コンセプト)」は、日米欧のフリートユーザーを中心に、世界で合計500台程度を順次投入してゆく。その割り当ては、日本約200台、米国約150台、欧州[フランス・英国・ドイツなど]約150台の予定だ。
市販版のプリウスに搭載されるのがニッケル水素電池なのに対し、今回のプリウス プラグインハイブリッド コンセプトでは、まだ乗用車用としてはほとんど実用化されていないリチウムイオン電池を搭載する。現時点では上記の500台投入後の具体的な市販予定などは明かされていないが、電池の技術的ハードルがクリアされるかどうかもキーになってくるはずだ。ともあれ近未来を支える重要な技術であることは間違いない。CORISMでも、今後ともその行く末を注目してゆきたい。
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車名
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PRIUS PLUG-IN HYBRID Concept(プリウス プラグインハイブリッド コンセプト)
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ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
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4460x1745x1490mm
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【エンジン】総排気量[cc]
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1797cc
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【エンジン】最高出力[ps(kw)/rpm]
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99ps(73kW)/5200rpm
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【エンジン】最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
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14.5kgf-m(142N・m)/4000rpm
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【モーター】種類
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交流同期電動機
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【モーター】最高出力
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82ps(60kW)
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【モーター】最大トルク
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21.1kgf-m(207N・m)
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【2次電池】種類
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リチウムイオン電池
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CO2排出量(ECモード)
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60g/km未満[目標値]
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EV距離(ECモード)
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約20km[目標値]
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充電時間
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約180分(100V)/約100分(200V)[目標値]
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プリウスのカタログ情報
- 現行モデル
- 令和5年1月(2023年1月)〜現在
- 新車時価格
- 275.0万円〜460.0万円
プリウスの在庫が現在561件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。