いいえ、このくらいの「ハッチバック」車が欲しかったんです

こういう「ハッチバック」車が欲しい人へ。いよいよ3代目となる新型「プリウス」がデビューします。ようやくです。現行型プリウスへ「気負いなく」気軽に乗れる時代が来たのです。むしろ、「これ、リユースですから」と、積極的に主張すら出来るのです。
'06年式 トヨタ プリウス S ツーリングセレクション「1,758,750円」 エクステリア画像

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'06年式 トヨタ プリウス S ツーリングセレクション「1,758,750円」

<世界市民のたしなみ「ハッチバック」という選択>

'06年式 トヨタ プリウス S ツーリングセレクション「1,758,750円」 フロントマスク

 もちろん、私がここで言いたいのは、リッター35キロ走る、きわめてエコロジカルなクルマだから、である点ではなく、このクルマの採用しているボディ形状「5ドアハッチバック」のことについてであります。町にはだいぶ増えましたね。

 で、本日のテーマ。まもなく正式にモデルチェンジする新型の「プリウス」。間違いなくベストセラーとなるでしょう。いえ、テーマはその前の現行型、2代目プリウスの話でした。

 思えば、20年くらい前は、ネコも杓子も高級セダン「ハイソカー」でした。そして10年ぐらい前は、ネコも杓子もミニバンでした。それが手のひらを返したように、今ではコンパクトなエコカーたちが日本の道路にあふれています。

 そんな中でハイブリッドカーを率先して選ぶ。それはおおむねいい傾向なのだと思います。いろいろと気にしている証でしょう。ただ同時に、これがスタンドプレーでなければいいなと思うのです。包括的に車のことを考えて、トータルでプリウスに優位性のあることをしっかり事前にもくろんで選んでいれば問題はないのです。ただ、だとすれば、これだけクルマ離れだと一方で叫ばれていて、そんなに優位性が実感できる人はいないのではないかとにらんでいます。
 2代目のプリウスが、一見目新しく、実はそれほどでもない、そして使い勝手のいい5ドアハッチバックのボディ形状を採用したのは、言うなれば日本人のクルマ選びがようやくオトナに近づいた、ということを暗に示しているのではないでしょうか。

'06年式 トヨタ プリウス S ツーリングセレクション「1,758,750円」 インパネ周り
新型プリウスのような妙なシフト周りの演出がない分、シンプルで開放的な2代目モデルのインパネ周り。むしろこっちのほうが「エコで清貧な気分」、つまり今の時代の空気っぽい、と言ったらあまりにもミーハー過ぎるでしょうか。
'06年式 トヨタ プリウス S ツーリングセレクション「1,758,750円」 リアシート
足元すっきり&広々。都内などで2代目プリウスのタクシー車が最近急激に増殖しているのも納得出来ます。しかし空力を追求するあまり、座高の高い貴方にとってルーフラインの急激なアールが少しばかり頭上を狭く感じさせるかもしれません。
'06年式 トヨタ プリウス S ツーリングセレクション「1,758,750円」 フロントシート
2代目プリウスはこの椅子が良い!この空間が良い! そう、間違いなくフロントシートが特等席です。派手さもないし、特になんでもないように見えるこのフロントシートですが、ゆとりがあって開放的で、居心地の良さが嬉しいんです。

ハッチバックというボディ形状について考える

'06年式 トヨタ プリウス S ツーリングセレクション「1,758,750円」 リアビュー

 ドイツ車の代表格「VW ゴルフ」がこの国でも市民権を得たのは、ハッチバックボディの使い勝手の良さが、古典的なセダンを上回る魅力で人々の心をつかんだからだといっていいでしょう。他方フランス車は、昔からボディ形状として(実際にはトランクは独立しているものであっても※)ルーフエンドがボディー後端まで達しているものが多いです。そのスペース効率の優位性を、フランス土着の合理主義が求めた結果なのでしょう。しかし、より合理的であるはずのステーションワゴンよりももっと個人的でありたい、華やかでありたい。それがこのタイプのボディ形状を一般化させた、フランスならではのセンスなのではないでしょうか。
[※形状としてはハッチバック的でありながら、シトロエンの大型セダンなどでは現在の「C6」のようにトランクスペースを独立させたり、ハッチゲートを採用した「XM」でもリヤウインドウをハッチゲートの内側にもう一枚設けることで防音性・防寒性を高め乗用車にふさわしい快適性を追求したものが多数見受けられます。そのあたりのハナシをし出すとまた長くなるので、詳しくはまたの機会に・・・]

リユース、これに勝るエコな選択はありません

'06年式 トヨタ プリウス S ツーリングセレクション「1,758,750円」 サイドビュー

 2代目プリウスをはじめてみたとき、ハッチバックボディでちょっとうれしかったものです。こんなクルマで遠くまでドライブして、帰りに路地もの野菜を満載で帰ってくるなんていいではありませんか。

 ETC休日1000円!よし、そっちがその気なら、とことんいけるところまでいってやるさ。このクルマならほんとに時間一杯、1000円でいけるんじゃないでしょうか。

そしてこの車を買ったら私は言うでしょう。
「使い勝手のいいハッチバック車にしたんだ。とても足も長いし・・・」

 飽きずに、どこへでも乗っていける、荷物も積み込める。飽きない紺色もうれしいこんなコンパクトなクルマなら、僕もちょっとほしいです。

だからこそ言いたいのです。
「プリウスを買えばいいというものではありません」

 クルマを選ぶのにエコエコ言っている人たちへ。クルマは「選ぶ」ことがゴールではなく、使ってみて結果どうかが重要なのです。

「そのクルマ、あなたにふさわしいですか?」

 その上で車を選ぶなら、安易にオーダーせず、中古車を買うべきです!! エコなクルマ選びとそうではないクルマ選びがあります。

「あなたにふさわしいものを中古で購入する。」
そう、リユース。つまり再利用。すなわち中古車。これに勝るエコクルマ選びはないのです!! そのクルマがプリウスなら言うことはないでしょう。

 ・・・こういう話、ついつい熱くもなります。だって大好きなクルマの話ですから! これこそが真の「車庫譚」なのですから!

トヨタ プリウス ラゲッジルーム(写真は今回紹介したモデルとは別の車です)

トヨタ プリウスの広々ラゲッジルーム[※写真は今回紹介したモデルとは別の車です]

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達人プロフィール: CORISM編集部
職業:自動車情報サイト「CORISM」編集部
今ネットで最も注目される(自称)新進気鋭の自動車メディアサイト『CORISM』編集部。07年より日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員にも任命されるなど、着々とメディアとしてのパワーを拡大しつつあるのは確かだ。