あなたの懐の深さを表現できる車たち
お屠蘇気分、もういいいでしょう。一年で一番寒い今の時期。世代によっては受験シーズン。大人は久しく受難シーズン(とほほ)。でも張り詰めたきりりと刺さる北風は人を凛とした気持ちにするものですね。今回は決して饒舌になることなく。しかし頼りになる、「間違いない感」の強い車たちを探してきました。派手な車。もう少し悪意をこめて言えば、虚飾に満ちた(実体の伴わない、実体を評価できない)車も散見されます。そんな中にあって、こんな車を見ていると、心が洗われるようではありませんか。言い換えればあなたの懐の深さを表現できる車たち。是非ご査収を…。
※下記5台は全て2月5日現在のガリバーネット割対象中古車在庫で、既に販売が終了している場合があることをご了承ください・・
トヨタ セルシオ Aタイプ (H10年式) 「58万0650円」
<恐れるな若人よ!>
渋いセルシオであります。どこで聞いたか屋根革マルチ。何はなくともパールホワイト!的なステレオタイプな選び方は高級車を買う場合において、あまり感心しない。それよりも虚飾を廃し、なるべく珍しく、希少な、深みと奥行きのある存在感を求めたい。恐れるな若人よ!セルシオにあってもっともシンプルなAタイプ。故障の懸念要素は相当省略されています。凛とした最良の道具を、饒舌にならず手中になじませたい。
日産 キューブ アクシス(H19年式) 「138万0750円」
<大人のチョイス、アクシスはいかが?>
ライダーではありません。アクシスは大人のチョイス。革シートもついているようですよ。コンパクトカーだけど広々。内外装もぐぐっと大人の装い。この一台でいい。キューブでこれが実現できるのおいしいではありませんか。この車で毎日の足にもいいでしょうが、二台目が…と探されている方にもいいですよ。新しいキューブ悪くはないですが、良し悪しではなくてリヤのランプ形状がクジラのクラウンぽいと思うのですが。
日産 ティアナ 250XV(H20年式) 「296万1000円」
<新時代のミディアムサルーン>
日本はどうしてアメリカを見るのか?そういう警鐘のようにも見えるのです。タッチは相当アメリカンだと思いますが。一番意識したのは中国の市場だとか。新しい時代のミディアムサルーン。Eクラスは物々しく、事々しく、次期モデルが発表になりました。しかし、「おもてなし」の是非、程度に関しては議論の余地はありましょうが、「Wのサンルーフでのんびりしたい」は、ぜひともこのクラスに求めたい要素であります。
スバル アウトバック(H18年式) 「159万8100円」
<この個性、スバル恐るべし!>
プアマンズとかいいません。なぜならこの車のほうが凌駕している点は多数あるのですから。腰高ながら低重心。高さも低からず高からず。乗りやすさと、ベースのレガシィよりもストロークの大きい足がもたらす乗り心地はこの車の懐の深さの現れです。言わずもがな、筆者の大好きなカラーリング。ドイツきっての高級車メーカーアウディのオールロードと向き合って互角、あるいは優勢であるこの車。そしてさりげなくも個性の塊。スバル恐るべし!な一台です。
マツダ AZ ワゴン FX-Sスペシャル(H18年式) 「78万0150円」
コアな選択こその満足感
足にどうぞ!!ワゴンRではありません。マツダAZワゴンでございます。距離も浅い、見た目もしゃんとしているワゴンR。うるさいことは言わずにこんな下駄な車、いいじゃないですか。ジャパニーズ、ブレッド&バターカーであります。ベースグレードにあらず。ちょっとの満足感がきっと違うことでしょう。モデルチェンジした今だからこそ、あえておススメの前モデル。しかもOEM先のコアな選択。これぞお得な中古車ゲッターの極意!
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職業:自動車情報サイト「CORISM」編集部
今ネットで最も注目される(自称)新進気鋭の自動車メディアサイト『CORISM』編集部。07年より日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員にも任命されるなど、着々とメディアとしてのパワーを拡大しつつあるのは確かだ。
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