5年落ち以上のEクラスやSクラスの買い替えは買い取り店が有利なケースも多い

ブランド力のある輸入車や国産プレミアムセダンは買い取り店がイイ!

価格が高めなBMWは5万km以上の走行でも買い取り店なら高値を維持

 これから3月末までは、ディーラーの決算期に入り、値引きが拡大するので、新車が最も売れる時期に入ってきます。皆さんの中にも、これから新車を買う! という人も多いのではないでしょうか。

 このコーナーでは新車購入時に少しでもトクをするためのノウハウを解説してきましたが、今回は下取りよりも、買い取り店に持って行ったほうが高く売れるケースが多いクルマ達を紹介します。

 買い取り店は、買い取ったクルマをすぐに中古車業者が参加するオークションに出品したり、独自の販売網で直販するネットワークがあるので、基本的には中古車で人気のあるクルマは、高く買い取ってくれるケースが多いのです。

 今、中古車で人気があるのは、ベンツやBMWといったブランド力のある輸入車や、セルシオやレクサスなどの国産プレミアムセダン、エルグランドやアルファードといった高級ミニバンが市場では需要が高いようです。

ベンツやBMWの新車買い替えなら、まずは買い取り店

古くなったベンツやBMWの下取りは渋いケースが多い

 今乗っているクルマが、ベンツやBMWで次に買うクルマもベンツやBMWといった場合は、とりあえず先に買い取り店に行って、クルマを査定してもらったほうがいいでしょう。輸入車の場合、高年式で走行距離の少ないクルマは自社の中古車販売部で認定中古車として販売しますが、新車から5年以上経過していたり、5万km以上走っていると、急に下取り額が安くなってしまう傾向があります。

 でも、中古車市場ではベンツのセダンやステーションワゴンは、7〜10年落ちで、8万kmぐらいの走行距離でも十分に需要があり、業者オークションでも高値で取り引きされている場合もあるのです。ですから、まずは相場を下調べする感覚で、最初に買い取り店に行って査定を受けてみましょう。

セルシオやレクサスから輸入車に乗り替える時も買い取り店が有利

輸入車を新車で買う時に輸入車ディーラーの国産高級車の高取りはできない

 同じようにセルシオやレクサスも、中古車市場では人気の高いクルマです。セルシオは3代目も流通量が増えてきていますが、レクサスは中古車がほとんど流通していないので、高値で買い取ってくれるケースが多いようです。

 特にこれらの国産高級車からベンツやBMWといった高級輸入車に乗り替える場合、輸入車ディーラーでは国産車の下取り車を高値で流通させるネットワークを持っていないことが多いので、買い取り店のほうが高くなることも多いようです。

 他にもエルグランドやアルファードといった高級ミニバンも中古車市場で人気が高く、シルビアやスープラ、MR2、S2000といったスポーツカーも、新車の販売台数が少ない割りに、中古車の人気も高いので、買い取り店のほうが有利に働く場合も多いようです。これらのクルマを手放す際には、最初に買い取り店に行ってみることをオススメします。