6年10ヶ月ぶりのフルモデルチェンジ
スズキは11月26日、軽乗用車「アルト ラパン」の2代目モデルを発表した。実に6年10ヶ月ぶりのフルモデルチェンジとなる。都内で報道陣向けに記者発表が行われたので、早速レポートしよう。
冒頭、スズキ株式会社の取締役専務役員 四輪技術本部長 中山 隆志 氏は、初代ラパンを「デビューから7年近く経った今でも支持され続けている人気の車」だと話す。特に、モノ選びにこだわりを持つ多くの女性ユーザーから愛されていることを挙げる。フランス語で「うさぎ」を表す「ラパン」という名の響きも、人気の一因かもしれない。新型「アルト ラパン」にも、9月に発表された新型「ワゴンR」向けに新開発された新プラットフォームを引き続き採用。居住性や乗り心地、静粛性や安全性能を高めたと胸を張る。
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初代ラパンに比べ足元スペースが大幅に拡がったリアシート(内装色:ブラウン)
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フロントシート(運転席)は全車でシートリフターを標準装備する。
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すっきりしたデザインが好ましい新型「アルト ラパン」のインパネ周り。
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全車に標準装備される「マルチインフォメーションディスプレイ」。エンジンスタート時のウェルカム表示には、ちゃんとラパンのロゴマークが写る。
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写真は十五夜の日の「月見バージョン」。なんと年に一度の激レア表示なのだ!このように季節や時間帯によってメッセージ表示もされるという。
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こちらはエンジンストップ時の表示。もちろん、メインの用途は燃費や航続可能距離、シフトインジゲーターなどの表示だが、こういう仕掛けも楽しいものだ。
「ラパン」らしさを継承
続いて登壇した開発責任者の第2カーライン 山下 正好 チーフエンジニアは、新型「アルト ラパン」の4つの特長について話した。
まずは「ラパンらしさを進化させたデザイン」。長きに渡り愛され続けた初代ラパンの「らしさ」を継承し、さらに洗練させた。続いて「大幅に向上させた燃費性能」。改良型エンジンやCVTの採用などにより、リッターあたり24.5km/Lの低燃費を実現させた。3番目は「居住性の良さにこだわったリラックスパッケージ」。ボディサイズ自体ほとんど変化はないが、ホイールベースを40mm延伸し室内空間を拡張した。ラストは「静かでスムーズな走り」。新プラットフォームの採用による走りの良さや静かさについてアピールした。
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低速トルクをアップさせたノンターボVVTエンジンは、高効率なCVTとの組み合わせで24.5km/Lの低燃費をマーク(FFモデル)。排出ガスの4ツ星認定と相まってグリーン税制の対象車となる。
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こちらはターボエンジン。最高出力64ps(47kW)/6000rpm、最大トルク9.7kg-m(95N・m)/3000rpmを発生させるいっぽう、10.15モード燃費は23.0km/Lの低燃費をマークする(FF・CVT車)。
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155/65R14タイヤとスポークデザインの14インチアルミホイールは「X」「T」グレードに装備。タイヤは転がり抵抗を抑えた専用のエコタイヤを採用し、燃費向上に寄与する。
記者発表では、当面の月販目標台数が4000台(「アルト」除く)であることが明らかにされた。ワゴンRの月18000台(!)に比べればはるかに少ないが、長く続く不況の中では4000台も厳しい数値のようにも映る。とはいえ、会場に展示されたカラフルな実車を見る限り、凝った内外装のデザインや質感の高さは多くのユーザーにアピールする仕上がりに思えた。それでいて1,047,900円から、という価格設定も訴求力がある。新型「アルト ラパン」も独自の支持層を集めるのではないだろうか。
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「雑貨屋さん感覚のかわいいグッズ」(スズキのリリースより)として、純正アクセサリーの数々も会場に展示されていた。
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こちらは携帯リモコンカバー。「ぼたん雪(白)」「リネン(ベージュ)」「水中花(ブルー)」「お月見(黒)」など、全部で8種類を用意する!
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そしてこれがLapinタンブラー。車中のみならず、これで家の中や職場でもラパンと一緒に過ごせるというワケだ。着せ替え台紙5枚付きで2100円。
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前ドアのドアハンドル。丸いところは、なんとフォトフレームになっているのだ!
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ラゲッジの床下には「ラゲッジアンダーボックス」が用意される。濡れモノも収納可能。
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レトロな雰囲気をかもし出すフロントやサイドに比べ、リア周りはちょっとモダンな印象も。
スズキ株式会社 鈴木 修 会長も新型「アルト ラパン」に太鼓判!
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アルトのカタログ情報
- 現行モデル
- 令和3年12月(2021年12月)〜現在
- 新車時価格
- 94.4万円〜161.3万円
アルトの在庫が現在52件あります
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