クライスラー グランドボイジャー インテリア
クライスラー グランドボイジャー インテリア

大柄なボディのおかげもあり、インテリアはとても広々した雰囲気。ウッドパネルなども採用し、高級感を演出している。

クライスラー グランドボイジャー フロントシート

パッケージングを煮詰め足元のスペースが拡大された。頭上の空間も余裕十分でとても快適な室内空間を実現している。

クライスラー グランドボイジャー セカンドシート

セカンドシートは独立したキャプテンシートということもあって、ゆとりの多さはかなりのもの。居住スペースの広さには文句のつけようがない。

クライスラー グランドボイジャー サードシート

サードシートは電動で収納可能。スペース的には十分なのだが、収納するためにシートがやや小さめなのが気になるところ。

クライスラー グランドボイジャー メーター

ホワイトの文字盤のメーターは、シンプルなデザインで視認性も良好。アメリカ車らしくスピードメーターにはマイル表示も併記されている。

クライスラー グランドボイジャー シフトレバー

6速ATは変速も滑らかで、重厚感のある加速が味わえる。マニュアルシフトも可能でそれなりに走りも楽しめる。

クライスラー グランドボイジャー ラゲッジ

クライスラー グランドボイジャー ラゲッジ

ラゲッジスペースの広さは文句なし。形状もよく使い勝手は抜群で、かなり大きなものでも余裕で積み込むことが可能だ。

クライスラー グランドボイジャー ラゲッジ

クライスラー グランドボイジャー ラゲッジ

サードシートは電動で収納可能で、ラゲッジの脇にスイッチが設置されている。また外向きに倒してベンチのように使用することもできる。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

室内空間は驚くほどの広さを確保した

 ボディサイズが大きいだけに、インテリアには十分な広さの空間が確保されている。今回のモデルではホイールベースが50mm延長され、その大半が室内空間にあてられたほか、パッケージングの進化もあって前席で44mm、後席では146mmもレッグスペースが拡大したという。室内に十分な広さが確保されるのも当然である。
 シート配置は2列目を独立式のキャプテンシートとした2-2-3の7人乗り。2列目のシートのゆったり感は相当なものだ。
 グランドボイジャーならではの装備としてストン&ゴゥシステムがある。これは2列目と3列目のシートを床下に収納するもので、完全にフラットで広々としたラゲッジスペースを作ることができる。最大では4500Lの容量のスペースになるというから、クルマの室内空間とは思えないくらいだ。
 2列目のシートは手動操作で収納するが、3列目のシートは電動(リミテッド)で床下に格納することができる。大きな力を要することなく、女性にでも楽にフラットなスペースを作れるのだ。ただ、2〜3列目のシートが床下に収納するためにやや小さめになっているのは残念なところである。

力強さを感じさせるインテリアデザイン

 インテリアデザインは特に豪華なものではないが、四角く大きなセンタークラスターが力強さを感じさせる。このあたりは外観デザインとの統一性が取れた部分だ。
 上級グレードのリミテッドにはHDDナビが標準となるほか、レバーシート、メモリー付きパワーシート、3列目電動床下格納シートなどの装備が用意される。大型のパワーガラスサンルーフはリミテッドだけにオプション設定されている。
 左側のドアミラーにCCDカメラを設け、左ドアの内側に設けた液晶パネルに死角となる部分を映し出すサイドビューカメラもクライスラー車に特徴的な装備だ。パワーリフトゲートなどとともに全車に標準で装備される。

新車見積もりはこちら


代表グレード
リミテッド
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
5145×2005×1755mm
車両重量[kg]
2090kg
総排気量[cc]
3782cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
193ps(142kw)/5200rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
31.1kg-m(305N・m)/4000rpm
ミッション
6速AT
10・15モード燃焼[km/l]
6.8km/l
定員[人]
7人
税込価格[万円]
546.0万円
発売日
2008/5/8
レポート
松下宏
写真
佐藤靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム