クライスラー グランドボイジャー エクステリア
クライスラー グランドボイジャー フロント

全長が5mを超えるということもあり、かなりの存在感を感じさせる。やや大味な部分もあるが、大胆で力強いデザインといえる。

クライスラー グランドボイジャー リヤ

張り出したフェンダーや各部のメッキパーツがアクセントとなり全体の雰囲気を引き締めている。外から見ただけで室内の広さを感じさせてくれる。

クライスラー グランドボイジャー フロントマスク

ヘッドランプまわりのデザインなど、いかにもクライスラーファミリーらしいデザインを採用。大きなフロントグリルは存在感たっぷりだ。

クライスラー グランドボイジャー リヤコンビランプ

きらきらと輝くリヤコンビランプは高級感十分。デザインの美しさだけでなく、視認性も良好だ。

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達人「松下 宏」が斬る!

クライスラー グランドボイジャー 評価

松下 宏

職業:自動車評論家
中古車の業界誌から自動車誌の編集者を経て、自動車評論家に。誰でも買える価格帯であり、小さくて軽く、そして燃費がよいということを信念として評論。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員としても、その信念は変わらない。そのため、大本命といわれている車種さえ外して...

ミニバンの元祖にふさわしい存在感を実現

 クライスラーのボイジャーは初代モデルが1980年代に登場し、ミニバンの元祖となったモデル。今では世界中でたくさんのミニバンが販売されているが、そのルーツとなったクルマがボイジャーだ。
 乗用車系のプラットホームを採用し、3列のシートは中央のウォークスルーを可能とするなど、ミニバンに必須の要素はボイジャーから始まったといっても良い。
 現在では標準ボディのボイジャーとロングホイールベースのグランドボイジャーとが設定されているが、日本へは大柄なボディを持つグランドボイジャーのみが輸入される。これは国産の上級ミニバンと明確な差別化を図るためだろう。

クライスラーらしいアイデンティティを感じさせるエクステリア

 ボディはいかにも大きい。全長が5mを超え、全幅は2mを超え、ホイールベースは3mを超えるのだから、半端ではない大きさである。そのためもあって外観デザインはやや大味なイメージを与える部分もあるが、ボディ全体からくる存在感は相当なものだ。
 フロントグリル回りのデザインはクライスラーらしいというか300Cを連想させるものがある。これは担当デザイナーが300Cと同じであることも影響するとともに、大胆さや力強さといったクライスラーとしてのアイデンティティーが表現された部分でもある。

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代表グレード
リミテッド
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
5145×2005×1755mm
車両重量[kg]
2090kg
総排気量[cc]
3782cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
193ps(142kw)/5200rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
31.1kg-m(305N・m)/4000rpm
ミッション
6速AT
10・15モード燃焼[km/l]
6.8km/l
定員[人]
7人
税込価格[万円]
546.0万円
発売日
2008/5/8
レポート
松下宏
写真
佐藤靖彦
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