BMW 120iカブリオレ エクステリア
BMW 120iカブリオレ フロント

あえてメタルトップとせずに、ソフトトップにこだわっているのが好印象。クーペにはないスタイリッシュさが最大の特徴だ。

BMW 120iカブリオレ リヤ

カブリオレらしさを感じさせてくれるリヤビュー。クーペにはない美しさが魅力だ。

BMW 120iカブリオレ フロントマスク

ヘッドライトやBMW伝統のキドニーグリルを始め、フロントまわりのデザインはクーペやハッチバックモデルと共通。

BMW 120iカブリオレ リヤコンビランプ

リヤコンビランプのデザインもBMWらしさを感じさせてくれる。質感も高く、高級な雰囲気も演出。

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達人「松下 宏」が斬る!

BMW 120iカブリオレ 評価

松下 宏

職業:自動車評論家
中古車の業界誌から自動車誌の編集者を経て、自動車評論家に。誰でも買える価格帯であり、小さくて軽く、そして燃費がよいということを信念として評論。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員としても、その信念は変わらない。そのため、大本命といわれている車種さえ外して...

待望のカブリオレが追加されラインナップが完成!

 2004年にデビューしたBMWの1シリーズは、年間8000台ベースの安定した販売を続けてきた。3シリーズの下に位置するBMWのエントリーモデルとして幅広い支持を得ることに成功したモデルだ。今年に入って135iクーペを追加した後、さらに今度は120iカブリオレを追加設定してきた。
 クーペをベースに作られた2ドア4シーターのカブリオレで、幌タイプのソフトトップを持つのが特徴。最近ではCCと称してクーペとカブリオレを両立させるオープンカーが増えているが、BMWはソフトトップの良さを生かすことを重視したクルマ作りとした。

あえてソフトトップにこだわったスタイリッシュなフォルム

 2ドアクーペのボディもそれなりにカッコ良さを感じさせる部分があったが、それ以上にスタイリッシュな印象を与えるのが今度のカブリオレ。飛びつくほどのカッコ良さではなかったクーペに比べればずっとカッコ良いクルマになった。特にフルオープンにして窓ガラスも下げた状態がカッコ良い。
 クーペには直列6気筒の3.0L直噴+パラレルツインターボが搭載されたのに対し、今度のカブリオレには直列4気筒2.0Lの自然吸気DOHCエンジンが搭載されている。プレミアム性の高いカブリオレにこそ6気筒のツインターボを搭載し、より軽いクーペにこそ4気筒2.0Lがマッチするのではないかとも思うが、いろいろと難しい面があるようだ。


代表グレード
120iカブリオレ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4370×1750×1410mm
車両重量[kg]
1530kg
総排気量[cc]
1995cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
156ps(115kw)/6400rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
20.4kg-m(200N・m)/3600rpm
ミッション
6速AT
10・15モード燃焼[km/l]
11.2km/l
定員[人]
4人
税込価格[万円]
434.0万円
レポート
松下宏
写真
佐藤靖彦
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