2004年にデビューしたBMWの1シリーズは、年間8000台ベースの安定した販売を続けてきた。3シリーズの下に位置するBMWのエントリーモデルとして幅広い支持を得ることに成功したモデルだ。今年に入って135iクーペを追加した後、さらに今度は120iカブリオレを追加設定してきた。
クーペをベースに作られた2ドア4シーターのカブリオレで、幌タイプのソフトトップを持つのが特徴。最近ではCCと称してクーペとカブリオレを両立させるオープンカーが増えているが、BMWはソフトトップの良さを生かすことを重視したクルマ作りとした。
2ドアクーペのボディもそれなりにカッコ良さを感じさせる部分があったが、それ以上にスタイリッシュな印象を与えるのが今度のカブリオレ。飛びつくほどのカッコ良さではなかったクーペに比べればずっとカッコ良いクルマになった。特にフルオープンにして窓ガラスも下げた状態がカッコ良い。
クーペには直列6気筒の3.0L直噴+パラレルツインターボが搭載されたのに対し、今度のカブリオレには直列4気筒2.0Lの自然吸気DOHCエンジンが搭載されている。プレミアム性の高いカブリオレにこそ6気筒のツインターボを搭載し、より軽いクーペにこそ4気筒2.0Lがマッチするのではないかとも思うが、いろいろと難しい面があるようだ。