日産 GT-R |
日産のスーパースポーツカー、GT-Rが復活した。
従来型はスカイラインクーペを母体にするスペシャルティカーだったが、
現行型は独自のプラットフォームを備えた別個の車種に発展している。
そのために車名から「スカイライン」の名称が取れて「GT-R」のみ。
ポルシェやフェラーリに匹敵するスーパーカーをめざした。
価格も777万円と高額だが、
そこに採用されている高度なメカニズムを考えれば、むしろ買い得だ。
欧州車にこれだけの機能と性能を持たせたら、
車両本体価格は1500万円クラスになると思われる。
知の巻:GT-Rが人気の理由
従来の国産スポーツカーの常識を覆す画期的なクルマ!!
リセールバリュー:
56%〜70%
<GT-R>で驚かされるのは走行性能だけではない。大量生産されるクルマでありながら、細かな性能検査を行った上で出荷する。量産であるがゆえに不可避的に生じる製品のバラツキを極力抑えるわけだ。かなりの手間をかけて造られるから、生産台数も限定される。1か月に1000台とされ、その内で日本に割り当てられる台数は200台だ。 |
ボディサイズは全長を4655mmに抑えたが、スーパースポーツカーとあって全幅は1895mmとワイド。全高は1370mmに抑えられている。
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比の巻:ライバル研究
扱いやすいサイズに大排気量のエンジンを搭載した<M3>
VS レクサス IS F
リセールバリュー:
60〜67%
ミドルサイズのレクサスISに、V型8気筒の5000ccエンジンを積んだスポーツモデルが<IS・F>だ。このエンジンは、レクサスLS600hのユニットからハイブリッドシステムを取り去ったもの。それでも最高出力は423馬力、最大トルクは51.5kg-mと強力だ。後輪駆動の2WDでもあり、<GT-R>ほどの性能ではないが、日本車では最大級の排気量とあって性能は抜群といえる。 |
VS BMW M3
リセールバリュー:
55〜64%
BMWの<M3>は、ミドルサイズに位置する3シリーズクーペをベースにした高性能モデル。エンジンはV型8気筒の4000ccで、最高出力は420馬力、最大トルクは40.8kg-mに達する。レクサス<IS・F>に比べると少し大人しい数値だが、ボディサイズを踏まえれば十分に高性能だ。そもそもレクサスIS・Fが投入された背景には、このM3があったと考えられる。扱いやすいミドルサイズのボディに大排気量のエンジンを搭載し、高性能なスポーツモデルに仕立てる手法は、古くから欧州メーカーが得意としていた。 |
選の巻:オススメ乗り換えプラン
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スーパーカーとして世界最高のコストパフォーマンスを誇るのが新型<GT-R>。0−100km/h加速3.6秒というのは新開発の3.8リッターV6ツインターボエンジンと4WDシステムの組み合わせにより実現されているが、777万円でこの性能が実現されているライバルはいない。また、安全性能・環境性能共に最新の技術が投入された、新世代のスーパーカーとして世界に誇れる一台です。先代のR34から大幅に価格はアップしたものの、性能的には納得の価格といって良い仕上がりです。スーパーカーというとフェラーリやポルシェなどが思い浮かばれますが、日本もこれだけのモデルをこの価格で作り出せるといういい見本となるでしょう。 |
極の巻:中古車購入には…
生産終了から5年が経過してもなお人気のモデル。
日産 スカイライン GT-R Vスペック2 Nur 2002年式
中古車相場:
(2007/11現在)
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新型の<GT-R>は車名から<スカイライン>の文字が消えました。最後の<スカイライン・GT-R>となったのがこのNur仕様で、2002年に全国限定1000台が発売されました。ニュルブルクリンク24時間耐久レースや国内のスーパー耐久レースなどに使われているN1仕様エンジンをベースとして、ピストンやコンロッドの重量バランス均一化を図り、エンジンの高回転域における爽快な回転フィーリングにより磨きをかけた、スペシャルなモデル。さらに、ゴールドに輝くシリンダーヘッドカバーを採用し、特別仕様のエンジンであることが一目でわかるなど、ファンにはたまらない一台といえます。やっぱりGT-Rはスカイラインでなければ・・・・という貴兄におススメのGT-Rですが、生産終了から5年たった今でも当時の新車価格以上の値が付けられた貴重な存在です。 |
GT-Rのカタログ情報
- 現行モデル
- 平成19年12月(2007年12月)〜現在
- 新車時価格
- 777.0万円〜3061.3万円
GT-Rの在庫が現在4件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。
鈴木詳一 所長