スバル インプレッサ WRX STI エクステリア
スバル インプレッサ WRX STI フロント

ボンネット上のエアスクープやフェンダーの張り出しなどがSTIの証。安定感と迫力のあるデザインが魅力だ。

スバル インプレッサ WRX STI リヤ

大型のルーフスポイラーなどを装備し、スペシャルなモデルであることを感じさせてくれる。4本出しのマフラーやディフューザーなども迫力満点。

スバル インプレッサ WRX STI フロントマスク

フロント回りのデザインは基本的にはベース車と共通。だが大型のエアダクトやメッシュタイプのフロントグリルなど、スポーティな雰囲気のものを装着する。

スバル インプレッサ WRX STI フェンダー

ワイドタイヤやトレッド幅を確保するため、ベース車より55mmも全幅を拡大。トップモデルにふさわしい迫力あるルックスを手に入れている。

スバル インプレッサ WRX STI マフラー

マフラーの出口は左右2本ずつ、計4本出しとなる。また空力性能を追求し、ディフューザーを装備している。

スバル インプレッサ WRX STI リヤコンビランプ

リヤコンビランプのデザインはベース車と共通。STIのエンブレムが誇らしげに装着されている。

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達人「松下 宏」が斬る!

スバル インプレッサ WRX STI 評価

松下 宏

職業:自動車評論家
中古車の業界誌から自動車誌の編集者を経て、自動車評論家に。誰でも買える価格帯であり、小さくて軽く、そして燃費がよいということを信念として評論。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員としても、その信念は変わらない。そのため、大本命といわれている車種さえ外して...

走る楽しさを追求したトップモデル

 2007年6月に発売されたインプレッサをベースに開発されたインプレッサ WRX STIが10月の東京モーターショー会場で発表された。今回のWRX STIは単なるインプレッサのバリエーションのひとつではない。標準系のインプレッサとは別に専任の責任者を設けて開発が進められたほどだ。
 かつてはインプレッサWRXをベースにSTIでチューニングを施したバージョンがWRXのSTIだったが、今や完全にスバル本体で開発されるモデルになった。このため発売時期こそ標準車のほうが先になったが、スバルとしてはWRX STIを優先して開発し、その良さを標準のインプレッサに展開したともいえる。
 いずれにしてもインプレッサ WRX STIの基本コンセプトはクルマを意のままに操ることの楽しさを徹底して追求することにある。これは最初のSTI以来、ずっと受け継がれてきたものだ。今回のモデルではそれが一段と高いレベルに引き上げられている。

迫力あるルックスを手に入れた!

 外観デザインは標準のインプレッサをベースにいろいろと手が加えられている。ボンネットフード上に大きく口を開けたエアインテークがまず目につくが、ほかにもワイドタイヤを収めるために大きく張り出した前後のフェンダーやリヤのルーフスポイラー、前後のエアロバンパーなどがインプレッサ WRX STIならではの仕様だ。
 ちなみにボンネットフードは今回のモデルではアルミからスチールに変更された。歩行者傷害を低減するボディを作る必要があり、それに対応しようとするとアルミではかえって不利になり、スチールに優位性があるためだという。

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代表グレード
WRX STI
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4415×1795×1475mm
車両重量[kg]
1480kg
総排気量[cc]
1994cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
308ps(227kw)/6400rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
43.0kg-m(422N・m)/4400rpm
ミッション
6速MT
10・15モード燃焼[km/l]
10.4km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
365.4万円
発売日
2007/10/24
レポート
松下宏
写真
高木博史
スタイル インテリア 走り&メカニズム