ホワイトの照明に照らし出された奥行き感のある空間は、幻想的で天井のスペースアートが一際目を引きます。
今回、新たに発表されたのが、「トゥアレグ」の弟分にあたるコンパクトSUVの「ティグアン」。コンパクトながら塊感のあるエクステリアは、存在感もバツグン。国内でも人気の出そうなモデルです。
もう一台は、コンセプトモデル「SPACE UP!」。反響によっては量産の可能性も大とのことです。とにかく車内が広大、そしてエンジンは初代ビートル同様RRレイアウト!是非、発売してほしい〜!
アウディブースは、ブラック&ホワイトで精悍な印象を受けます。最近のアウディ車の高いクオリティを物語るかのように、ブースもどことなく仕切りの高い雰囲気ですね。
新型車の展示も多く、見応え満点ですが、コンパクトで注目なのは、「メトロプロジェクト クワトロ 」。全長3910mm、全幅1750mmというコンパクトサイズは、アウディ独自開発のハイブリットカー。動力性能も0-100Km/h加速7.8秒と快足!発売の可能性が高い仕上がりといえます。それにしても、コンパクトでここまで“コワモテ”にしなくても・・・。
ミニブースは、遊び心一杯。ランダムに照明を変化させ、展示車に脚光を浴びせています。
中でも大注目なのが、ミニのワゴンモデルである「ミニ クラブマン」。クラシックミニの時代同様、観音開きのリアドアが泣かせます。また、レッド&ブラックにリアスポイラーで武装した「ミニ クーパーS JCW」も熱い走りが予感できる一台です。派手なのにガギっぽくならないところは、さすがデザイン性の高さを感じます。
高級車メーカーにも関わらず、仕切りの高さを感じさせず、気軽に立ち寄れる雰囲気のBMWブース。さすがにエンジン屋さんを前押ししており、各車搭載のエンジンを壁面に展示する懲り様。
中でも、エントリーモデルである1シリーズを美しいクーペスタイルに仕上げ、そこに3.0L直噴ツインターボを押し込み、306psをたたき出す「135iクーペ」は要チェック!です。
スマートブースは、展示スペースこそ、クルマ同様ミニマムですが、天井のオブジェがオシャレ。スマートグッズも展示されています。隣のメルセデスブースから目を転じると思わず、笑みがこぼれてしまうことでしょう。
スマートは新型の「フォーツー」&「フォーツーカブリオ」を展示。排気量は、3気筒、1Lまで拡大され、ゆとりのある走りを実現。エクステリアは先代を踏襲しつつも、プロジェクター式ヘッドライトを採用し、精悍さをプラスしています。
プジョーブースはシンプルながら、同社のスポーツマインドをアピールしています。ブース上部に設けられた大型モニターには、WRCやル・マンシリーズレースでの活躍ぶりをアピールするVTRを放映。音響にも拘ってますので、臨場感満点!
一際目を引くのは、話題のアノ車よりデザインはカッコイイ!!と絶叫してしまった「308RCZ」。コンセプトカーながら、明日にでも発売しそうな程、完成されています。また、「207SW」や「207CC」など前衛的なエクステリアをもつ207シリーズは、国内でもヒット作になりそうです。
シトロエンブースのイメージはズバリ赤。巨大なダブルシェブロンフラッグが、強烈なインパクトを与えます。
見所は、独創的な曲面を持つエクステリアと100キロの距離を走行するのに2.9Lの燃料しか必要としない、ディーゼルハイブリットカー「C-Cactus」。コンセプトカーですが、個性的なスタイリングは今後の市販車に反映される可能性は大です。また、広大なグラスエリアを持つ個性的なMPV「C4ピカソ」やWRC3連勝記念モデル「C4 by LOEB」も注目です。
ルノーブースは、すっきりとした印象で、新型車でも回転台に乗せるような演出はなく、気軽にクルマに触れ合えます。
中でも、10年以上モデルチェンジを行わなかった「トゥインゴ」は、先代にはなかった右ハンドルも生産され、日本でのコンパクトカー市場拡大を狙います。展示車両はスポーツモデルのGT。他にも、専用パーツを多く採用した「ルーテシアRS」や、多彩なシートアレンジが自慢のコンセプトカー「カングーコンパクトコンセプト」も見物です。
ボルボブースは明るく広大。日本初登場となる新型「V70」や「XC70」を前面に押し出してします。
コンパクトでは、VW「GOLF」などと直接的なライバルとなる「C30」を展示。多くのカスタムパーツが存在し、遊び心一杯の一台です。また、「C30」をベースにした、ハイブリットカー「リチャードコンセプト」は、各ホイールにモーターを内蔵。1.6Lエンジンと組み合わされますが、モーターだけでも約100キロの走行が可能な革新的な一台です。
まだ始まったばかりの東京モーターショー2007。少し偏った内容になってしまいましたが、現在はコンパクトカーブーム。個性的なユーロコンパクトを話題のアノ車に人が群がっている間に、じっくり見るのはいかがでしょうか?