室内はランエボの歴史の中で一番質感が高くなった。ブラックに統一されすっきりしたデザインのダッシュボードだが豪華な感じもする。インストルメントパネルは左のタコメーターと右のスピードメーターの間にはボードコンピュータの様々なインフォメーションが表示できるようになっている。
運転席と助手席はフルバケットのレカロシートが装着されている。スポーツドライビングに適したクッション厚でフィット感があり、横Gを受けたときのホールド性も高い。オプションでニットと本皮を組み合わせたレザーコンビネーションも選べる。左右のショルダーにはフルハーネスシートベルトのベルトを通す穴も用意されている。
リヤシートはランエボならもっと質素にしてもいいと思うが、通常のセダン並みの見栄えだ。競技車のベースになるRSを除き、3点式シートベルトとヘッドレストが3人分装備されているのはエライ。
ハンドルは皮巻きリムの3本スポークで径は365Φと扱いやすいサイズだ。中央のホーンボタン兼用のクラッシュパッドには大きなスリーダイヤモンドが輝く。
ギヤボックスがツインクラッチSSTはステアリングコラムに固定されたパドルシフトが装備される。左のパドルがシフトダウン、右がシフトアップとオフだ。このコラム固定のパドルシフトは個人的には好きではない。ワインディングロードやサーキットでハンドルを動かしながら操作しにくいからだ。