マツダ「ボンゴバン」GLスーパー 4WD

新長期排出ガス規制に適合

 マツダは、小型商用車の「ボンゴバン」「ボンゴトラック」「ボンゴブローニイバン」「タイタンダッシュ」を一部改良して発売した。
 車両本体価格は、掲載写真車種「ボンゴバン」GLスーパー 4WDで215.04万円。

環境性能の向上

 今回の改良では、排気浄化システムの改善などにより、「ボンゴバン」「ボンゴトラック」「ボンゴブローニイバン」「タイタンダッシュ」の全車を、「新長期排出ガス規制(平成17年排出ガス規制)」に適合させている。
 これらのうち、「ボンゴバン」「ボンゴトラック」については、積載量1トン以下の小型バン/トラッククラスで初の適合となり、従来の「自動車NOx・PM法」にも適合してる。
 さらに、ディーゼルエンジン車については、DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)容量の拡大やエンジン圧縮比の変更など、ガソリンエンジン車については触媒成分の改善などにより、排気浄化能力が向上した。また、燃費を改善し(MT車:15.4km/L→15.6km/L/AT車:14.0km/L→14.2km/L)、環境負荷の低減とともに経済性の向上を図っている。

装備の充実

 「ボンゴトラック」には、パワーウインドウ、パワードアロック、時間調整式ワイパー、助手席ドアルームランプスイッチを全車に標準装備するなど、要望の高い装備を新たに設定することにより、利便性を向上させた。
 一方、「ボンゴバン」「ボンゴブローニイバン」には、時間調整式ワイパー、後部荷室ロープフック等を全車に標準装備した。
 また、「タイタンダッシュ」は、時間調整式ワイパー、バックパネルトレイを全車に標準装備し、CDデッキを『カスタム』仕様に新たに設定した。
 さらに、助手席エアバッグをすべての車種において選択可能とすることにより(「ボンゴバン」GLスーパー以外、メーカーオプション設定)、安全性にも配慮している。