十分以上の広さを実現した室内空間
柔軟性と利便性を特徴とするキャリバーのインテリアは、居住空間そのものも十分な広さがある。アメリカではコンパクトなクルマでも、日本では大柄な3ナンバー車だから、前後の席とも十分な広さだ。クーペに風に見えるボディでも、後席のヘッドクリアランスは十分に確保されている。
非対称分割可倒式のリヤシートや助手席の背もたれを倒すと、大容量のラゲッジスペースが生まれるが、標準状態でもPTクルーザーの倍の500Lの容量を持ち、最大では1340Lの容量となる。
快適装備や安全装備も充実している
運転席に座ると大きめの3連メーターが目に入るほか、シンプルながら機能性を備えたセンタークラスターのデザインが新しさを感じさせる。アームレスト部分が前後にスライドするセンターコンソールは、ふたの部分に携帯電話のホルダーが設けられるなど、収納性や機能性は高いレベルにある。
快適装備はひと通りのものが標準で、HDDナビゲーションはオプション設定。リヤゲートに装着されたスピーカーは、ゲートを開けたときに外側に向けて吊り下げる形にすることができ、アウトドアで音楽を楽しむこともできる。安全装備はESPやトラクションコントロール、マルチステージフロントエアバッグ、サイドカーテンエアバッグなど、充実度の高さが注目されるところだ。