クライスラーEV(左)、ダッジEV(中央)、ジープEV(右)

量産に向けて加速!

 クライスラー社は、同社とENVIが量産を目指した新しい先進電気駆動技術パッケージをそれぞれクライスラー、ジープ、ダッジ向け3モデルに搭載して導入する計画を発表した。クライスラーでは、電気駆動モデルを1つ選択し、2010年に北米市場で、2010年以降には欧州市場で市販する予定という。また、2009年には、約100台のクライスラー電気自動車が政府、企業、公共事業、クライスラー開発向け車両として公道走行を開始する。
 また、電気駆動技術を前輪駆動車や後輪駆動車、ボディオンフレームの4WDプラットフォームにも拡大を予定している。

ダッジEV

ダッジEV エクステリア/走り

 ダッジ向けモデル『ダッジEV』は2人乗りの後輪駆動スポーツカーで排出ガスゼロを実現した。この電気駆動システムは、200kW(268hp)の電動モーター、リチウムイオンバッテリー、一体型パワーコントローラーの3つのコンポーネントで構成されている。最高出力200kWを発生し、最大トルクは、650N・m(480lb-ft)を発揮する。0〜60 mph(0〜100 km/h)加速は5秒未満、0〜1/4マイル加速は13秒、また最高速度は120mph(193 km/h)をマークする。
 いっぽう連続航続距離については150〜200マイル(240〜320km)を実現。充電に関しても家庭用の標準110V電源に8時間つなぐだけとシンプルだ。

ダッジEV エクステリア/リア
ダッジEV バッテリー
ダッジEV 電気駆動システム

ジープEV

ジープEV エクステリア/走り

 『ジープEV』は、ラングラーにレンジエクステンダー(航続距離延長装置)を搭載。最高出力200kW268 hp)を発生し、最大トルクは、400N・m(295lb-ft)。航続距離は、ガソリン約8ガロン(約30L)を使用して400マイル(640 km)を実現。そのうち40 マイル(65km)を燃料消費ゼロ、排出ガスゼロでフル電気走行することが可能となっている。

ジープEV エクステリア/リア
ジープEV エクステリア
ジープEV 電気駆動システム

クライスラーEV

 『クライスラーEV』は、タウン&カントリーにレンジエクステンダー(航続距離延長装置)を搭載。出力190kW(255hp SAE)、トルク350N・m(258lb-ft)のモーターが使用され、
0〜60mph(0〜100km/h)加速は約9秒となっている。また、バッテリーだけで40マイル(65km)走行することができ、ガソリン約8ガロン(約30L)を使用し、400マイル(640km)走行することが可能であるという。

クライスラーEV エクステリア/走り
クライスラーEV エクステリア/リア
クライスラーEV 電気駆動システム
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