大ヒットモデルの後を受けたキープコンセプトなデザイン
BMWがSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)ではなくSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)として1999年に発売したのが初代X5。従来のSUVとは違ってオンロードでの高いスポーツ性能を持つモデルで、いかにもBMWらしい運転の楽しさが味わえるクルマに仕上げられ、アメリカを始めとして世界中で大ヒットした。日本でも2001年の発売以来、好調な売れ行きを記録した。
初代モデルが大ヒットしただけに、今回登場した2代目モデルは完全にキープコンセプトのモデルとして作られている。ボディがひと回りもふた回りも大きくなったものの、外観デザインは見るからにX5という感じで、パッと見ただけでは新旧モデルの見分けがつきにくいくらい。
彫りの深いデザインで洗練されたイメージになった!
新しいX5は良く見るとさまざまな部分が変わっていて、それなりに新しいモデルであることが分かる。BMWらしさをしっかり受け継ぎながら、全体にボディのプレスラインなどが強調され、彫りの深いデザインとされたのが特徴。ヘッドライトの位置やテールランプの配置など、細かな部分では微妙に異なって新しいデザインになっている。
ボディは全幅が65mmも拡大されて1935mmにも達した。アメリカで売れている高級SUVの中ではそれほど大きなサイズではないが、日本で使おうと思うとかなり大きなクルマになる。