BMW X5 エクステリア
BMW X5 フロント

ボディサイズは大きく拡大されたものの、デザインはキープコンセプト。ひと目では違いがわかりにくいが彫りの深いデザインとなっている。

BMW X5 フロントマスク

BMW伝統のキドニーグリルをはじめ、BMWらしいフロントまわり。先代同様、SUVらしい力強さも健在だ。

BMW X5 リヤ

従来のイメージを残しつつ、洗練されたイメージのリヤコンビランプが印象的なリヤビュー。

BMW X5 3.0si マフラー

BMW X5 4.8i マフラー

マフラーは左右2本出しのスポーティなタイプが装着される。V8モデルの4.8iは出口部分が楕円形となる。

BMW X5 エンブレム

BMW X5 4.8i エンブレム

上級モデルの4.8iは、フロントドア部分に排気量を表わすエンブレムが追加されている。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

大ヒットモデルの後を受けたキープコンセプトなデザイン

 BMWがSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)ではなくSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)として1999年に発売したのが初代X5。従来のSUVとは違ってオンロードでの高いスポーツ性能を持つモデルで、いかにもBMWらしい運転の楽しさが味わえるクルマに仕上げられ、アメリカを始めとして世界中で大ヒットした。日本でも2001年の発売以来、好調な売れ行きを記録した。
 初代モデルが大ヒットしただけに、今回登場した2代目モデルは完全にキープコンセプトのモデルとして作られている。ボディがひと回りもふた回りも大きくなったものの、外観デザインは見るからにX5という感じで、パッと見ただけでは新旧モデルの見分けがつきにくいくらい。

彫りの深いデザインで洗練されたイメージになった!

 新しいX5は良く見るとさまざまな部分が変わっていて、それなりに新しいモデルであることが分かる。BMWらしさをしっかり受け継ぎながら、全体にボディのプレスラインなどが強調され、彫りの深いデザインとされたのが特徴。ヘッドライトの位置やテールランプの配置など、細かな部分では微妙に異なって新しいデザインになっている。
 ボディは全幅が65mmも拡大されて1935mmにも達した。アメリカで売れている高級SUVの中ではそれほど大きなサイズではないが、日本で使おうと思うとかなり大きなクルマになる。

代表グレード
3.0si(5人乗り)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4860×1935×1765mm
車両重量[kg]
2100kg
総排気量[cc]
2996cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
272ps(200kw)/6650rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
32.1kg-m(315N・m)/2750rpm
ミッション
6速AT
10・15モード燃焼[km/l]
8.0km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
753.0万円
発売日
2007/6/21
レポート
松下宏
写真
高木博史
スタイル インテリア 走り&メカニズム