注目モデルのリセールバリューチェック
3年後の“リセールバリュー”を考えて、手放すときに価値が高いクルマを選べば、トータルの購入予算はグンと少なくなる。さらに人気のクルマやワンランク上のクルマも選択肢に入れられるってわけ。“リセールバリュー”を把握してトクするカーライフを送ろう。
今回のクルマ:スバル 新型インプレッサ

スバル 新型インプレッサの魅力とは?

■本文&コメント/鈴木詳一(ガリバー自動車流通研究所)

 スバルからインプレッサが7年ぶりにフルモデルチェンジ。3代目となる新型は、先代までのセダンとスポーツワゴンの2種類のボディタイプから、5ドアハッチバックへと変更されるなど、今まで以上に大きな変更が行われた。

 日本では90年代に1.5リッタークラスのハッチバック車が人気を集めたが、2000年代はトヨタ・ヴィッツやホンダ・フィットなどの1.3リッタークラスが主流。日産・ティーダやトヨタ・オーリス/ブレイドなどの1.5リッターオーバークラスは好調とはいえ、1.3リッタークラスと比較すると限定的な人気にとどまっている。そこへ1.5リッターと2.0リッター/2.0リッターターボの3種類のエンジンを搭載した新型インプレッサが参入し、ミドルサイズ・ハッチバック車の売上げ戦争は更に厳しさを増しそうだ。

 今回ハッチバックというスタイルを採用したのも、スバルの世界的戦略があるためだ。北米などではハッチバック車の人気が非常に高いという。ホンダ・シビックなど、日本ではセダンのみのラインアップになっているが、北米や欧州ではハッチバックスタイルのラインアップをそろえる(日本でも導入すればよいと思うのだが・・・)。

 そして、インプレッサで気になるのがなんといっても「WRX」の存在だ。発表会では秋には「高性能モデル」の登場が伝えられたが、ファンは非常に待ち遠しいだろう。

 日本での発売は今のところハッチバックのみ。セダンタイプの画像も公開されているが、WRXがセダンをベースにするのかハッチバックをベースにするのかは未だ発表はない。いずれにしても、大幅に変更が加えられているため、走りは見た目以上に変更されているかもしれない。秋が待ち遠しい。

今回のクルマ
Specifications
グレード
S-GT スポーツパッケージ
ボディサイズ
4415x1740x1475mm
エンジン型式
EJ20型
総排気量
1994cc
最高出力
250ps(184kW)/6000rpm
最大トルク
34.0kg-m(333N・m)/2400rpm
10・15モード燃焼
13.0km/l
定員
5人
発売日
2007年6月6日
車両本体価格
\2,593,500

関連記事はこちら


リセールバリュー診断

 WRXの登場が待ち遠しい新型インプレッサのリセールバリューは、最大61%のBランク。250馬力を発生するスポーティモデルは用意されているが、インプレッサファンはこれでは納得しないだろう。秋に登場するWRXがリセールバリューでは大本命で、今回登場したものよりも高くなることが予想される。

 とはいえ、今回のモデルは荷室の狭い先代よりも全体に広くなったハッチバックモデルである。トータルの使い勝手は変わらないかもしれないが、コンセプト的にはユーザーも納得できる内容へと変更され、先代の人気を上回る可能性がある。250馬力のターボモデルは少し物足りないかもしれないが、一般道を走るにはノンターボでもよいことを考えると、それだけでも魅力的といえる。新たなユーザーがインプレッサを購入することも考えられる。

 結果的には平均より高めのリセールバリューにとどまったが、WRX抜きでの結果なのでライバルと比較した場合、かなりの有力候補となるだろう。

車両本体価格
\2,593,500
登録など諸費用
\300,000
値引き
\120,000
3年後の購入予算を差し引いた購入に必要な予算
リセールバリュー: ランク:
52%〜61% B
約 \ 1,300,000

購入が決まったら、まずは愛車を無料査定

さぁ、"リセールバリュー"から新車の購入予算を把握出来たし、次はディーラーで「試乗」&「見積もり取得」だ!・・・っとその前にちょっと待って!ディーラーとの値引き交渉にも備えて、まずは愛車の価値を把握しておこう!あなたの愛車は今いくら!?

車種・年式・走行距離 のご入力で概算価格をお教えするガリバーのオンライン無料査定。

オンライン無料査定を申し込む