ブリヂストンタイヤでは初めてのポールポジションからスタート

 2007年 F1世界選手権 モナコGPでは、マクラーレン・メルセデスのフェルナンド・アロンソがポテンザタイヤで今シーズン2回目の勝利をあげた。

 ブリヂストンタイヤでは初めてとなるポールポジションからスタートしたアロンソは、途中、レースの最速ラップタイムを記録しながら通算17回目の優勝を果たした。レース後半では、チームメイトのハミルトンがアロンソを激しくプッシュするシーンもあったが、最終的にハミルトンはアロンソに4秒遅れて2位でフィニッシュした。

 3位は、マクラーレンの2台に1分以上引き離されてフィニッシュしたフェラーリのフィリペ・マッサ、4位はルノーのジャンカルロ・フィジケラ、5位はBMWザウバーのロバート・クビサ、6位は同じくニック・ハイドフェルド、7位はアレックス・ブルツ(ウィリアムズ・トヨタ)、そしてフェラーリのキミ・ライコネンが8位でポイント獲得した。アロンソの今回の勝利は、マクラーレンにとって150回目の優勝だったという。

 上位5台が1ストップおよび2ストップ戦略を選択しているのは、ブリヂストンのソフト/スーパーソフトの優れた耐久性の証明でもあるという。また、今回のレースでは、これまでのレースよりもバラエティーに富んだタイヤ戦略が使われていたとのこと。

 ドライバーズ・チャンピオンシップは、アロンソとハミルトンがそれぞれ38ポイントでタイ。3位はマッサで33ポイントとなっている。コンストラクターズ・チャンピオンシップは、1位がマクラーレン・メルセデスで76ポイント、2位がフェラーリで56ポイント、3位がBMWザウバーで30ポイントとなっている。

 次戦、カナダGPは、6月10日にモントリオールで開催される。