ミニ クーパーS インテリア
ミニ クーパーS インテリア

大型の丸いセンターメーターをはじめ、いかにもミニらしい雰囲気のインテリア。クラシカルなイメージを保ちつつ使い勝手も抜群だ。

ミニ クーパーS センタークラスター

シフトレバーは操作しやすく、気持ちのいい走りを楽しめる。エアコンなどの操作系もわかりやすく配置されている。

ミニ クーパーS フロントシート

タイト感があるがフロントシートまわりのスペースは十分だ。

ミニ クーパーS リヤシート

リヤシートのスペースはまずまず確保されている。

ミニ クーパーS ラゲッジ

ミニ クーパーS ラゲッジ

ラゲッジスペースは使いやすい形状。リヤシートを倒せば大きな空間が現れる。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

従来のイメージを受け継ぎつつ新機能を追加!

 一見したところ、従来からのミニであり、それが安心感を生んでいるのは確か。ただしフェイスリフト的なフルモデルチェンジでは世界的に浸透しているプレミアムネームであるミニの名にふさわしくない。実際に99%ものパーツを新しくしているだけに、乗り込んでみてもその進化には驚かされる。
 全体的にイメージは正直、先代と同じ。センターにデンと構える大型のスピードメーターなどは、新型でも採用されている。ただし、仔細に見ていくと、センターメーターはオーディオ表示機能を入れ込み高機能化されたことなどにより、さらに大型化。デンと構えた感じがじつにユーモラスで、初代からのミニらしさをさらに強調する。ちなみにタコメーターは別体で、ステアリングの前方に設置されている。

自分だけのオリジナルミニを作れる!

 そのほか、スイッチ類はひとつひとつが整然と配置されているものの、どれもがしっかりとデザインされていてクールなまとめ方。その結果、コクピット感をうまく演出しているのは、アナログ的なエッセンスもうまく取り入れた感じで好印象だ。肝心の操作性についてはスイッチ自体は最初は少々、操作に手間取るかもしれないが、スイッチ自体は大型化されているので、逆に慣れてしまえばサッと手を伸ばすだけで自然に操作できるだろう。
 装備的には本国ではオプション扱いのものを標準装備化しているものも多く、不満は感じない。またオプションを組み合わせてオリジナルミニを作ることも可能で、そのパターンたるや10万通りにもなる。ミニの新しい楽しみ方だ。

代表グレード
クーパーS
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3770×1685×1430mm
車両重量[kg]
1210kg
総排気量[cc]
1598cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
175ps(128kw)/5500rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
24.5kg・m(240N・m)/1600-5000rpm
ミッション
6速MT
10・15モード燃焼[km/l]
14.4km/l
定員[人]
4人
税込価格[万円]
295.0万円
発売日
2007/2/9
レポート
近藤暁史
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム