ルーキーからチャンピオン候補まで個性豊かメンバーが揃う

 いよいよ2007年シーズンの開幕だ! ちなみに今年はアキの他、弟子の新美と私のWebサイトの番頭役である宮本君3人揃って『Teppeiスポーツ』というチームから出場します。若手や新人ドライバーをドンドン育てようという営利を全く追求しないチームである。

 皆さんボランティアで、総監督の上杉さんを筆頭に誰も利益を得ようと考えていないから面白い。スポンサーも無し。おそらくこういったチーム、日本じゃ初めてかと。そうそう。チーフメカニックは、昨年の最終戦で大暴れした山梨の小沢さんです。

 開幕戦はボランティアのメカニックも数名駆けつけ、おおよそ25人程度という大所帯になった。日本勢3台と、シリーズチャンピオンを狙わせるナラサック選手というタイ人ドライバーを加え4台も走らせるのだから当然か。今シーズンのタイ選手権は、いつになく盛り上がりそうな感じ。主催者のウドンサックさんも大喜びだろう。
 

07年シーズン開幕、今年は万全の体制で挑む!

             1度でいいからこんな体制でラリーをやってみたい!

 実際、発表されたN4クラス(2リッターターボ4WD)のエントリーリストを見ると、昨シーズンは毎戦3〜4台だったけれど、今回8台! 最終的に1台キャンセルとなったから7台だったが、十分賑やか。

 アキは昨年シリーズ2位なので当然ゼッケン2。意外なことにラリーデビューの宮本君が『5』。新美なぜか『8』。新美少しばかり機嫌悪し! というのもゼッケンって実績で決まるから。少なくともコ・ドラとして昨シーズン2位になっている新美の方が上だと思ったのに。

ラリーを前にダイヤの原石にも遭遇

 準備万端整え、木曜日にラリーのベースとなるパタヤビーチ入り。金曜日はパタヤサーキットのグラベルコースでシェイクダウン走行。土曜日からいよいよレッキが始まる!

 私は次戦からアキのコ・ドラをする新人のコーチ。今回のラリーで使うコースと全く違う場所でペースノート作りの練習を行う。ところが、である! 19歳という若いコ・ドラ候補、めちゃめちゃ覚え早い!

 一応の決まりを教え、本格的なペースノート作って読ませてみると、SS4つ分くらい終わった時点で十分実戦デビュー出来る感じに仕上がってしまった。コーナーに合わせ、キッチリ読むのだから驚く!

 ペースノートの内容だって私がラリージャパンを中位で走った時と同じくらい濃い。ジャンプしながら右に曲がったり出来るような表記まで入れてみた。もちろん実戦では様々なトラブルも起きるので経験を必要とするけれど、次戦のデビュー、太鼓判を推す!

 夜は19時15分からパタヤビーチのド真ん中でセレモニアルスタート。ウドンサックさん、派手な場所でのスタートが好きらしい。

07年シーズン開幕、今年は万全の体制で挑む!

          日本人メンバー、ナラサック選手とも大歓迎していただきました

 加えてパタヤのお偉いサン達もラリーを支持しているのだという。ウドンサックさんに紹介され、恐縮しました。さぁ明日はラリー本番であります!