Sクラスのような高額車は値下がりが早いので短期決戦が効果的だ

クルマを売る時も駆け引きでトクする!

ポルシェ911(964)のような古いクルマは短期決戦は効果が薄い

 もうすぐ3月デス!3月は新車ディーラーの決算期で、最も新車の値引き額が大きくなり、新車が売れる時期として有名です。今や新車は値引きがあるのが当たり前、ということが定着してきているので、皆さんも新車を買う際に値引き交渉の経験があるという人が多いでしょう。

 でも、あまり知られていないかもしれませんが、買い取り店などにクルマを売る場合も、交渉次第で少しは買い取り額をアップさせることができるのです。もちろん、新車を買う時のように違う系列の買い取り店を何軒か回って、(ガリバーはオンラインで繋がっているので、ガリバー同士の競合はムダです!)最も高いお店に売るのが基本ですが、それ以外に買取額アップに効果があるのが、短期決戦です。

すぐに手放せば買い取り額アップの可能性も大きい!

 短期決戦というのは、査定してもらった後、すぐにクルマを買い取り店に渡してしまう方法です。買い取り店は、クルマの査定額を現在の相場を基準に決めていますが、ほとんどの人がクルマを渡してくれるのが1〜2週間先になってしまうので、その間に値下がってしまうリスクも含めて査定額を決めているのです。

 したがって、「今なら300万円だけど、2週間後になるとしたら290万円が限界」みたいな感じで、査定額が算出されていることも多いのです。特に高額車の場合は、1ヵ月で30万円以上違うということもザラにあるので、ウカウカしていられません。

 クルマは株のように、上がったり下がったりするものではなく、基本的には日に日に価値は下がっていくので、売ると決めたら少しでも早く手放すほうが無難なのです。

1週間早く手放すだけで数万円高く売れることもアル!

 その流れを利用したのが、短期決戦です。例えば、買い取り店から300万円の査定額が出たとします。そこで「明日には書類を揃えてクルマを渡すから、もう少し高くなりませんか?」とお願いしてみましょう。

 買い取り店側も、明日クルマが手に入れば、現在の相場でクルマを売却できるので、売却価格の見通しが付きやすく、他に売られることも防げるので、頑張ってくれるはずです。

中には「明日渡してしまうと、まだクルマを使うから困る」という人もいるでしょう。でも、ガリバーなら一定の期間、代車を無料で貸してくれるので、それを使うという手もあります。

 時期やクルマによっても違ってくるので、一概に成功するとは言い切れませんが、クルマを売る時には、最後に渡すタイミングを早めることで、査定額アップを狙える可能性があるのです。